あずみの里訴訟で准看護師が勝つと介護現場が崩壊してしまうかもしれない!ゼリーの窒息リスク

あずみの里訴訟のその後。今どうなっているのか?

 おやつで提供したドーナツをご利用者が喉に詰まらせ、窒息し、入院先の病院で亡くなった事件。

 詳細はこちらの記事を読んで下さい。


 この事件は現在控訴され、高等裁判所で裁判が行われ、後は判決を待つだけの状態になっています。

 その高等裁判所での争点や重要なポイントはこちらをお読みください。


 このあずみの里訴訟において、高等裁判所の状況を受け、准看護師の支援団体や支援者からは様々な動きや意見が表出し始めました。


 それらを見ている中で、一つ気になる人による、気になる発言がありました。

 その内容が本当で、裁判所が認めるとなると、介護現場が崩壊するレベルでの大混乱が起きます。


 その発言をしている人は准看護師を擁護する立場の人物なので、准看護師が勝訴すると介護現場が崩壊するかもしれないと言う事です。


 その内容と、その内容が万が一認められると、何故介護現場が崩壊してしまうかもしれないのかを説明していきます。




介護現場が崩壊する医療関係者の発言

<現状の誤嚥対策を否定>

 特定の人を批判するような形になるのは望むところではないので、発言者は敢えて言いません。

 しかし、医療界のそれなりの立場にいる方とだけ言っておきます。


 そんな人物の発言です。

「ゼリーなら安全と言うのは素人考えだ」

との趣旨のことを言って、准看護師の無罪を主張されています。


 これが介護現場に与える影響がどれほどまでのことか分かりますか?

 介護現場ではムセ予防や誤嚥防止のためにゼリー食、ムース食、ミキサー食、とろみを活用しています。


 恐らくほぼ全ての介護施設で活用していると言っても過言ではないと思います。

 この方のこの発言はそれを全否定する発言です。


 もちろん、それらの食事形態にしたから誤嚥が全く起きないと考える介護職員はいませんが、ここでは窒息死のリスクの話をしているわけですからね。


 更に准看護師を擁護する為の発言ですからね。


 それらの背景も考えてこの発言を受け止めると、どうなるでしょうか?



<ドーナツとゼリーの誤嚥リスクは同等?>

『ドーナツでの窒息リスクと、ゼリー食やとろみ等での窒息リスク。

 これらに大きな違いはない。

 どちらにも同等の窒息リスクが存在している。


 このように言っていると解釈しないと違和感が残る発言です。

 だって、

「ドーナツでは窒息リスクは高いです。けれど、ゼリー食でもドーナツほどではないにしても窒息することはありますよ!」

という意味では准看護師の擁護になりませんからね。


「窒息リスクはドーナツでもゼリーでも大きく変わらないよ。だから准看護師が介護の申送り帳を確認してゼリー食を提供していたとしても、同じ事は起き得たよ。ゼリー食に変更する意味なんて大してないんですよ。」

という意味だと解釈しないと擁護にならないんですよね。


 余談ですが、こんにゃくゼリーによる窒息事例はありますが、普通のゼリーによる窒息事例はネットでは見つける事が出来ませんでした。


 准看護師がこのあずみの里訴訟で勝つと言う事は、このような意見や擁護を裁判所が認めると言う事です。


 すると誤嚥や窒息予防のためにゼリー食、ミキサー食やとろみ等を活用する介護ではダメになります。

 そうなると、日本全国の介護施設が別の誤嚥予防の対策を早急に立てなければならなくなります。


 前代未聞な大混乱が起きます。

 新型コロナウイルスのマスク不足問題なんて比じゃないレベルの大混乱だと思います。

 その大混乱で介護現場が崩壊していくリスクがあると私は考えます。




准看護師側が勝訴した場合の混乱予測

 現状での誤嚥予防対策を放棄しなければならないわけですから、

 とろみのメーカーは倒産し得ますよね。

 介護食メーカーも大打撃だと思います。


 そして、代替案がキチンと専門家から出されなければ介護施設で誤嚥リスクが高いご利用者に食事の提供は出来なくなります。

 しかし、それではご利用者が亡くなってしまうので、胃ろう、鼻ろう増設が急増するかもしれません。


 鼻ろうは即日で可能みたいですが、全国の介護施設が一斉に動き出すため病院がパンクしてしまいます。

 増設するまで点滴以外出来ない状態で、亡くなるご利用者も出て来るかもしれません。


 そんな現状に嫌気がさして介護職を辞める介護職員も多くなると思います。

 ただでさえ介護職員が少ない現状で、ドンドン退職していかれては介護施設の運営が出来なくなります。


 このような状況から介護の現場が崩壊するかもしれません。

 何度も言いますが、これは准看護師が裁判で勝つとなり得る予測です。


 今までの裁判の通り、准看護師が負ければこうはなりません。

 私は今までは、准看護師が勝っても、負けても介護現場には関係ないと思っていました。


 しかし、医療関係のその人の、この発言を見て考えが変わりました。

 今の私の意見は

『准看護師が勝つと介護現場が崩壊し得る』

です。




最後に

 私は介護現場を崩壊させたくない一介の介護職員です。

 あずみの里訴訟の関係者でもありません。


 だからこそ、内容が気になるんです。


 貴方は弁護側が言っている

「介護現場が崩壊する」

「介護の未来を守る戦いだ」

という文言だけに踊らされていませんか?


 その内容までキチンと『自分の目で見て』把握していますか?

 私はそうしていますし、去年の地方裁判所が結審する前から情報を追っています。


 今回の准看護師を擁護するための医療関係者の発言を認めると、ゼリー食に誤嚥や窒息リスクが高いことになり、今の介護業界は大改革を強いられます。

 人材不足なんて小さく感じるほどの大混乱です。


 貴方が准看護師を応援しようと、私の意見に賛同しようと、どちらでも構いませんが、どちらの方が介護現場のためになるでしょうか?


 その判断は自分の目でシッカリと確かめて判断して欲しいと思います。



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