○○年問題。次は2021年!介護における2021年問題とはなにか?説明します。
※ この記事を読むのに掛かる時間は約4分です。
「居宅サービスがなくなる!」

2021年問題で一番心配視されているのが、この
「居宅サービスが沢山廃業してしまうかもしれない!」
という問題だと思います。
「何故そんなことが起きるかもしれないのか?」
も含めて、2021年に介護業界において起こると言われている現象を見ていきます。
2021年において注視する必要がある大きな出来事は次の通りです。
◎、居宅運営には主任ケアマネ配置が義務
◎、居宅サービス利用がご利用者負担1割へ増額
◎、再度就職氷河期の到来
各項目をもう少し詳しく見ていきましょう。
なお、一部の人達には社会問題よりも大きな出来事。
ジャニーズグループの嵐が解散と言う、2021年問題が介護現場に与えるであろう問題についてはこちらをお読みください。
なお、これも決してふざけてはいません。
居宅運営には主任ケアマネ配置が義務

主任ケアマネとは、ケアマネの上位資格のことです。
ケアマネとして5年以上の経験があるとか、主任ケアマネ研修受講者で実務経験3年以上等々。
普通のケアマネだけでも人員配置が少ない中、更に取得が面倒・・・失礼・・・難しい主任資格を持っている者がいないと居宅サービスが行えなくなります。
貴方の勤めている居宅サービス事業所には主任ケアマネはいますか?
いないなら2021年には廃業するかもしれない。
そのような大きな問題です。
もっとも、この制度導入に関しては3年の延長を求めているそうで、恐らく受託されるだろうと見られているので、2024年までは延命される可能性はまだあるようです。
しかし、この時点で危機感を持った事業所は早急に対策に乗り出さないと大変なことになるのは変わりません。
一応目的としては、ケアマネの質の向上等があるようですが、質の向上を目的に廃業していては本末転倒のような気もしますよね。
もちろん、今勤めているヘルパーさんも困りますが、これで一番困るのはご利用者ですからね。
居宅サービス利用がご利用者負担1割へ増額

現在は居宅サービスのご利用者は自己負担なしでサービスが利用できています。
しかし、
「自己負担を負ってもらう」
ということのようです。
「社会保障費が足りなくて、もう無理だから」
というのが本音なのは明らかだと思いますが、一応表向きの理由としては
「自己負担がない状態でサービス利用をしていると、ご利用者が介護事業所に対して申し訳ない気持ちが強すぎて要望が何もできないから」
のようなことだそうです。
自己負担が増えると、今よりも
「私はお金を支払ってんだぞ」
と言うような態度のご利用者が増えるだけな気がしますが。
もし事業所が存続出来たとしても、居宅サービスのヘルパーさんは今よりも大変になるかもしれませんね。
なお、この
「お金を払っていないから本音が言えない」
の感情が本当に弊害になり得ると問題視されていたのは心理カウンセリングの世界の話です。
再度就職氷河期の到来

私が大学を卒業する時も就職氷河期と言われていましたが、そのような就職氷河期が再度訪れると言われています。
2022年の新卒者から減少を始めるので、2021年に就職活動をする学生から減少するということです。
2021年の就職活動新卒者から年々、万単位で減少していくようです。
そのため、本当に戦略的に新卒者の採用に取り組んでいかないと、今でも人手不足な介護業界なんて真っ先に淘汰され得ます。
《多くの目に付くような職員募集》
こんな何の戦略もない職員募集をしていたら本当に人手不足で潰れてしまいます。
そのターニングポイントが2021年と言う事です。
介護施設で人手不足を解消するために、職員募集を戦略的に行う方法はこちらです。
最後に

団塊の世代が引退し、社会保障制度が崩壊するかもしれないと心配されている2025年問題。
こればかり心配して注視している介護関係者は多いですが、実は2021年も中々に大きな問題を抱えているんですね。
2021年問題を適切に対処し、乗り越えられないと、2025年問題で潰れるなんて施設も増えて来ると思います。
後顧の憂いはない方が良いので、一つずつ確実に対処する必要性があると思います。
後回しにしていると大変な事になると思います。
そもそも2025年問題で社会保障に目が行きがちですが、社会保障どころか、日本のデジタルシステムの崩壊もあり得る
《2025年の崖》
と言う問題もあります。
《デジタルシステム》
と聞くと介護職員は
「私達には関係ない」
と楽観視しがちですが、銀行のシステムもぶっ飛ぶ可能性があると言う事ですから、無関係ではないんですよ。
2025年に掛けて社会が大きく変わってしまうレベルの問題が山積しているので、確実に一つずつ今すぐに行動を起こす必要性があるんですね。
○○年問題。
「私には関係ない」
ではなく、自分にできる事をキチンと対策していき、出来るだけ損害を小さくしていく向き合い方をしていきましょう!
「ところで、この記事を書いている貴方はどなた?」
と疑問に思った貴方は私の自己紹介もご覧ください。
私は介護に関してこのように
◎、曖昧なまま使われている部分
◎、時代の変化についていけるような情報
◎、介護に対するやる気の向上
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