認知症の薬アリセプトとは?その効果と副作用。健常者にも使われていく未来。

2020年8月3日

 介護職をしていると切っても切り離せないのが

『認知症と向き合う事』


 そして、認知症の薬として世界的に注目され、既に一般的に使われている薬が

『アリセプト』


 しかし、その効果や副作用、その他の使われ方まで知っている人は多くありません。


「アリセプトって聞いた事はあるけど、効能等を一端おさらいしておきたい」

「副作用は気にした事がなかった」

「認知症以外にも使われる薬なの?」

「アリセプトは頭を良くする薬と聞いたけど本当?」

等という貴方向けの記事となっています。


 そこで今回は

◎、アリセプトの効果とは

◎、アリセプトの副作用とは

◎、アリセプトの別の使われ方は

の3点についてお話します。


 この記事を読む事で、アリセプトの理解だけではなく、治療薬の枠を超えた先の使われ方についても知る事が出来ます。


 本記事は、認知症とはどんな症状の事を言うのかを知っている前提で話を進めるため、その辺りが曖昧な貴方はこちらの記事を先にお読みください。

>>>認知症とはなにか?認知症になる原因と症状を誰にでも分かりやすく説明します。


 なお、私はただの介護職員ですので、薬学に精通していません。


 本記事作成のための参考資料はこれらになります。

【医療用医薬品:アリセプト】




 それでは認知症薬アリセプトについて詳しく見て行きましょう!





認知症薬アリセプトの効果とは

 結論:『物忘れの進行を遅らせる』


 アリセプトは認知症薬と言われていますが、認知症を治す薬ではありません。


 記憶障害を引き起こす原因物質を抑える効果がある薬になります。

 要は物忘れしにくくなるわけですね。


 そのため、認知症の進行そのモノを抑える効果もないそうです。

 この辺り、勘違いしている介護職員が多くいます。

 私も調べるまでは勘違いしていました。


 あくまでも認知症による物忘れ等の症状を抑えるだけで、認知症の進行そのモノを抑える事は出来ない。


 これが現在の認知症薬として使われている代表的な薬の効果になります。


 なお、特許を取った認知症治療薬の発見もされているようです。

 その特許内容に興味があればこちらをお読みください。

>>>認知症の進行停止・治療薬の発見。<医師:高田任康先生>




認知症薬アリセプトの副作用とは

 結論:『特に消化器系に注意』


 アリセプトに限らず薬の副作用は沢山あります。

 一般的に誰でも飲んだ事がある風邪薬だって副作用は沢山ありますからね。


 そのため、その挙げられている副作用を全部紹介しても仕方がないので、発症確率が特に高い副作用だけご紹介します。


 それは

◎、食欲不振

◎、嘔気・嘔吐

◎、下痢

です。


 食欲がなくなったり、吐きたくなったり、下痢をしてしまうことが多いと言う事ですね。

 その確率は1~3%だそうです。


 これが発生確率の高い副作用ですので、他の諸々の副作用はそれ以下の確率ということです。


 なお、妊婦さんへの投与により、死産確率が上がったとの報告もあるようですので、若い人の服用や誤って飲んでしまう事には注意が必要です。




認知症薬アリセプトの別の使われ方は

 結論:『頭が良くなるが、危険が多く違法』



<頭を良くする使い方>

 アリセプトは、記憶障害を引き起こす原因物質を抑える。


 つまり言い換えると、

『記憶の定着を支援する』

とも言い換える事が出来ます。


 実際にその観点からの議論も進んでいます。


 それが

『エンハンスメント(増強)』

と言うものです。


 簡単に言うと

『ドーピング』

『テクノロジーによって人間の能力を向上させること』

です。


 その一つとしてアリセプトも対象となっているんですね。


 ここでいう頭が良くなるとは、

『記憶力が良くなる』

という意味です。


 エンハンスメントについて更に詳しく知りたい貴方はこちらの記事をお読みください。

>>>近い将来、健康な不老。ガンダムのリスクのない強化人間になれる!?最先端医療テクノロジーの世界



<治療技術の健常者への活用>

 治療技術が健常者に使われるのは必然のことです。

 例えば、美容整形


 本来は兵士が戦場で負った怪我により変形した部位を治す為に開発され、その後手術等による痕残りを何とかするために発展した技術です。


 しかし今では、しわやたるみを取る。

 整形等といった形で健常者でも普通に活用できる状態になっています。



 他にも、健常者でも薬用品を使いたがる事は沢山あると思います。

 昨今日本で話題だった処方薬を健常者が欲しがる現象と言えば

『ヒルドイド』

という塗り薬。


 保湿効果が高いと言う事で、美容目的で欲しがる女性が多いですよね。

 これも本来治療目的の技術を健常者が使いたがる現象の一つです。


 このように、治療技術は治療目的と言う枠を超え、健常者に使われていく事は必然と言える現象なんですね。


 そこでアリセプトは

『記憶力増強』


 健常者でも欲しがる動きが出て来る事は当然予想できます。 


 そのため、アリセプトのエンハンスメント(増強)

 つまり、健常者の記憶力増強の使われ方についても議論されているわけですね。


『議論』

と言う事は、当然有用なだけではなく、危険性もあると言う事です。


 そこでアリセプトを健常者が飲む危険性についても見て行きましょう。



<アリセプトを健常者に使う際の危険性>

 ではアリセプトを健常者に使用し、記憶力向上を狙う使い方ではどんな議論がされているのでしょうか?


 そこから有用性と危険性が見えてきます。


 まず有用性に関しては先ほどから言っている通り、

『記憶力を向上させる効果』

です。


 では危険性はどうでしょうか?

 こちらは沢山の意見があるのですが、独断と偏見で選択します。


 まず一つ目が、エンハンスメント(増強)目的で使う場合の実証結果があまりに少なすぎる。


 つまり、健常者に使った場合に

『本当に記憶力増強効果があるのか不明』

と言う事です。


 前項でも言ったように、アリセプトには副作用もあります。

 その副作用のリスクと見合うだけの効果があるのか不明。

 これは確かにデメリットの一つと言えますね。



 もう一つ紹介します。


 もう一つの危険性は

『脳の機能を低下させる危険性』

です。


「記憶力を向上させる為に飲むのに、脳の機能を低下させる?なんで?」

と思いましたよね。


 これにはキチンと理由があります。

 まず、貴方に質問です。

「もしも記憶力を向上させる薬があったら、どのように活用したいですか?」


 もちろん自分自身で飲む活用方法もあるでしょうが、世の中的には

『自分の子供達に飲ませる』

だと思います。


 実は発達途中の脳において、

『一部の機能だけが発達し過ぎてしまうと、その他の機能が低下する』

という報告がアメリカの研究機関からあります。


 これはアリセプトに限った話ではないのですが、脳の増強には脳全体の機能を落としてしまうかもしれないリスクが伴うそうです。


 そのため、安易に

「自分達の子供の頭を良くしたい!」

とアリセプトを飲ませていると、記憶力は良くなる代わりにその他の能力は落ちてしまうかもしれないんですね。


 これを聞くと、自閉症等の子供が記憶力や絵などの才能が天才的という部分と何か関係がありそうですよね。


 そこまで研究結果は言っていませんので、これは私が勝手に思ったことですが。


 これらのように、別の使い方をするにはまだリスクの方が上回っていると言えます。


 そのような使い方をしたら違法ですが、介護職員や家族はアリセプトを自分で飲んでしまう事も可能な環境にあります。


「記憶力が上がるらしいぜ!自分達で飲んじゃおうよ」

なんて安易にやると大きなリスクを負う事になるかもしれません。


 何度も言いますが、それは違法ですし、記憶力を手に入れる代わりにその他の機能を失うかもしれません。

 絶対に止めましょう。


 一部のネット上では既に

「アリセプトは頭を良くする薬!」

と話題に上がっています。


 遅かれ速かれ、そのような効能について貴方が目にする機会はあります。


 そんな時に安易に使わないよう、注意喚起のために、認知症薬として以外の使われ方について多めに説明しました。




まとめ

 今まで何となく提供していたアリセプトと言う薬について見てきました。


 それでは最後に

認知症の薬アリセプトとは?その効果と副作用。健常者にも使われていく未来

についてまとめて終わりにします。


 アリセプトの効果とは

『認知症の記憶障害の進行を遅らせる』

 認知症そのモノの進行を遅らせるわけではない。


 アリセプトの副作用とは

◎、食欲不振

◎、嘔気・嘔吐

◎、下痢


 アリセプトの別の使い方とは

 エンハンスメント(能力向上)

 人の記憶力を向上させるドーピングの効果。


 アリセプトをドーピングとして使う際の危険性は

◎、効果が定かではない

◎、記憶力以外の脳機能を低下させる可能性がある

◎、現時点でそのような使い方は違法である



 認知症薬アリセプトの効果や副作用に関しては触れる機会も多いと思います。

 しかし、人の能力を増強させる視点で見られる事はあまりありません。


 既に治療薬としてだけではなく、私達健常な一般人に使うと言う議論にまで進んでいるんですね。


 もしエンハンスメント(増強)という使われ方に興味を持ったのなら、先ほど紹介した参考資料等を是非一読下さい。



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