《ヤフーリアルタイム》を活用して虐待を減らす!今までにない介護施設の虐待を減らす方法。

介護虐待が過去最高となる

 毎年のように介護者による虐待の認知件数が増え続けています。

 介護虐待件数は2018年の一年間で17870件

 家族等からの虐待が17249件

 介護職員からの虐待が621件


 報道や世間的には

『介護職員からの虐待だけが増えている』

との印象があるようですが、そうではなく

『介護者からの虐待が増えている』

なので%ではなく、キチンと件数で見て欲しいと思います。


 介護施設の職員だけが介護をしているわけではありませんからね。


 とは言え、介護職員からの虐待が増えているのも事実。

 そこで、日本一の介護施設を作ろうと活動している私としてはそれを放置できない!

 何とかしたいと言う事で、一つの解決方法をひらめきました。


 施設として正式に動くためには少し大変かもしれませんが、現場の人間が個人的に動く分には今日からでも行える対策方法です。




虐待をしてしまう理由

 介護職員からの虐待を解決するためにはまずは、

「何故虐待をしてしまうのか?」

を知る必要があります。


 厚生労働省の調べによると

 一番多い理由は

『教育・知識・介護技術等に関する問題』


 二番目に多い理由は

「職員のストレスや感情コントロールの問題」


 この二つの理由だけで80%以上を占めるようです。


 これらは全て関連している理由だと思います。

 知識不足や教育不足だから、イライラして自分の感情をコントロール出来ないとなるわけですからね。


 この場合にどちらの理由にするのかは人によるところがあると思いますので、結構曖昧な数値だと思います。

 他の虐待理由もこのような関連性があり、

「どれを根本理由にするか?」

の違いがある程度で、感情をコントロールできないで行われていると言えます。




一般的な虐待対策

 まずは一般的に言われている基礎的な虐待対策方法を簡単に紹介します。


<道徳教育>

 介護職員にキチンと道徳心を持たせ、道徳的な人間に教育する方法です。

 ケースごとに適切だと思える介助や態度の勉強を繰り返すことで、介護現場における道徳観は身について行くと思います。


 その上で、更に道徳と言うモノを考える場合にはこちらの記事もお読みください。



<心理教育>

 ご利用者の気持ち・感情を理解する教育です。

『人はより多く知っている相手のことを嫌いにはなれない生き物』

と言われます。


 逆に

『知らないは嫌いに繋がる』

と言われます。


 そのくらい、相手の心を知ろうとする教育はとても重要になってきます。

 その上で、本格的に心理の学問を学ぶのを推進するのも良いと思います。



<介護教育>

 自身の介護スキルが低いだけなのに、上手く介助が出来ないことでイライラしてしまい虐待を行ってしまう。


 このようなことも考えられます。

『パットやオムツの当て方が下手な介護職員が、ご利用者の失禁に腹を立てる。』

 そんな情景は容易に想像できますよね?


 それなら、介護スキルを高める教育も虐待防止には繋がり得ます。

 パットやオムツをキチンと当てる前段階の、それぞれの特徴や使い分け等の基礎知識についてはこちらをお読みください。



<怒りをコントロールする>

 アンガーマネジメントと言われるものですが、要はイライラをコントロールする方法です。


1、イライラしている自分を自覚する

2、深呼吸を6秒する


 主に言われている有名な方法はこれです。

 怒りは衝動。


 つまり、急に込み上げ、急に収まる感情と言われています。

 その収まるまでの時間は概ね6秒と言われています。


 だから、イライラしている自分を自覚したら6秒立ち止まり深呼吸をすると怒りが落ち着くと言う方法です。


 私は他にも、人がイライラを溜めこむ理由の一つを解決する方法を提案しています。

 それがこちらです。




ヤフーリアルタイムを活用した虐待防止対策

<ヤフーリアルタイムから人の感情を読み取る>

 ヤフーリアルタイムと言うサービスがあります。

 ツイッター等、リアルタイムで呟かれた投稿をリアルタイムで計測し、その感情がプラスの感情か、マイナスの感情かも測っています。


 それらの分析結果を教えてくれているのがこの本です。


 そのデータを参考に、時間帯による人の感情を表すとこうなります。

6時 明るい、眠い
7時 痛い、頑張ろう
8時 熱い、忙しい
9時 緊張、ドキドキ
10時 少ない、面倒
11時 遅い、遊ぼう
12時 お腹すいた、不味い
13時 満腹、遅い
14時 暇、暑い
15時 甘い、ちょうだい
16時 やった、ゲット
17時 帰ろう、頭痛い
18時 暗い、お疲れさま
19時 うま、手抜き
20時 いっぱい、かわいい
21時 うらやましい、かっこいい
22時 え!?、いいよ
23時 一日お疲れ、確かに
0時 まだこれから、大好き
1時 間違いない、悔しい
2時 怖い、エロい
3時 まずい、眠れない・寝ろ
4時 死ね、苦しい
5時 暗い、大切


<人が最も攻撃的になる時間帯>

 この中で私が特に注目したのが3~4時です。

 この時間帯人は情緒不安定になると言いますか、攻撃的になるのが読み取れます。


 特に特徴的なのが3時だと

『寝ろ』


 4時だと

『死ね』

と言う言葉。


 他のワードも本には載っているのですが、それらのワードも含めて考えると3時~4時は攻撃的になるのは更に明らかなのですが、その対象は全て。


 つまり、他者に対してだけではなく、自分自身も攻撃対象なのが特徴的です。

 要は普通の人なら寝ている時間帯なのに起きている時点で情緒不安定になりやすいと言う事だと思います。


 自己嫌悪は他者への攻撃性にも変わる感情ですので、この時間帯は自分自身の感情をコントロールが難しい時間帯だと自覚しておく必要があると思います。



<介護職員は虐待しやすい環境にある>

 この3時~4時。

 介護施設の職員ならピンとくる時間帯だと思います。


 そうです。

 多くの施設では夜勤中で一番忙しくなる、一斉にオムツ交換をする時間帯です。


 人が一番攻撃的になりやすい時間帯に、介護施設の職員は一番感情をコントロールできない忙しい状態に陥っているんです。


 そんな時にナースコールが引っ切り無しになったらどうでしょうか?

 ただでさえ多くのオムツ交換を早くやりたい状態なのに、ナースコールが鳴りまくる。


 しかも、中には

「押してないよ。」

とか、ナースコールを押した本人が

「何?」

と怒り出すこともあります。


 更に、防犯理論上、犯罪が発生する条件も満たしている事が多いです。

 犯罪が発生する条件とは、

『人の目、抑止力がない状態』

です。


 この時間帯は夜勤者全員が忙しいので、人の目がありません。


 介護施設での夜勤者の3~4時。

◎、人が一番感情をコントロール出来ない時間帯

◎、人が一番攻撃的になる時間帯

◎、一番忙しい時間帯

◎、人の目がない時間帯

これら全ての条件を満たしてしまっている状態にあります。


 それが良いことか、悪い事かは一端置いておき、普通に考えて

「虐待は起こるべくして起きている」

と言えるような状況ではないでしょうか?



<虐待を減少させる方法>

 このデータを基に、虐待を減少させる方法案とは、

《3時~4時の一斉オムツ交換の時間をズラす》

です。


 これを施設として変えるとなると、勤務状況の大きな変更が必要となるので少し大変です。


 しかし、夜勤者が個人的に時間をズラすことは今日からでも出来る事ですよね?

 例えば2時台ならまだ「楽しい」が多く呟かれています。

 5時台なら「大切」「愛してる」等が多く呟かれています。


 3時~4時台とは一変しますよね。


 パットの大きさを一つ大きくする等すれば対応できるので時間を早めることは容易ですが、遅めるのはキツイかもしれません。


 しかし、オムツ交換の時間を変えると、

「次までのオムツ交換がかなり空いちゃう」

等の別の問題も出て来るかもしれません。


 だから施設としてこれを取り入れるのは大変です。

 しかし、虐待防止と言う目線で、このような

《人》

の特徴を知っておくことは必要な事だと思います。




最後に

 今回の提案が必ずしも特効薬となり、高齢者虐待減少に大きく貢献するとは限りません。


 しかし、このような観点でも高齢者虐待を考える事は可能ということです。

 何も知らず、何も対策もしないまま、

「どうしよう!教育しないと!」

言っているだけで、忙しさの中で結局何も対策出来ない状態。


 介護施設では多く見掛ける現象ですよね?

 そうなるくらいなら、その時間帯にイライラするような業務を入れないことから始めるのはハードルが低い事だと思います。


 この事を知ると、普段何気なく、何事もなく介護施設で夜勤をしている介護職員さん達って凄いんですよね。


 人として攻撃的になる時間帯に自制して忙しい業務をこなしているわけですから。

 言い換えると、周囲や夜勤者本人が思っている以上にストレスが溜まっている証拠だと思います。


 これを管理者は当たり前な事と考えず、適切にケアをし、適切に感謝し、労って欲しいと思います。


 そして〆として、他にも知っていると虐待防止や介護者として役に立つ情報を沢山配信していますので、私の記事を沢山読んで頂くのも虐待防止になるかもしれません。



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