【介護職経験歴別】オススメのメモ帳、メモの取り方のポイント

 介護職員の必需品

『メモ帳』


 しかし、介護未経験者の新人職員と、介護歴10年以上のベテラン介護職員とでは、持つべきメモ帳やメモの取り方には大きな違いがあります。


 今回はそんな介護経験歴別に、

◎、オススメのメモ帳

◎、メモの内容

◎、申送りのメモの取り方

をご紹介していきます。


「仕事中、何を持ったら良いんだろう?」

「メモが多すぎて、必要な時に確認出来ない!」

「メモを取っても活かせない!」

そんな貴方向けの内容となっています。


 現場感覚での、かなり実践的な内容となっていますので、無駄なメモや持ち歩く物を減らし、効果の高いメモを取れるよう参考にして下さい!





介護職員のメモに対する基本姿勢について

 介護職員のメモに対する基本姿勢について、結論は

『持ち歩く物は極力小さく、極力少なく』

です。


 今回はそんな中でもメモ帳にフォーカスして話をして行きます。



<持ち歩く物を極力小さく>

 まず

『持ち歩く物を極力小さく』

の部分ですが、そのためにメモ帳は、2冊用意しましょう。


『持ち歩き用』

『申送りを写す用』

です。

※ 施設の申送りの形によっては、申送りを写す用のメモ帳は不要な場合もあります。


 そうする事で、持ち歩くメモ帳は小さい物に出来ます。


 申送り内容を小さいメモ帳に書き写していると、とても見にくく、あまり意味がないので申送りを書き写すなら大きいメモ帳の方が便利です。


 しかし、大きいと持ち歩くにはとても邪魔なので、

『持ち歩くメモ帳を小さくする事』

『申送りをキチンと書き写す』

 この二つを成立させるために、メモ帳は2冊用意しましょうと言う事です。



<持ち歩く物を極力少なく>

 次に

『持ち歩く物を極力少なく』

ですが、これもメモ帳を分けるのは有効です。


 不安な気持ちから

◎、申送りを書き写したメモ帳を持ち歩く

◎、複数のメモ帳を持ち歩く

◎、貰った資料や1枚1枚独立しているメモ用紙を、メモする度に沢山持ち歩く

等々。

 そのようなことをしてしまいがちです。


 しかし、沢山メモ用紙を持ち歩いた結果、必要な時にメモ内容が見つからず、結局メモが無意味になると言う現象が起きます。


 だから、持ち歩くメモ帳は極力小さく、極力少ないようにすべきなんです。


 ただし、介護現場で働く熟練度によって、メモの必要性や必要な大きさ、量が違います。


 そこで、更に深掘りして介護経験の熟練度別に、

◎、どんなメモ帳を使えば良いのか?

◎、どんなメモを取るべきか?

◎、どのように書くべきか?

等を紹介していきます。


 では、早速見て行きましょう!




介護未経験・新人のメモ帳と、メモの取り方

<メモ帳>

 結論は

『施設から貰った資料』

です。


 基本的に、準備したメモ帳ではなく、施設から貰う資料に直接書き込みましょう。


 私は施設経験しかないので、施設を想定してご紹介しますが、座席表、居室割、タイムスケジュール等々の資料を貰いますよね?


 介護未経験の新人職員は、それらの資料に直接必要事項をメモして下さい。

 そうする事で、必要な情報を必要な時に自然と目に付くように出来ます。


 メモを別のメモ帳に書き写していると、座席表を見て、その後、メモした内容を探して、メモした内容を確認して・・・ととても手間取ります。


 例えば、ご利用者に食事の配膳で

「山田花子(仮名)さんへ配膳お願いします」

と先輩に言われたとします。


 山田花子さんは水分にとろみをつけるご利用者で、事前に教わり、メモもしています。


 この時に貰った座席表に直接メモをしていると、

◎、座席表で山田花子さんの座席と注意事項を確認する

 これだけの動作で、配膳が出来ます。


 一方、貰った座席表とは別のメモ帳に注意事項等をメモしていると、

◎、座席表で山田花子さんの座席を確認する。

◎、メモ帳を出す

◎、メモ帳の中から山田花子さんについて書いた場所を探す

◎、そのままでは手が塞がっているので、メモ帳等をしまう

のような動作が必要になります。


 ゆったり、のんびりしている施設なら安全第一でそれでも構いません。


 しかし、現状として介護施設で一人の配膳の度にこのような動作を毎回していたら、イライラしてくる先輩も沢山います。


 先輩に怒られる云々関係なく、必要な情報を見易く、一つにまとめていると確認ミスも減り、事故防止にも繋がります。


 そのため、介護未経験者の新人さんはメモ帳を別に持つのではなく、貰った資料に直接書き込むようにしましょう。



<メモする内容>

 新人さんは仕事をしたり、先輩に教わる中で、気になる内容をメモしましょう。

 それが貴方の介護職員としての特徴になっていきます。


 とは言え、主にどんなことをメモすると良いのかオススメを簡単に列挙すると

◎、とろみの有無

◎、自助具の有無

◎、食事を小分けにするのかどうか?等の特別な配膳方法

◎、そのご利用者を介助する際の注意事項

◎、ご利用者の特徴やこだわり

等々。

 事故を起こさない為に必要なご利用者個別についての情報を主にメモすると良いです。


 書こうと思えば他にも沢山書きたくなる事は出てきます。


 しかし、書く事が多すぎても、必要な時に見つけられないので、

『事故を起こさない為に必要な個別情報』

これだけに絞って書くようにする方が良いと思います。


 その上で、どうしても気になることをメモすれば良いと思います。



<申送りの書き方>

 仕事をしながら行うメモの書き方は、自分が分かりやすいようにすれば良いので、主に悩む事の多い申送りの書き方について見て行きます。


 介護未経験者の新人さんは、基本的に

『全部、漏れなく書き写す』


 この姿勢が良いと思います。

 慣れてくれば

「これは必要、これは必要ない」

と選別できます。


 しかし、未経験の新人さんではその判断が出来ません。

 判断できたとしても、メモしなかった部分は完全に頭から無くなります。


 ベテラン介護職員は

「必要ない」

とメモしなかった項目も、頭の片隅には残っています。


 この差はかなり大きいので、未経験者の新人さんは申送り内容を全て書き写しましょう。


 出来れば、言っている文言をそのまま書き写します。

 後に自分が申送りをする立場になった時、これをしているのと、していないのとでは大きな差になっています。


 介護の申送りは基本的に口頭なので、書き写すのが間に合わないこともあります。

 その場合には指導についてくれている先輩に

「すみません。早くて書き写せなかったので、この部分を教えて頂けますか?」

等とお願いして、しっかりと書き写して下さい。


 そこまでしても、緊張と他に覚えることの多さで忘れてしまうと思います。

 それでも、この時期は全部書き写すのが重要です。


 先輩の中には申送り中に

「ゴメン、ぼ~っとしてて聞き逃した!もう一回言って!」

のように中断して聞き直す人もいますが、新人が申送りを中断することはオススメしません。


 それはその先輩が職場で積み上げてきたモノが前提で成り立っている行為ですので、真似しないで下さい。




一人立ちした介護職員のメモ帳と、メモの取り方

<メモ帳>

 結論は

『ポケットに入る小さいメモ帳』

です。


 一人立ちした介護職員とは、幅が広いですが、

『最初に施設から貰った資料がなくても仕事が出来るようになった状態』

と思って下さい。


 人によって差はありますが、概ね半年以上の職員さんですね。


 流石にメモ帳を持ち歩かないのはダメです。

 特にオススメのメモ帳というモノはないので、100円均一のお店で準備して良いと思います。

 個人的にはこのようなタイプのメモ帳で、サイズがA7くらいが良いと思います。


 オススメはありませんが、一方でやめておいた方が良いと思うメモ帳はあります。

 それはリングで固定されているメモ帳です。

 このタイプをポケットに入れていると、太腿が擦れて仕事が終わる頃に痛くなります。

 ポケットの内側が劣化して、ポケットに穴が開いてしまう事も有ります。


 そして何よりも、夏場は特に汗で濡れることで、穴の部分が破けてしまいメモ帳が欠落します。

 私の経験上、このリングで止まっているタイプのメモ帳を持ち歩くメリットはありません。



 <メモする内容>

 未経験の新人の頃は

事故を起こさないように必要な情報をメモしろ!」

と言いましたが、一人立ちした職員はその辺りの情報は既に把握していますので、この辺りを何度もメモする必要はありません。


 この頃になると、必要な情報は主に

◎、ご利用者の内出血等の怪我

◎、ご利用者の怪我への処置内容

◎、バイタルの数値

◎、日直さんへ伝える内容

◎、入浴欠浴者

◎、食事量や状況

◎、排泄・排便状況

のような内容です。


 だからメモ帳なんて本当に小さくて済むわけですね。



<申送りの書き方>

 一人立ちした職員さんは、申送りは基本的に必要事項だけで問題ありません。

 先ほどメモする内容として列挙したような部分についてメモして終わりです。


 申送りの基本情報はそんな感じですからね。

 しかし、まだこの時期の職員さんはキチンと文章でメモすることになると思います。




ベテラン介護職員のメモ帳とメモの取り方

 結論:『人による』


 ベテランと呼ばれるようになってくると、職員それぞれが独自の形を形成しているため、

「ベテランのメモはこうだ!」

が一概に言えません。


 そのためここでは、私の使っているメモ帳やメモの取り方を中心にご紹介していきます。



<メモ帳>

 中にはメモ帳を持ち歩かない職員さんもいます。

 メモは自分の手に書くか、施設の何ヶ所かに置かれているメモ用紙を使うかです。

(風呂場、トイレ、スタッフルーム等)


 では私はどうしているのか?

 私はこのWEMO(ウェアラブルメモ)を使っています。

 オススメはベージュ白色です。

 これらの色は定規のメモリが付いているので、内出血の大きさを測る等の用途でも使えます。


 このWEMOの使い勝手や、実際に現場で使ってどうなのか?

等に関しては、後日記事を作成予定ですので、お待ちください。



<メモする内容>

 これは一人立ちした職員さん達と基本的に同じです。

 一人立ちしたばかりの職員さんだろうと、ベテランだろうと、現場でやっている事は同じですからね。


 ただし、かなり慣れているので、一人立ちしたての職員さん達よりもメモする項目は少ない事が多いです。

 頭に入っており、メモしないで書類に書き写しますので。


 私の場合は

◎、バイタル

◎、自分がやる事(『お風呂を入れる』『ショートの着替えをする』等)

◎、入浴誘導者の名前

◎、物品補充品

辺りが主です。



<申送りの書き方>

 正直もう、書かない人もいます。

 急変等の特別なことが発生していなければ、送られる内容って大して変化がありません。


 そのため、メモをしなくても問題なく業務に入れるので、メモをしない人もいるんですね。


 そして、急変等があり、特別視しないといけない事態がある時には、メモをしなくても頭に入りますし、言われなくても注視しますし、注視するポイントも知っています。


 だからメモが不要なわけですね。


 もちろん、メモをする人もいます。

 その辺りは施設の形や、職員ごとの人による部分がかなり大きいです。


 私の場合は、申送り内容を、申送りに参加していない職員さん達に伝える場合にはメモ用紙にメモします。


 自分ひとりだけで把握すれば良い場合には特別メモしません。

 この場合にはメモするにしても、WEMOにちょろっと書く程度です。


 メモをしない理由は先ほど言った通りで、メモする必要がなく、出来る限り持ち歩くモノを小さく、少なくしたいからです。


 他の職員さん達に申送りをするために、メモする場合もかなり簡略化してメモをします。

 自分独自の記号のようなモノもあります。


 例えば、バイタル。

「体温37.0℃、血圧125/80、脈70 酸素飽和度99%でした」

のような送りがあったとします。


 これをメモするなら

『7.0 125/80 p70 99%』

と書きます。


 食事量なら

「主食1/2、副食1/3、汁1/2、お茶全量召し上がっていました」

のような送りがあった場合。


 これをメモするなら

『≒1/2 水○』

と書きます。


 全体的に約1/2量食べており、水分は全部飲んだと言う意味ですね。

 具体的な数字よりも、どの程度食べていたのかだけで十分ですからね。


 もっと長い申送りも記号を入れて書きます。

「○○様、20時、巡視時に腹痛の訴えあり。バイタル測定し異常なし。なおも腹痛強く聞かれていた為医務に連絡。20:30 医務が到着し引き継ぐ。その際多量の嘔吐をされ、夕食時の未消化な残渣物あり。その後意識消失されたため、ドクターに連絡後、ドクター指示により救急要請。21時救急隊により○○病院へ搬送され、そのまま入院されています。」

のような送りがあった場合。


『20‘ 腹痛後、吐(多)。 21‘ 救でHP、入院』

こんな感じに書きます。


 何となくはわかるでしょうが、その人にしかわかりませんよね。

 ベテランの介護職員さんはこのように各人で書き方を確立していることが多いです。




まとめ

 それでは最後に

『【介護職経験歴別】オススメのメモ帳、メモの取り方のポイント』

をまとめていきます。


 介護職員は

『持ち歩く物は極力小さく、少なく』

を意識する事。


 その上で新人職員さんは

◎、施設にもらった資料に直接書き込む

◎、事故を起こさない為に必要な、ご利用者の個別情報を書く

◎、申送りは文言のまま全部書き写す


 一人立ちしたら

◎、小さいメモ帳1冊

◎、記録を書くのに必要な情報、日直に伝える情報をメモ

◎、申送りは必要な部分を書く


 ベテランになったら基本は人それぞれ違ってくる。

 私の場合は

◎、身に着けるメモWEMOを使う

◎、やることを忘れないようにメモを書く

◎、申送りは独自の記号等でかなり簡略化して書く


 主に新人時代に

「メモを上手く書くにはどうしたら良いんだ!?」

と悩みます。


 そんな時には

『もらった資料だけ持って、それに書き込む』

『事故を起こさない為の情報を書き込む』

 このことを思い出して下さい。


 申送り帳の書き写し方は、

『出来れば』

程度で良いと思います。


 仕事が出来る人はキチンと整理できる人です。


 是非、貴方も

『持ち歩く物は極力小さく、少なく』

意識して仕事をしてみて下さい!


「メモよりも、ご利用者の名前を覚えることが出来ないんです!」

という貴方はこちらの記事をお読みください。

>>>『介護施設で早くご利用者の名前を覚える!入職して5日で100人覚えた方法』



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