『介護の仕事内容とは?』未経験者にもわかりやすく説明します
「介護の仕事って大変、大変と言われるけど、具体的にはどんなことをやってるんですか?」
介護の仕事をやるかどうか悩んでいる未経験者が気にある部分ですよね。
それをネットで調べても、
「何となくわかるけど、未経験の私には少し難しい言葉ばかりでイメージは沸かない」
「難しい言葉を使わないで、未経験の私にもわかるように教えて!」
こんな声を多く聞きます。
そこで今回は
『介護の仕事内容とは?』
を難しい言葉を極力使わないで、未経験者にもわかるように説明します。
この記事を読むことで
◎、介護の仕事内容をイメージすることができます
◎、介護職員は普段どんなことをしているのか分かります
それでは、そんな介護の仕事内容について一緒に見て行きましょう!
なお
「そもそも介護って何ですか?」
から知りたい人はこちらの記事を先にお読みください。
>>>『福祉業としての介護とはなにか?』をわかりやすく簡単に説明します。
介護の仕事は、大きく3つに分類できる
介護の仕事を一つずつ見て行くと沢山の種類があってワケがわからなくなります。
しかし、それらは大きく
『3種類の仕事』
に分けることができます。
それが
①、人の体に触れる仕事
②、人の体に触れない仕事
③、人の最期に立ち会う仕事
です。
そして介護の仕事は、施設での仕事、自宅を訪問する仕事等、働く場所によってこれら3個の中で重視する部分が変わってきます。
例えば、施設で働く場合には、人の体に触れる仕事が中心。
自宅を訪問する働き方をする場合には、人の体に触らない仕事が中心。
という具合ですね。
ただし重視する部分が違うだけで、どこで働くにしても、全部少なからず必要となってきます。
という事で、これらの仕事内容について、もう少し詳しく一緒に見て行きましょう!
①人の体に触る仕事
人の体に触る仕事の内容は
◎、入浴
◎、トイレ
◎、食事
◎、就寝・起床
◎、移動
等をサポートする仕事になります。
「介護の仕事って大変ですよねぇ。」
と言われる、世間的なイメージにあるのはこの仕事ですね。
体が動かなかったり、麻痺している部分があり、一人で出来ない人に入浴して貰ったり、排泄して貰ったり、ベッドに寝て貰ったり、車いすに座ってもらったりをします。
当然体が動かない人の場合は、介護職員が抱えたり、衣服の着脱をしたりをします。
未経験者が最初辛いと感じやすいポイントは
◎、人の体・裸にガッツリと触れること
◎、人に衣類を着せたり、脱がせたりすること
◎、排泄物を扱うこと
辺りです。
特に排泄物は臭いや見た目で気持ち悪くなる人が多いですね。
なお余談ですが、今の介護界隈では、この体に触る仕事のスキルが高い人が優秀な人材と評価される傾向にあります。
この部分は今後別記事で書く予定ですが、この考えは時代遅れの古臭い価値観ですので、これから介護を始めようと考えている貴方は、これに染まらないように
「これを重視している場所は古臭い場所なんだ!」
と頭の片隅に入れておいてください。
そうしないとこれからの時代、仕事を失う事にもなり得ますからご注意ください。
※必要ないわけではありません。これを最重視した評価がダメと言っているだけです
②人の体に触らない仕事
次は人の体に触らない仕事ですが、具体的な内容としては
◎、家事全般(掃除、洗濯、料理、衣替え等)
◎、外出(散歩、買い物、送迎等)
◎、レクリエーション・イベント企画
◎、メンタルケア
等です。
施設だと料理はないですが、その代わりレクリエーションやイベントの企画や演芸が必要になります。
自宅を訪問する場合は、家事全般のスキルが必要になりますが、その代わりレクリエーションやイベント企画はありません。
このようにどこで働くかによって必要なモノ、必要ないモノが大きく違ってくるのがここの仕事です。
そのため、
「介護の働き方で、自分に合ったところはどこかなぁ?」
を考えるときには、この部分を基準にして考えてみると決めやすいかもしれませんね。
例えば私だと、出来なくはないですが料理は嫌いですし、一緒に街中に出掛ける介助も得意ではないので、それらの割合が小さい働き方となると施設です。
更に私にとって、イベントを企画したり、演芸を披露したりは趣味の範囲なので、そこの比重が大きいのはやはり施設です。
このように見て行くと、
「私に合っているのは施設での介護」
という感じですね。
なおメンタルケアに関しては、どこで働くにしても
「もう生きていても意味がないから、死にたい。早くお父さんに会いたいから私を殺してください。」
と涙ながらに訴えかけられるレベルの相談を受けることがありますので、シッカリと学んでおかないとケアできません。
この部分は全ての介護職員がシッカリと学んでおきましょう。
詳しい内容は今後別記事で解説しますが、これからの介護職員に必要になってくるのはこのような部分のスキルになります。
③人の最期に立ち会う仕事
介護ではどうしても
『人の最期に立ち会う仕事』
はあります。
施設でなら、日に日に弱っていく姿を見ながら、最後を看取る仕事。
自宅を訪問する場合は、訪問した際に亡くなっているのを発見
というケースが多いですね。
普通に生活をしていると人の死や遺体と触れる機会はほぼ無いでしょうから、この部分が最も辛く感じる介護職員は多くいます。
しかも施設の場合は、今まで元気な時から長い間ずっと一緒に過ごしていたご利用者の最期なので、悲しさという部分で
「こんな辛いことが何度も起きるのなら、私には無理です。」
と辞めてしまう人もいます。
そのため、この部分は精神的にやられてしまったり、逆に
「何で周囲がこんなに悲しんでいる中、私は全然悲しくないんだろう?」
と自己嫌悪に陥ったりしガチですので、
「死とは何か?」
「人は死んだらどうなるんだろう?」
のような死生観について、自分の軸となる考えをシッカリと持っておくことをオススメします。
この”人の最期に立ち会う仕事”も、介護職の専門領域として社会から求められる比重が年々大きくなってきていますので、避けては通れない仕事になります。
「死生観を身につけておきましょうって言われても、そんなモノ、どうすれば良いの?」
という人向けに、今後別記事を作っていく予定なので、お待ちください。
最後に余談ですが、私の場合、介護の前職が警察官、しかも殺人事件などを専門で扱う部署にいたので、この部分は何の問題もありませんでした。
むしろ初めは身体介助、生きている人に触れるのが怖かったです。
これを言うと
「変っ!」
と笑われてしまうんですけどね。
このように人によって合う部分と、合わない部分があると思いますが、介護は扱う領域がとても広い仕事なので、自分に合った働き方をしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は介護の仕事内容について大きく3つに分けて
①、人の体に触る仕事
②、人の体に触らない仕事
③、人の最期に立ち会う仕事
と見てきました。
これで介護の仕事内容を、何となくでもイメージすることができましたよね。
介護職員は普段どんなことをしているのかもわかったと思います。
是非参考にして、貴方に合った介護の働き方を見つけてみて下さい。
「ところで、この記事を書いている貴方はどなた?」
と疑問に思った貴方は私の自己紹介もご覧ください。
私は介護に関してこのように
◎、曖昧なまま使われている部分
◎、時代の変化についていけるような情報
◎、介護に対するやる気の向上
等に関する情報を出していきますので、是非また来てくださいね。
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