『介護施設の勉強会を意味あるモノに変える、たった一つのコツ』をわかりやすく説明します。
介護施設では国が定める、やらなければならない勉強会が決まっています。
そして委員会の中で当番制・役回りで講師役をやらされるケースが多いので
「今度は私ですか!?うわぁ、勉強会って何すれば良いんだろう?何かネタは無いかなぁ?」
「私に教えられることなんてないですよ~!」
と慌ててインターネットに助けを求め、ここに辿り着きましたよね?
そんな講師役に慣れていない貴方でもすぐに始められる
『介護施設での勉強会を意味あるものに変えるたった一つのコツ』
をわかりやすく説明します。
この記事を読み、実践することで
◎、「うわぁ~勉強会あるのかぁ。せっかく帰れると思ったのに」と言われにくくなります
◎、参加者にも、講師役の貴方にも有意義な時間を作りやすくなります
それでは、介護施設での勉強会を意味あるものに変えるコツを一緒に見ていきましょう!
意味ある勉強会に変えるコツ
介護施設での勉強会を意味あるモノに変えるコツとは
『最初の一言で参加者の興味を惹きつける』
です。
重要なことは勉強会のネタをどうするか?とか、何を扱うか?ではなく、
「最初の一言をどうするか?」
なんですね。
恐らく貴方は
「事故防止の勉強会。せっかくなら皆が興味を持ってくれそうなネタや仕掛けを用意したいよなぁ」
と思って、面白そうなネタ探しをしていませんか?
でも、そこはあまり重要ではない。(いや、重要なのですが、初心者がまず手を付けるべき場所ではありません。)
それよりも初心者にとって重要なのは、いかに最初の一言で参加者の心を惹きつけるか?なんですね。
もし貴方が面白そうなネタを用意しても、
「みなさん、お忙しい中、○○委員会の勉強会に参加してくれてありがとうございます。本日講師を務めさせていただきます○○です。今日のテーマは○○についてです。少しでも皆さんにとって有意義な時間になるよう、色々と工夫を凝らして準備してきましたので、最後までお付き合いください。それではまずレジュメの1枚目から見ていただきたいのですが」
と始めていたら、この時点で参加者の心は離れてしまっています。
一度離れた心は、もう滅多なことでは帰って来ません。
そのため、最初の一言で参加者の心を惹くことが大事なんですね。
すると、そのあとに続く内容を聞いてくれますので、次につながるというわけです。
貴方が今すぐやるべきはネタ探しではなく、最初の一言をどれだけインパクトの強い言葉にするかなんですね。
「そんなことを言われても、この内容をどうやってインパクトの強い言葉にすれば良いのかわかりません!」
と困ってしまうと思いますので、具体例は後半にお伝えしますので、最後までお付き合いください。
まずは、最初の一言で参加者の心を惹くとどんな変化が現れるのかを紹介しますので、それらを見て
「良いじゃん!魅力的じゃん!やる意味ありそうじゃん!」
と思ったら、早速取り入れてみて下さい。
これを実践することで何がどう変化するのか?
結論としては
『参加者にも、講師役の貴方にも有意義な時間になる』
です。
実際に私が勉強会・講演家に興味を持ち始めた初期の頃に、実際にやってみた時の経験を紹介します。
<これを実践した時の体験談>
私は職場で、委員会ごとの研究発表会で講師として参加しました。
その時に言った第一声は
「研究発表しません。今日は皆に充実感を与えます!」
です。
これヤバいのわかりますか?
理事長や施設長も参加している研究発表会の第一声が
「研究発表しません。」
ですからね。
でも、それまで死んだ目で発表を聞いていた参加者達の目が変わりました。
それで最終的にどうなったか?
会場中から拍手喝采、ふたひいコールが起き、参加者みんなが
「今日の発表会ヤバすぎでしょ!」
「楽しかった~!参加して良かった!」
とその場だけではなく、後日も声をかけてくれました。
当日参加していなかった職員さん達からも
「なになに?どんな発表会だったんですか?みんな噂しているんですけど。私も参加したかった~教えて下さい!」
と言われました。
これって貴方が開催したい勉強会の理想像じゃありませんか?
それ、貴方にも出来るようになるんですよ。
その第一歩が今回紹介している、一言目で惹きつけるなんです。
これなくして、この理想的な勉強会は有り得ません。
<これを実践することで起きる変化の流れ>
なぜ最初の一言目で惹きつけると、こうなるのか?
簡単な流れはこんな感じです。
1)最初の一言で参加者が前のめりになる
2)気になっているので、続く内容を聞いてくれる
3)興味を持って聞いていると、心が震える
4)心が震えると、良い記憶として認識される
というわけです。
そして最初の一言をインパクトのある、人を惹きつけるものにしていると、勉強会の内容や流れも変化します。
例えば最初の一言で
「人が生きているってなんですか?貴方は今、生きていますか?」
みたいに言ったとします。
それに続く言葉が
「・・・はい、じゃあレジュメを1枚目から見て下さい。読んでいきますね。」
とはなり得ませんよね。
これに合わせて
「なぜこのようなことを言ったのか?それにはどのような意味があるのか?」
ということを説明することになります。
このように勉強会の内容も、最初の一言に引っ張られた内容にしていく必要が出てくるんですね。
そうしたら、最初の一言のインパクトに引っ張られる形で、全体的な内容も一段インパクトが高くなるんですね。
すると最初に心を惹きつけられているので、後に続く内容も聞いてくれるようになるというわけです。
”興味を持って人の話を聞く”という体験は充実感を与えます。
だから、興味を惹きつけ続ける勉強会に参加した人達は充実感を得るんです。
そして、それを提供した講師を称賛してくれるんですね。(しかも職場の勉強会なので、参加者は同僚だから惜しみない称賛になりやすいですよ!)
周囲から称賛されると、講師役の貴方も
「やって良かった!もっとこんな体験をさせたいし、自分もしたい!」
と高揚感、満足感に包まれます。
『参加者が充実感を得て、貴方も満足感と称賛の声に包まれる』
みんなが笑顔で、損をしている人がいない状態です。
だから最初の一言に全力投球が重要なんですね。
しかも介護業界の勉強会はどこも、吐き気がするくらいつまらないので、そこまでスキルがなくても案外興味を持ってくれるので、今ならまだたったこれ一つだけでも結構期待した反応が返ってきやすいんですねぇ。
やらない手はないでしょ?
「是非やってみたいけど、どんな一言目にすれば良いのかわかりません。例を教えて下さい。」
と言うことで、例文を紹介していきますね。
ただし、勉強会の内容やその後に続く説明等ができるか?できないか?で変わり得ますので、あくまでも参考例に留めて下さいね。
具体的な例文を紹介
介護の勉強会となると
◎、事故防止
◎、拘束・虐待防止
◎、感染・褥瘡予防
◎、認知症ケア
辺りですかね。
それらで考えていくとこんな感じでしょうかね?
私もこれら義務の勉強会は、主催したことがないし、資料も手元にないため想像で行きますので、使い難かったり、ズレていたりしたら申し訳ないのですが・・・
<事故防止>
◎、「みなさん、全員犯罪者です。」
◎、「みなさん、素晴らしいっ!今から全員表彰します!」
切り口は持ち上げる方でも、
「えっ!?」
と思わせる方でもどちらでも良いですが、このあとにキチンと「なぜか?」を説明できるようにしましょうね!
<拘束・虐待防止>
◎、「動くんじゃねぇ、この野郎っ!!!!!」
◎、「今から皆さんの寿命を奪います。」
特に1個目は、次につなげる説明部分をシッカリとしておかないとヤバイですね。
1個目は私の想定では、これは拘束や虐待を受けて居るご利用者が言われているという方向性でを想定しています。
<感染・褥瘡予防>
◎、「私を助けて下さい。もう限界です。」
◎、「体交クッションってメッチャ辛いの知ってた?」
後者は一度でも体験したことが有る人なら使いやすいですね。
背面30°になるように使われている三角クッション。
あれをして一晩寝たことあります?
全身凝り固まってバッキバキになるくらい辛いですからね。
安楽のためのモノではなく、あくまでも体圧分散のための道具だという話ですね。
<認知症ケア>
◎、「ここ(介護施設)って、人権侵害をする場所です。」
◎、「介護なんて誰にでも出来る、底辺の仕事ですよね。」
特に後者は有名な言葉でもありますし、参加者からの反応を得やすいという面では使いやすいかもですね。
ただし、繊細な部分でもあるので説明部分でキチンと納得して貰えるモノを用意しておかないと批判の的になるかもしれませんので、注意必要ですね。
とりあえず、資料や想定が何もない状態で今ふっと思いつく文言はこんな感じです。
今回は以上となりますので、是非参考にしてみて下さい。
もし
「使いたいけど、意味が分からなくて説明部分が作れません!」
とか、
「ふたひいさんに施設へ来てもらって講演や勉強会をやって欲しい。」
と思ってくれる人がいれば、エックスにDMを下さい。
講演をする場合、埼玉県上尾市周辺の地域なら1回で交通費+α(1万円くらいなか?)でやりに行きますよ。
それ以外の地域は負担が大きいので厳しいかもですが、要相談で。
ただし、見知らぬ人にやるとなると、今回紹介した称賛の声で溢れるほどの効果は期待しないで下さいね!
同僚という点がかなりのポイントですので、本当は見知った人同士でやるのが一番効果が高いんですからね。
最後に
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ブログの方にもまた来てくださいね。