【感染対策マニュアル】介護施設内で新型コロナ感染者が発生した場合、介護職員は何をどうすれば良いのか?【厚生労働省】
「新型コロナが自分の働いている施設で出たらどうしよう!?どうなるんだろう!?」
「新型コロナが発生した場合に、私達介護職員はどう行動したら良いのか知っておきたい!」
そう考える介護職員さんは多いと思います。
きっとこの記事に辿りついた貴方もそんな一人ですよね。
そこで今回は厚生労働省が発行している情報を基に
『介護施設内で新型コロナ感染者が発生した場合の介助方法』
について、
「難しいことは言わないので、これだけは頭に入れておいて!」
という部分だけを解説していきます。
この記事を読む事で
◎、施設で新型コロナ感染者が出た場合の行動指針を知ることが出来ます。
◎、新型コロナ感染者が出ても慌てず、被害を最小限に抑えられるようになります。
◎、感染者が出た場合の動きを想定できているので、感染者が出ることを必要以上に恐れないで済みます。
それでは、そんな
『新型コロナ感染者が出た場合に介護職員は何をどうすれば良いのか?』
を見て行きましょう!
「その前に、新型コロナってどんなウイルスなの?」
という貴方はこちらの記事をお読みください。
>>>『新型コロナウイルスとは、結局なんなの?』誰にでも分かりやすいように説明しました。
(※ 書き換え予定ですが、煩雑で読み難いかもしれません)
>>>【新たな危機の始まり!?】『新型コロナウイルスの変異種とはなに?』誰にでも分かりやすく説明します!
新型コロナ感染者が出た場合に備えて重要なこと
新型コロナ感染者が出た時のために、今現場の介護職員がやっておくべきことは
『動きを想定しておき、焦らないようにしておくことが最も大事』
です。
もしも新型コロナ感染者が貴方の働く介護施設で発生したらどうしますか?
「えっと、まずは隔離をすれば良いのかな?あとは、何を準備しようかな?」
のように、焦ってしまいませんか?
その焦りは失敗の原因になります。
その不手際は
「あ!あれの準備を忘れてた!」
と隔離部屋の出入り回数を増やしてしまい、施設内での感染拡大リスクを高めます。
そのため、新型コロナ対策として今介護職員がやっておくべき重要なことは
『新型コロナ感染者が出た場合にどう行動すべきなのか?』
を想定しておくことなんですね。
そこで私からは、重要なことを3点に絞ってお伝えします。
① 隔離をする
② 必要物品を準備する
③ 消毒をする
です。
厚生労働省から感染マニュアルも出されていますが、細か過ぎて全部読むのは大変です。
そして情報量が多いので、頭の中で整理するのがとても大変です。
だから私は敢えて、重要な3点に絞って分かりやすくしました。
事細かに詳しく知りたい貴方はこちらをご自身でご確認下さい。
>>> 高齢者介護施設における 感染対策マニュアル『厚生労働省』
それではこれだけは頭に入れておいて欲しい、3点についてもう少し深掘りして見て行きましょう!
介護職員が、新型コロナ対策でやるべきこと
厚生労働省も
『基本はインフルエンザ対策と同じですよ!』
と言っていますので、あまり細かいことは言いません。
貴方が新型コロナ対策で事前に頭に入れておくべきことは3つだけです!
<①隔離をする>
まずは隔離部屋を作って、そこに感染者を隔離して下さい。
恐らく想定内の行動でしょうから、何も難しくないですよね。
難しくない想定内のことなのですから、
「隔離部屋をどこにするのか?」
まで具体的に考えておいて下さい。
ここまで考えておかないと焦ってしまいますからね。
通常は、端の方にある一角を隔離部屋にしますよね。
その辺りは貴方の施設でインフルエンザ感染者が出た場合に、
『いつも隔離部屋にしている部屋』
でオッケーです!
こうすると
「でも、私の施設は特養で、認知症の関係で隔離できないご利用者もいるんですよ!」
と悩む人もいますよね。
大丈夫です!
それに関して厚生労働省は
「隔離できない場合はご利用者達にマスクを確実に着用させて、出来るだけ他の方と接触しないようにして下さい。それで大丈夫ですよ!」
と、そこまで想定した対策方法を提示しています。
間違っても自分達だけの判断で鍵を掛けてはいけませんからね!
それは監禁であり、虐待・犯罪ですからね!
<②必要物品を準備する>
隔離部屋に必要な物品を前もってリストアップしておき、準備しましょう!
できるだけ一発で準備できると
「あれがない!これも必要だ!」
と何度も何度も出入りを繰り返さないで済みますので、その分だけ感染拡大のリスクを軽減できます!
「これは必要だと思いますよ!」
という物品を列挙するので、リストアップの参考にして下さい。
※ 細かい部分は施設の事情等に対応して変えて下さい。
◎、マスク
◎、手袋
◎、ゴーグル・メガネ
◎、ガウン・予防着
◎、ボックスティッシュ
◎、消毒液(低濃度と高濃度2種類)
◎、拭き消毒用の布・雑巾
◎、浸け置き消毒用の大きなバケツ
◎、消毒液を染み込ませた足拭きマット(バスタオル等で可)
◎、口腔セット(歯ブラシ・ガーグル等)
◎、嘔吐物処理セット
◎、ゴミ袋
◎、ゴミ箱(通常ゴミと排泄ゴミ用)
◎、ポータブルトイレ
◎、トイレットペーパー
◎、オムツ類(オムツ、パット、清拭、陰洗ボトルなど)
◎、バイタルチェック用品(体温計・血圧計等)
◎、感染部屋専用の記録用紙(食事量や排泄状況など)
等々
※ 隔離部屋専用の記録書式がない場合は今のうちに作っておきましょう!
<③消毒をする>
隔離部屋に入る介護職員は
マスク・手袋・ゴーグル・ガウン(予防着)
の装備を必ずしましょう。
その上で、キチンと消毒をします。
重要な部分をピックアップしますが、一応厚生労働省の出している消毒方法一覧を載せておきます。
新型コロナを消毒するために必要な消毒液は
『アルコール消毒液』と『塩素系消毒液』
です。
「覚えることが多いとわからなくなる!?」
という貴方はこれだけ覚えておいて下さい。
◎、アルコールは、人の体を消毒するのに向いています。
◎、塩素系は、物を消毒するのに向いています。
その上で、
『嘔吐物にはウイルスが沢山いるので、濃度が濃い塩素消毒液』
を使います。
『手すりや食器類にはそこまでウイルスはいないので、薄めの塩素消毒液』
を使います。
濃い消毒液、薄い消毒液の作り方は厚生労働省が出している基準がとても分かりやすいので、載せておきますから参考にして下さい。
今貴方が新型コロナ対策として頭の片隅に入れておくべきことは以上になります。
少しは整理できましたかね?
あとは貴方が、準備のために行動するかしないか次第で、実際に発生した際の混乱具合が大きく変わります!
まとめ
新型コロナ感染者が出た時に一番危険なのは、
「なにをどうすれば良いんだ!分からない!どうしよう~!!!」
と混乱した職員を媒介に、施設内にウイルスを広めてしまう事です。
そのため、新型コロナ感染者が出た時の下準備で最も大事なことは、
『今のうちから動きを想定しておき、焦らないようにしておくこと』
です。
今回の内容だけでも、施設で新型コロナ感染者が出た場合にどう動けば良いのかイメージ出来ましたよね。
新型コロナ感染者が出ても慌てる必要はないことも理解できたはずです。
「なんだ!そんな感じなのか!」
とイメージできたら、思っていたほど恐れる必要がないのも理解できましたよね。
このように新型コロナウイルスだからと言って特別焦る必要はありません。
隔離、必要物品、消毒
この3点だけでも頭に入れておけば後はどうとでもなります。
基本はインフルエンザ対策と同じですので、貴方の施設にあるインフルエンザ発生時の対処法を一度確認しておくことも良いですね!
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