部下との関わり方に悩んでいる上司の貴方へ!職場を大きく良い方向へ変えるコミュニケーション方法【承認】
「貴方は宇宙人だ!!!」

<部下との関わり方が分からない>
いかがでしょうか?
「は???」
でしょうか。
恐らく貴方は
「部下との関わり方が分からない」
と言うことでこの記事に辿りついたと思います。
それなのにいきなり
「貴方は宇宙人だ!」
と言われて
「何のこっちゃ!?記事間違えた?」
という状態だと思いますが、ご安心下さい。
キチンとそのご要望にお応えするために私もこの記事を書いていますので、是非読み進めて下さい。
<考えは相手に伝わる>
「最近の人達が分からない」
と言っている人達の多くはこのように考えガチです。
「最近の若い人との会話は宇宙人と会話しているようで、全然理解できない。」
貴方は最初に
「貴方は宇宙人だ!」
と言われた時良い気分でしたか?
心で思っていることは案外相手に伝わります。
若い人達も今の貴方と同じで
「は?宇宙人って何だよ」
のように感じ取っているのかもしれません!
あと、ここまでは貴方目線で考えてきましたが、もしかしたら若い人の方からは貴方自身が
「あの人は宇宙人だ!全然話がかみ合わない」
と思われているかもしれませんよね?
そのため、若い人とのコミュニケーションに関して、まずはこのような貴方自身の無意識に持っている認識と向き合うところから始める必要があります。
では、前置きはこのくらいにして、本題に入って行きます!
部下とのコミュニケーションに悩む上司

一介の介護士である私も、それなりの経歴を積んで人前で話をさせていただく機会があります。
そして最後に集計するアンケートで、今後やって欲しい勉強会の内容を書いてもらっています。
すると必ず
「職員間のコミュニケーション方法」
「職員のやる気向上に関すること」
「最近の人達とのコミュニケーションの取り方がわからない」
のようなことが書かれています。
今回はこれら、
《職場で部下や後輩との関わり方に悩んでいる貴方》
に向けて、全ての基礎土台となる
《承認》
と言うコミュニケ―ションについてお話をします。
なお、今回の承認に関する捉え方、考え方については、
「世界一承認と言う言葉を発している!」
と自称されている鴨頭嘉人さんの考え方を説明する形の内容になります。
承認はコミュニケーションの土台である

<土台がないと何も始まらない>
コミュニケーションの土台となる承認という方法。
土台なので、言い換えると万能なわけです。
逆を返すと、万能な土台となる承認がキチンと出来ていないと、何も始まらないと言うことでもあります。
私が知る限り、部下や後輩との関わり方に悩み
「最近の人達との関わり方が分からない」
と悩んでいる人達は、この承認がキチンと出来ていません。
つまり、土台が何も出来ていないので、上手くコミュニケーションが取れていないんですね。
言っていることはとてもシンプルですよね?
「貴方は部下とのコミュニケーションの土台が出来ていないから、承認と言う土台を築きましょう。」
と言っているだけですので。
あとは
「承認と言う土台をどのように構築すれば良いのか?」
と言うだけです。
それも別記事ですがキチンと紹介していますので、最後までお付き合いください。
<負のループから抜け出す>

《承認の土台を築く》
今の貴方に必要なことはこれだけです。
しかし、今まで意識したことがないとちょっと難しく感じて嫌煙しがちになると思います。
すると、貴方はきっとこのようなことをネットで検索し始めると思います。
実際に今までも検索した経験があるかもしれません。
《部下に好かれる上司》
どうでしょうか?
それらに書かれている事って概ねこんな感じですよね?
「部下は清潔感がある上司に好感を持つ」
「部下は仕事が出来る上司に好感を持つ」
「部下は、失敗の責任を負ってくれる上司を頼りにする」
等々。
全部小手先の薄っぺらいモノだと思いませんか?
コミュニケーションと言うよりも、見てくれの話ですし。
でも、それらの情報を見て
「よし、私は仕事は完璧だ!部下の失敗も受け持っている!」
「あとは清潔感だけ改善すれば部下は言うことを聞いてくれるようになる!」
なんて思っていませんか?
もう一度言います。
それらは全部薄っぺらい表面の対策です。
コミュニケーションの土台となり得るものではありません。
だから、
《部下に好かれる上司》
で何十回も調べて、似たような記事を何度も読み返したところで今の貴方は
「最近の人達との関わり方がわからない」
から抜け出せないでいるんですね。
今日から承認を身に付けて、その負のループから抜け出しましょう。
承認とは何か?

<承認とは、日常の中で見て、認める事>
日頃・日常からその人のことを見て、認める事です。
福祉関係者には《受容》と言った方が分かりやすいですね。
ただそれだけです。
たったのそれだけですが、それが出来ない人が多く、やってみるとかなり難しい。
特に年配者、ベテランと呼ばれるようになった人ほど精神的な抵抗感があるようで、出来ていません。
もう一度言いますが、
「最近の人達との関わり方が分からない」
と悩んでいる貴方はこの承認と言う行動が出来ていません。
<承認は褒めることではない>
現時点で承認が出来ていない人に
「今から承認をするようにして下さい。土台を作って下さい」
と言うと、ほとんどの人がこのような行動を取るようになります。
それは
《褒めまくる》
と言う行動です。
部下や後輩をとにかく褒めまくるようになります。
「承認することが大事だから、悪い部分には目を瞑って、ひたすら褒めないと!」
となるんですね。
もちろん、人の良い部分を見ようとする意識は重要です。
しかし、褒める行為は承認とは言いません。
急に褒め出す行為は、媚び売りとか歩み寄りと表現した方がシックリきます。
承認はそうではないんです。
少し分かり難いので、承認と褒めの関係性を詳しく見て行きましょう。
承認と褒めの違い

承認は、日常で相手を見て、認める事。受け入れる事。
褒めは、特別な時に相手の良い部分を評価する事。
<承認とは>

つまり、承認は日常の中で常に行うことです。
そして日常の中で見えた部分を認めること。受け入れることです。
承認とは、ありのままを受け止める、福祉用語で言うなら受容することなんです。
良い部分も、悪い部分も一度受け入れるのが承認です。
<褒めとは>

褒めるのは、相手が成果を出したとか、良い事をした特別な時に行うことです。
そしてそれを評価すること。
評価なので、優劣も付きます。
評価なのでありのままを受け入れるのではありません。
褒める貴方と、受け取り手の価値観に左右されるモノです。
更に、一般的には目上の者が目下の者に対して行う行為です。
<承認と褒めの関係性>
鴨頭さんがいつも使用している図を私も活用します。
承認と褒めの関係性はイメージとしてはこんな感じです。

承認と言う土台があり、その上に褒めるとか、叱ると言う特別な時に行う行為が乗っている感じです。
このことからも分かるように、叱ることも必要な行為です。
叱ってはいけないのではありません。
承認と言う土台がないのに叱るから部下や後輩は貴方の話を聞かないんです。
その心理状況をケースごとに説明します!
土台の承認がある状態と、ない状態とで、一体相手の心の中では何が起きているのか?
承認の土台がキチンとある場合
まずは、日頃から部下・後輩をキチンと見て、承認している場合に、褒めたり叱ったりしたとき、相手の受け取り方を見ていきます。
図でイメージするとこんな状態です。

<褒められた場合>

イメージして下さい。
貴方が仕事で何かやり遂げたとします。
そこで、普段から貴方のことを気に掛けてくれて、貴方の可能性を常に信じてくれている信頼している上司・先輩から
「良くやった。お前ならやれると信じていたよ。おめでとう」
と言われたら貴方はどう思いますか?
褒められて嬉しくて、素直に
「ありがとうございます。○○さんのお陰です」
と思えませんか?
<叱られた場合>
またイメージして下さい。
今度は貴方が仕事で大きな失敗をしてしまいました。
そこで、普段から貴方のことを気に掛けてくれて、貴方の可能性を常に信じてくれている信頼している先輩から
「なにやってんだ!お前らしくない!何があったんだ!」
と言われたらどうでしょうか?
「自分の可能性を信じてくれている先輩の期待を裏切ってしまった」
のように反省しませんか?
承認の土台がない場合

今度は承認の土台がない場合に褒められたり、叱られたりした場合を見ていきます。
現時点で貴方と部下・後輩の間には承認の土台がないわけですから、今から話をするのは貴方のことです。
今の貴方が下手に褒めたり、下手に叱ると今から説明する状態になり得ると言うことです。
図にするとイメージとしてはこんな感じです。
土台となる承認が小さすぎて、褒められても、叱られても受け取れない状態と言う感じですね。

<褒められた場合>

イメージして下さい。
貴方が仕事で何かやり遂げたとします。
そこで、いつも貴方のことを見てもいない上司が
「よくやった!お前ならやれると信じていたよ!おめでとう」
と言ってきたらどうですか?
「いつも現場に来ないし、私のことなんて知らん顔してるくせに、成果を出した時だけふざけんじゃねぇ!」
となりませんか?
<叱られた場合>
もうイメージしなくても想像つくかもしれませんが、またイメージして下さい。
貴方が仕事で大きな失敗をしてしまいました。
そこで、いつも貴方のことを見ていない上司が
「なにやってんだ!お前らしくない!何があったんだ!」
と言ってきたらどうでしょうか?
「うっせぇなこの野郎!いつも人の話を聞かねぇで、現場のことを何も知らねぇくせに」
となりませんか?
もう一度言いますが、承認の土台が小さい状態の、今の貴方の言葉はこっち側で受け取られています。
だから今の貴方は褒めるとか、叱るとかそういう段階にすらないわけですね。
今の貴方が早急にやるべきは、承認です。
人が他人を好きになる条件

<自分のことを知ろうとしてくれている>
出ました!
《人が他人を好きになる条件》
「これこそ伝家の宝刀!清潔感がある人」
だと思ったそこの貴方!
違います。
人が人を好きになる条件、それは
「自分のことを知ろうとしてくれている事」
です。
人は、自分のことを知ろうとしてくれる人に好意を抱くんです。
今回は仕事の話ですが、恋愛も同じですね。
<知らないは嫌い>
ちなみに似た心理には
「自分が多くのことを知っている相手のことを嫌いにはなれない」
と言う心理もあります。
だから芸能人で世間から大バッシングを受けている人でも、身近でその人のことを良く知っている人達は支援したり、擁護したりしますよね。
自分が相手のことをよく知っていて、嫌いになれない、切り捨てることが出来ないからですよね。
《知らないは嫌い》
と言う言葉もあるくらいです。
《好き》の対義語は嫌いではなく、《無関心》だと言うのは有名ですよね。
そのため、承認の第一歩は貴方が部下や後輩のことを知ろうとすることから始まります。
それをしないで昔からの何となくのことだけで改善しようとするのは浅すぎます。
最近テレビでやっている
【モチベーションクラウド】
のCMの上司は浅い典型例ですよね。
もっとも、この無能振りが個人的には好きですけどね。
一応言っておきますが、モチベーションクラウドのサービスが浅いとは言っていませんからね!
このCMの役所広司さん演じる上司が浅いと言っているだけですので勘違いなされませんように!
最後に
今回は部下や後輩との関係性に悩んでいる貴方向けに、まずは土台となる承認の話をしました。
どれだけ日常の関わり方が重要かが分かっていただけたかと思います。
今日から、いえ、今から貴方の日常が変われば、部下や後輩との関わり方も必ず良い方向へと変わります。
今の貴方は、相手を見ていないから。
相手のことを受け入れていないから、
《最近の若い人達との関わり方》
が分からないんです。
相手のことを受け入れる承認をするためには、まずは貴方が相手のことを知ることからです。
相手の事を本気で知ろうとするだけでも部下は好意を持ってくれ得ます。
その上でフラットに、全部を一端受け入れて下さい。
それが出来ない、受容と言うことが理解できないと言うことなら、介護施設にボランティアにでも行って下さい。
又は、介護関係者を講師に招いて研修会を開いて下さい。
介護職員は息を吸うように受容をしていますので、それを身近で体験するのが一番手っ取り早いと思います。
もし貴方が介護職員なら、ご利用者に向けている需要の心を、職員にも向けて下さい。
介護職員の受容のための高いスキル傾聴。
これに興味があればこちらの記事をどうぞ。
「日頃からの承認が良いことは理解した。」
「そのためには自分が部下後輩のことを知ろうとする意思を持つことも理解した。」
・・・とはいえ、具体的にどのような行動をすれば良いのかがわかりませんよね?
そんな貴方はこちらの記事を併せてお読みください。
一番簡単で、誰にでも今日から出来る効果的な承認行動です。
「ところで、この記事を書いている貴方はどなた?」
と疑問に思った貴方は私の自己紹介もご覧ください。
私は介護に関してこのように
◎、曖昧なまま使われている部分
◎、時代の変化についていけるような情報
◎、介護に対するやる気の向上
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