新型コロナ外出自粛の中、人生を学べるオススメのゲーム5選【引きこもりのプロが教える】
新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言も出された今。
外出自粛、学校の休校等により、自宅で過ごす方法を模索している人も多くいます。
私は、外出自粛を出される前から、食料品を買いに出掛ける以外はずっと家にいられる、基本引きこもり体質の人間です。
食糧調達の必要もなければ、一歩も家から出なくても問題ありません。
そんな生活を最大1年間過ごした経験もある引きこもりのプロです!
そんな引きこもりのプロである私が今回は、今だからこそのオススメゲームを5作品紹介します。
「家でなにしようかな?」
「オススメの面白いゲームは何かないかな?」
「時間潰しどうしよう?」
「ゲームは好きだけど、折角なら学びになるゲームが良いな」
こんな貴方にオススメです。
今回紹介する、学べる5作品とは
①、いけにえと雪のセツナ
②、ヴァルキリープロファイル
③、リトルナイトメア
④、ラストデイオブジューン
⑤、オクトパストラベラー
これらのゲームから新型コロナによって発生している問題を考える倫理観を鍛える勉強にもなります。
もちろん、全て良作ですので、教育に意識を向け過ぎてゲームとして崩壊しているような作品は一つも有りません。
外出自粛の中、自分自身も、子供達にも人生の勉強となりつつ、時間も潰せる。
そんなゲームを是非プレイしてみて下さい!
※ 学びとして紹介する関係上、ネタバレも含みます!
引きこもりのプロがオススメする学べるゲーム『いけにえと雪のセツナ』

<作品の簡単な概要>
傭兵部族の一人エンド。
彼に新たな依頼が出されます。
それは
『イケニエに選ばれた少女を殺す事』
実際に殺害するために少女の元に赴きますが、色々とあってイケニエの旅の護衛を引き受ける事になります。
そこから彼の目的は
『いけにえを守り通して、最後を見届ける事』
になります。
そしてイケニエの旅の最後。
エンドはある選択を迫られます。
<ピックアップポイント>
まさにゲームの最後の選択こそが一番の学びポイントだと思います。
一緒に旅をしてきて、目的が
『イケニエを守り通して、最後を見届ける事』
となっているエンド。
そこで最後に迫られる選択が
『彼女を殺しますか?殺しませんか?』
と言う選択です。
イケニエである彼女は世界を破壊する者を体に憑依させ、
「このまま私のことを滅ぼして下さい」
と、自分を殺して貰う事で
『世界』
と、
『世界を破壊する者の心』
両方を救おうとします。
そこでプレイヤーである貴方に最後迫る選択肢が
「彼女を殺しますか?殺しませんか?」
です。
ずっと守る目的で旅をしてきた仲間の命と世界。
貴方はこの選択をどうしますか?
<新型コロナでの具体的な学びポイント>
この選択は新型コロナでの買い溜め行為とリンクします。
新型コロナに関連して買い溜めをする人の心理としては
『身近な人達を守りたい』
があります。
これはつまり、このゲームでの
『世界を守る選択=買い溜めをしない』
『彼女を守る選択=買い溜めをする』
と同じですよね。
社会や多くの人達のために、不安と闘いながら買い溜めをしないのか?
自分や周囲の人達の安心や安定した生活のために買い溜めをするのか?
貴方はどちらの選択をする人間ですか?
引きこもりのプロがオススメする学べるゲーム『ヴァルキリープロファイル』

<作品の簡単な概要>
北欧神話の世界。
神々の世界で大きな戦
『ラグナロク』
が迫っています。
そこで、人間界から英雄となる素質を持つ人物を戦力として鍛えた後、天界へ送る役目を任されたヴァルキリー(戦乙女)が主人公です。
魂を天界に送るので、生きている人間ではなく、亡くなった人間に活きる目的・道を与えると言うゲームです。
<ピックアップポイント>
英雄の資質を持つ人間の死に際に立ち合うので、そのストーリーはどれも学びを得られ得ます。
しかし、ここでは一番最初の英雄候補者。
アリューゼについてです。
アリューゼは凄腕の傭兵で、人間界の大きな戦で大きな戦果を立てたことにより国王より武勲を与えられます。
しかし国王は
「傭兵なんて敵である蛮族と同じ輩だ」
としか思っていません。
そしてそのことを理解しているアリューゼは武勲を受けつつ
「心にもない、こんな茶番をしやがって。国王は哀れだ」
と思っています。
そこでアリューゼは
「この彫像は国王そのモノ。人の目を誤魔化す象徴だ。そんな物はいらない」
と言って、武勲の彫像を国王の目の前で破壊します。
「その者を捕らえよ!」
との命令が下りますが、強さで武勲を得ているアリューゼに立ち向かう人は一人もいませんでした。
その光景を隣で見ていた姫が大激怒し、アリューゼを恨み、仕返しを企てて行きます。
<新型コロナでの具体的な学びポイント>
アリューゼは
『本心で動けず、形式に捉われた行動しか出来ない国王』
と
「人殺しをすることでしか評価されない自分」
の双方を皮肉って彫像を壊します。
つまりアリューゼが見ている皮肉・批判の対象は国王と自分自身です。
それ以外の人達を傷付ける意図は一切ありません。
しかし、実際には批判対象者にも娘や家族がいます。
そのため、批判等をしている本人にその気が無くても、その批判は意図しない人達を傷付ける事になり得ます。
批判行為とは、対象者だけではなく、多くの恨みを買い得る行為なんだと言う事です。
貴方は新型コロナに関して、安倍総理や政府を批判していませんか?
「安倍政権使えないな」
「新型コロナ感染抑止失敗だろこれ!」
のように批判していませんか?
その行為は医療現場で今この時にも必死に頑張っている医療関係者の努力をも否定する行為です。
そのため、貴方にその意図はなくても、貴方の政府批判は最前線で必死に戦っている、医療関係者からの恨みをかいます。
恐らく貴方にその意図はないですよね?
でも、そうなり得るんです。
まさに貴方が政府を批判する行為は、アリューゼと同じですよね。
引きこもりのプロがオススメする学べるゲーム『リトルナイトメア』

<作品の簡単な概要>
黄色い雨カッパを着た幼い少女シックス。
彼女が、謎の施設から脱出するゲームです。
シックスにとって謎の施設は牢獄であり、遊び場でもある。
いたるところに危険が潜んでいるこの謎の施設から無事に脱出する事が出来るのでしょうか?
アクションアドベンチャーなので、そこまで重厚なストーリーはありませんが、学びになります。
<ピックアップポイント>
主人公の幼い少女シックスを、捕まえようと迫ってくる敵も複数います。
その度にシックスは、隠れる・逃げるという行為で危機を乗り切ります。
戦うと言うことは基本的に出来ません。
見た目も細く、小さいので、いわゆる搾取される側の人間です。
しかし、ストーリーを進めるにつれてシックスの様子が徐々におかしくなっていきます。
そのキッカケとなるモノが
『飢え』
です。
空腹に見舞われる度にシックスに変化が出てきます。
最初に食べるモノはパン。
次は肉。
次はネズミ。
次は協力者(ノーム)
最後は敵のボス。
そして、気付かぬうちに、徐々に変化を遂げて行き、自分よりも格上のボスを捕食することで、シックスはもはや搾取される側ではなく、搾取する側の存在になってしまいます。
<新型コロナでの具体的な学びポイント>
これは搾取される側の人間が、搾取する側の人間に変貌してしまう姿を学べます。
最初は完全に一方的な搾取をされる側です。
しかし
『飢え』
この経験をする度、自分でも気付かない間に、徐々に変貌している。
実際にプレイヤーもネズミや協力者を捕食するまでは違和感を持ちません。
しかし、
「おいおい!なんでそっちを食べるの!?」
と変化に気付いた時には時既に遅し。
元には引き返せません。
新型コロナでも同じですよね。
最初は
「仕方ないよね!」
と、政府が抑え込むための政策に協力するだけの、完全な被害者かもしれません。
しかし、この状態が続く現在はどうですか?
「ふざけんなよ!」
「早く収束させてよ」
「新型コロナ感染疑いのある人は近付かないで!」
「新型コロナを治療している医療関係者の家とは関わりたくない」
等々の意見を持っていませんか?
それってもう搾取されるだけの、完全な被害者ではありませんよ。
他者を害する、搾取する側の人間への変貌をし始めていますよ。
リトルナイトメアでのシックスの変貌はどうでしたか?
『本人も気付かない間に変貌していき、気付いた時には後戻りできない状態』
貴方は既にその一歩を踏み出していると言う事です。
新型コロナに関して政府や他者を批判する考えを持ってしまっている貴方。
早く気付けて良かったのかもしれません。
まだ今なら後戻りできるかもしれませんからね。
引きこもりのプロがオススメする学べるゲーム『ラストデイオブジューン』

<作品の簡単な概要>
主人公のカールは妻であるジューンと湖に出かけた帰り道。
自分が運転する車で交通事故を起こし、妻を失ってしまいます。
一人になったカールは、事故に関係する人物達の過去を操作し、ジューンを取り戻そうと奮闘します。
過去に戻って現実を変える、いわゆるタイムリープ系のゲームです。
<ピックアップポイント>
過去を変えようと、色々と奮闘するのですが、結局大きな結果は変えられません。
つまり、どんなに事故に関係する人物の過去を変えても、必ず事故は起き、誰かは死にます。
この大きな事実だけは変える事が出来ません。
自分に出来ることをやり抜いた結果、主人公カールは絶望します。
では、それまでに行ってきた努力は無駄だったのでしょうか?
<新型コロナでの具体的な学びポイント>
これまで紹介してきたゲームによって他者を批判するとマイナスは大きいことを学んできました。
そこで、やるべき事としてラストデイオブジューンでは、
『今出来る事の範囲で、今の自分に出来る事を全力で行う』
ということを学べます。
『努力は必ず報われる』
と言うストーリーではないので、今の自分に出来ることを全力で行う事で大きな壁にぶつかることも有ります。
努力だけでは絶対に変えられない事、超えられない壁も存在します。
実際に主人公カールも、自分に出来ることを全て全力でやり抜いた先でそのような壁にぶつかり絶望します。
新型コロナの今も、今貴方にできる範囲のことを、全力でやってもどうしようもない壁にぶつかる事はあるかもしれません。
絶望することがあるかもしれません。
そんなどうしようもない、絶望の中、貴方はどうしますか?
ちなみに主人公カールは、そんな現状を受け入れる選択をします。
抗うのではなく、受け入れます。
すると視野が変わり、絶望の中に新たな選択肢が生まれてきます。
一度立ち止まり、原点に立ち返ることで、変えられない現実、絶望の中での最良の選択というものはあるのかもしれません。
今までやってきた行動は何も生まない無駄なことなのでしょうか?
引きこもりのプロがオススメする学べるゲーム『オクトパストラベラー』

<作品の簡単な概要>
主人公はそれぞれ別の目的を持った8人。
◎、知的好奇心を満たす学者の旅。
◎、大切な人のために、大切な儀式を行う僧侶の旅。
◎、行方不明になった師匠を探す狩人の旅。
◎、自分の名誉を回復するための盗賊の旅。
◎、誰でも救える憧れの存在に近付くための薬師の旅。
◎、敵に復讐するための踊り子の旅。
◎、生きる意味、自分探しの剣士の旅。
◎、世界を知りたい憧れによる商人の旅。
その中から好きな一人を選んで旅をします。
<ピックアップポイント>
ここでピックアップするのは薬師アーフェンの旅です。
自分自身が幼い頃、誰にも治せない奇病にかかり苦しんだ経験があります。
そこへ一人の旅をしている薬師が現れ、病気を治してしまいます。
しかも治療費は取らない。
そこでアーフェンは
「何で?」
と質問をします。
そこで返ってきた言葉
「苦しんでいる人がいたら、助けるのは当たり前のことだよ」
この経験からアーフェンは
「あの人みたいに世界中の困っている人達を救いたい」
と薬師になり、治療して回る旅に出ます。
<新型コロナでの具体的な学びポイント>
『苦しんでいる人がいたら、助けるのは当たり前の事』
この言葉を目指し薬師になり、人を助ける旅をしているアーフェンは旅をする中で大きな悩みに苦しめられます。
それは
『重罪人も助けるべきなのかどうか?』
です。
そこでアーフェンは
「心を入れ替えて、もう罪は犯さない」
という約束をすることで助ける選択をします。
その結果、罪人はアーフェンが治療疲れで寝ている隙に逃げだし、街の子供を人質に金品を強奪します。
更に、人質の子供のことも刺します。
アーフェンが罪人の命を救ってしまった事で、何の罪もない人達のお金や命が奪われる結果を生んでしまいます。
『果たして罪人も含めて、苦しんでいる人を助けると言う選択は正しい事なのか?』
これも新型コロナで悩んでいる人達がいます。
そうです。
新型コロナ治療の最前線で働いている医療現場の医師や看護師です。
これだけ
「他人に感染させないように自粛して下さい」
と言われている中、
「自分達は重症化しにくいらしいし」
と自己中心的な行動をしていた若者。
「他の人達にも感染させてやるよ」
と陽性反応が出た後にワザと出歩く感染者。
こんな人達が重症化し、自分の目の前で苦しみ、助けを求めている。
これってアーフェンと同じ苦しみですよね。
もし助けても、その後彼らが改心する保証なんてありません。
成人してから性格なんてそうそう変わりませんし、病気は喉元過ぎればで、治った後は苦しみを忘れてしまうモノです。
果たしてこんな人達のことを優先して、自分の生活や大切な人達に我慢をさせてまで救う価値はあるのでしょうか?
もちろん法的には救わなければなりません。
しかし、心は別問題です。
感情的には違和感があり苦しんでいる医師や看護師がいます。
そこで、オクトパストラベラーのアーフェンは決断をしますので、一つの選択肢として勉強になります。
ではアーフェンはどうしたでしょうか?
親友からの手紙で初心に戻ります。
相手が誰かなんて関係ない。
『苦しんでいる人を救う』
ただそれだけで、自分の信念に従うのみ。
それによって傷つく人がいたら、その人も救えば良いだけ。
正解なんてないなら、自分が悩むことで、苦しんでいる人を見捨てるくらいなら全部救ってやる。
このように吹っ切れて、アーフェンは全て救う選択を強固にします。
アーフェンと苦しんでいる医療関係者は是非参考にしてみて下さい。
貴方は何故今の仕事をやろうとしたのですか?
その信念は?
まとめ

最後に
『新型コロナ外出自粛の中、人生を学べるオススメのゲーム5選』
をまとめて終わりにします。
①、イケニエと雪のセツナ
買い溜めをする判断=身近な人を守りたい気持ち。
買い溜めをしない判断=多くの人、社会を守りたい気持ち。
②、ヴァルキリープロファイル
批判行為とは、対象者だけではなく、多くの恨みを買い得る行為。
安倍政権や政府批判をしていると医療現場で頑張っている人達も愚弄する事になる。
③、リトルナイトメア
他者批判をしていると②で学んだように多くの恨みをかうだけではなく、知らず知らずの間に、自分が周囲を害する中心人物になってしまう。
しかし、気付いた時にはどうしようもない。
④、ラストデイオブジューン
ない物ねだりや、他者を批判する暇があったら、今の状況に置いて、自分に出来る事をやりましょう。
自分に出来ることを頑張っても、必ずしも良い結果が得られるとは限らない。
そんな時には一端立ち止まり、受け入れると言う選択肢もあり。
それにより、視野が変わり、新たな選択肢も生まれて来る。
⑤、オクトパストラベラー
医療従事者として
「助けたくない人物。罪人でも、自分の生活や家族に我慢を強いてまで、優先して助けるべきか?」
立場的、法的には助けるべきだけれど、心情的に悩んでしまう。
そんな時には
『何故この道を志したのか?』
初心に戻り、その信念に従うのみ。
その結果他人がどうなるのか?どう思うのかは誰にもわからない。
それなら自分の信念に従い
「自分がやりたいようにやるのみ!」
引きこもりのプロとしては、他にもオススメのゲームは沢山あります。
しかし、今回は新型コロナの中で学びになるゲームと言うことで紹介しました。
是非興味を持ったゲームをプレイして、その世界観の中で学びを得つつ、自分の事として考えてみて下さい。
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