介護職の給料アップ『6000円アップは妥当です』その理由と根拠をわかりやすく説明します。

 2024年の介護報酬改定に向けて、厚生労働省の武見大臣が

「介護職の給料増は月6000円が妥当」

と発言したことでネットでは不満が噴出しています。

 >>>ヤフーニュース朝日新聞『「月6千円程度」が妥当」介護職の賃上げめぐり、武見厚労相』へのリンク

「なんで6000円?キリよく1万円にしろよ!」

「は?たったの6000円アップで妥当?介護職を舐めてんの?」

等、貴方も同じように不満な感情爆発状態だと思います。

 

 しかし、感情論は抜きにして、この給料アップの財源を税金と捉えた場合に、冷静に物事を見ると6000円は妥当なんです。

 と言うことで、公務員も、介護職も経験している私が

『介護職の給料アップ6000円は妥当』

の根拠と理由についてわかりやすく説明します。

 この記事を読むことで

◎、感情論ではなく、冷静に物事を見ることできます

◎、武見大臣の意志や意図も理解できます

 それでは、介護職の給料アップ6000円が妥当な理由を一緒に見ていきましょう!

今回の厚生労働大臣の発言・意図は?

 武見大臣は今回の発言ではこう言っています。

「今回の6000円アップは妥当です。しかし、介護職の給料がこれで良いとは思っていないので、今後も上げていけるように努力していく」

 今まで

「介護職の給料がたったの6000円アップで充分だとでも思ってるの?舐めてるの?」

と考えていた人はこの後半部分を見落としていますよね。

 大臣はあくまでも”今回のアップに関しては”としているだけで、介護職の給料そのものがこの数値で妥当なモノになるとは思っていないんですね。

 

 とは言え、介護報酬は税金です。

 毎年財源には限りがありますので、一気に爆上げは出来ない事情があるんですよ。

 本当は一気に何万円も上げたいと思っていても、出来ないんですね。

 記事にも書かれている通り、大臣はこれで介護職の給料が妥当な数値になったとは思っていません。

 まだまだ介護職の給料アップをしていかないといけないと考えています。

 SNS上で文句を言っている介護職員さん達を見ていると、この部分を見落としている人が沢山いますよね?

 是非キチンと情報は最後まで見ましょう。

 

 とはいえ

「いやいや、もっと高くても良いと考えているなら、今すぐ上げてくれよ!」

と考える介護職さんもいると思います。

 しかし、それは出来ないんですよ。

 そして6000円という金額は妥当なんですよ。

 この辺りの根拠と理由についても更に詳しく見ていきましょう! 

介護職の給料アップ6000円が妥当な根拠・理由

 介護職の給料アップ6000円が妥当な理由は

『他の業種との兼ね合いがあるから』

です。

 貴方は今回の介護報酬改定で介護職の給料アップの根拠をご存じですか?

 それは

『多職種は賃上げしているのに、介護職の賃上げがないため、人材流出が起きている。だから賃上げをして欲しい』

です。

 詳しくはこちらの記事もご覧ください。

 >>>『2024年、介護職の給料がアップする!?』その動きをわかりやすく説明します。

 

 介護報酬は税金なので根拠や妥当性がないと貰えません。

 その根拠としているのが、この

「多職種の賃上げと同じレベルで、介護職の賃上げもしてくれ」

という訴えなんですね。

 多職種の賃上げは約+3%です。

 介護職の給料アップもこれと同等の基準にしないといけません。

 これは税金なので、仕事が大変とか、必要性がどうとかではなくて、公平にです。

 

 その上で、介護職の平均基本給額が20万円弱とされていますので、それの約+3%となると約6000円なんですね。

 このようにキチンと根拠があるわけです。

◎、給料アップをする根拠:多職種の賃上げが起きているから。

◎、6000円という金額:多職種と同じ約+3%

 

 いかがでしょうか?

 感情を抜きにして考えると、確かに妥当なんですよね。

 感情を入れてしまうと

「必要性と言うことなら、配送業は高齢者に限らず全国民に影響が出ますよ。命に関わりますよ。」

「スーパーやコンビニだって必要性は高いし、食の供給という点で命に関わりますよ。」

「農家や畜産業の必要性は高いし、食の生産なので命に直結しますよ。」

「林業だって災害や自然の保護という観点で必要性は高いし、人の命に関わりますよ。」

等々、どの業界も必要で命に係わると主張したくなるんですよね。

 介護だけではない!

 

 税金を投入する場合は、そのような兼ね合いも考えないといけないので、中々一つの業種だけをヒイキしすぎるわけにはいかないんですね。

 だから、多職種と同じレベルの賃上げしかできないので、とりあえず今回は6000円というわけです。

 感情面で納得できなくても、頭では納得できましたかね?

 今回は以上になります。

 

 これに関連することとして、私はあまり介護職に公的資金(介護報酬など)を入れ過ぎないで欲しいと考えています。

 公務員化なんて最悪で、そうなったら即行で介護を辞めると考えています。

 その理由、公務員化していくと介護現場がどうなってしまうのか?最悪とは一体なぜ?についても今後具体的に記事を書いていきますね!

 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

最後に

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