「メンバーがついてこない」が改善!リーダーが意識すべき4つの事。

「メンバーがついてこない!」


 仕事を頑張っているとそれが評価され、

◎、新しく役職を貰う。

◎、行事の実行委員長になる。

◎、プロジェクトの責任者になる。

等々、人を取りまとめるリーダーと言う立ち位置になることがあります。


 もちろん、介護施設におけるリーダーも役職に含んでいますし、その日その日の日直も人を取りまとめる立場です。


 そんな人を取りまとめるリーダーになった時、

「自分はやる気に燃えて頑張っているのに、他のメンバーがついてこない。」

ということはありませんか?


 普段からキチンと他の職員とのコミュニケーションもバッチリで、印象も良いのに、何かを行うためのリーダーになると、途端に誰もついてこない。


 そんな貴方は今からご紹介する4つの事を意識してみて下さい。

 これらは私が実際にリーダーとしての立ち位置にいる時に意識し、行っている事です。


 研究者ではないので、主観にはなってしまいますが、職員やメンバー一丸となって頑張ると言うことが出来ています。


 もし一つでも意識していなかったり、やっていなければ是非全て行ってみて下さい。




指針・方針を明確にする

<指針がないと頑張りようがない>

 何はともあれ、どのような方向性で行動するのかの指針は明確にしなければ始まりません。


 しかし、方針を明確にしないで役割分担をし始めるリーダーが結構多くいます。


 方針を明確にしないで、いきなりやるべき決まったことを決め始めると、メンバーは頑張りたくても頑張れません。

 決められたことしかやれなくなります。

 やる気がある、ない以前に頑張れない環境になってしまうんです。


《各メンバーみんなが頑張る》

という状況は言い換えると、各自が工夫し、成功体験を積み重ねていくことです。


 しかし、方針が定まっていないと、工夫のしようがありません。



<指針がないとメンバーを全面否定してしまう>

 もしメンバーが頑張って何かを工夫したとしても、それがリーダーである貴方の考えと違っていることだったらどうでしょうか?


「何でそんなことしていたの?こっちをやってよ。」

と言ってしまいませんか?


 するともう、このメンバーは頑張りません。

 だって、折角良かれと思って頑張った事を

「何でやったの?」

です。


 これは全面否定です。

 行動だけの否定や訂正なんて軽い否定ではありません。

 そのメンバーの考えや頑張り、人間性までも全面的に否定する行為です。


 言っている貴方にその気がなくても、言われた方はそのように受け止めます。

 その頑張りや工夫に賛同し協力してくれた仲の良い人達や大切な人達も否定された気分になります。


 そこまで否定されて、

「貴方のために頑張ろう!」

なんて思うはずがありませんよね?


 貴方にその気がなくても、メンバーを否定してしまわないために。

 更に、貴方の考えに沿った工夫やアイデアをメンバーから引き出すためにも、指針は明確に打ち出しましょう。



<指針の例>

 例えば部下を持つチームのリーダーなら、そのチームの方針はどうするのか?

 排泄のチームなら、

《自然排便を重視する》

《ご利用者を待たせない》

等々。


 行事の委員長なら

《魅せる納涼祭》

《雰囲気を楽しむクリスマス会》

等々。


 その日その日に変わる介護施設の日直なら

《今日は、慌てないでゆっくり笑顔で》

《今日は、行事なので安全に急ぐ》

等々。




全員にこまめな声掛け、説明を行う

<「信頼している」は疎外感を生む>

 貴方はメンバー全員にこまめな声掛けや説明をキチンとしていますか?

「メンバーを信頼しているから」

と言って、役割と期限を決めて、それまで放置をしていませんか?


 それではメンバーは疎外感を持ちます。

 貴方が情熱的に、楽しそうに頑張れば頑張るほど、メンバーは疎外感を持ちます。


 そして、そのまま放置していると

「あのリーダー一人でやってるんでしょ?いいよ、何も言ってこないし何の説明も聞いてないから適当で。」

となります。



<疎外感を持つと期限を守らなくなる>

 こうなると期限ギリギリでも終わっていない状態になりがちです。

 すると貴方は

「何やってたの?何でまだ終わってないの!?もうすぐ期限だよ!」

と言ってしまいますよね。


 すでに心の中は

「あのリーダーが一人でやっているだけ。」

になっているわけですから、このように言われると

「知らないし。自分のせいでしょ?説明も何もして来ないの自分じゃん」

と反発心しか生まれません。



<全員に口頭で説明をする>

 この原因は先ほども言ったように《全員に対して》こまめな声掛けと説明をしていないことです。


 一部のやる気が高いメンバーや仲の良いメンバーとだけこまめに話をし合っていると、他のメンバーは貴方から何も言ってこないことを

《信頼》

とは受け止めず、

《放置・疎外感》

と受け止めます。


 そのため、貴方が

「この人なら大丈夫!全面的に任せても問題なくこなしてくれる。」

と本心から信頼していて任せていたとしても、必ずメンバー全員に対してこまめな声掛けと、決定事項の説明を口頭で確実に行いましょう。


《全員に》

《口頭で》

です。


 ここの部分もとても大事です。

 説明を書いた資料や申送り帳に書いた等ではダメです。


 ここで重要なことはあくまでもメンバーの気持ちに寄り添う事ですので、

「非効率的だな」

と思っても、確実に口頭で全員に説明をして下さい。



<具体例>

 貴方が排泄のチームリーダーなら

「パット表の更新どうですか?来週中くらいに更新して貰えれば大丈夫ですからね」

「○○さんの日中のパット、大きいパットにして欲しいとの意見があり、一端お試しでやってみます。私も注意して観察しますけど、(職員名)さんも観察お願いしますね。」

等々。


 貴方が行事の実行委員長なら

「去年はこうだったみたいですけど、今年はどうします?」

のような相談も良いですね。


 貴方がその日の日直なら、申送り参加者だけで共有ではなく、申送りに出ていない職員全員に口頭で申送りをします。


「聞きに来ない方が悪い」

「皆に送っている時に来ない方が悪い」

のように言って、貴方からはからは積極的に送らないなんてことはしていませんか?


 説明でも言いましたが、これは効率の話ではなく、メンバーの心に寄り添い、疎外感を与えないための行為ですので、自分から行きましょう。




逐一情報を出す

<情報を出さないと疎外感になる>

 やる気が強くて、

「何でも来い!」

と張り切っているリーダーに特に多い部分です。


 何でもこなそうとするので、それに一杯で情報をメンバーに下ろさない行為です。


 これも先ほどの疎外感に繋がる行為です。

 特にこれはメンバーは即行でやる気をなくします。


「決まった情報を何で下ろして来ないの?やらなくて良いってことかな?」

「じゃあリーダー一人で勝手にやってろよ。」

となります。


 これは当然ですよね。

 同じ方向を向いて、何かを形作ろうとしている仲間・メンバーのハズなのに、自分が居ない場所で決まった事柄の説明もない。


 リーダーと上の一部の人間だけで決まった事をそのままメンバーに何の説明もして来ない。

 こんなの心が離れて当たり前です。



<業務の負担より一体感を優先する>

 貴方からすれば

「いや、この決定事項は他のメンバーには全く関係ない部分なので、負担を増やさないように敢えて言っていないだけなんだけど」

と思うかもしれません。


 しかし、メンバーはそれに疎外感を持ちます。

 その情報がメンバーに重要かどうかではないんです。

「同じ方向を向いている仲間・メンバーなのに」

 ここが重要なんです。


 だから、

「ここはこう決まったので!」

だけでも必ず逐一情報は下ろすようにしましょう。



<具体例>

 貴方が排泄チームのリーダーだとすると

「これは私の問題なんですけど、リーダー会議で排泄チームにこんな意見があって、私がこれをやりますね。皆に何かやってもらうわけではないですけどね。」

等。


 貴方が行事の実行委員長なら

「納涼祭の飲み物はぶどうジュース、オレンジジュース、コーラ、ラムネ、お茶、水に決まりました。」

「メンバーの○○さんがこんなアイデアを出してくれてやることになりました!」

等々。


 貴方がその日の日直なら

「お風呂の人しか関係ない事ですが、○○さん拒否が強くて欠浴になりました。」

「○○さん眠気が強くて寝ています。」

等々。




笑顔で楽しむ

<笑顔は周囲を巻き込む>

 これはチームの雰囲気を良くするものです。

 ここまで紹介してきたことを全部やっていたとしても、

「はぁ~」

と暗い顔で溜め息をつきながらやっていたら間違いなく他のメンバーは嫌がります。


「何か余計な仕事を振られるんじゃないかな?」

と警戒をされるのがオチです。


 そこまで警戒されないにしても、

「この人について行こう!」

とは思いません。


 リーダーが笑顔だったり、楽しそうにやっているから、

「ついていこう!」

「私もやりたい!」

となるんです。



<鴨頭嘉人さんのトイレ掃除>

 これは炎の講演家鴨頭嘉人さんも実際にマクドナルド店長時代にやっていたそうです。


《メチャクチャ楽しそうに毎日トイレ掃除を行う》


 他の職員が最初は

「店長がトイレ掃除をしているのに、店員がやらないわけにはいかないよなぁ」

くらいの感情で

「私達がやりますよ」

と細々と声をかけてきたそうです。


 しかし鴨頭さんは必ず

「嫌だ!汚いのがキレイになるのは気分が良い。こんな面白いこと他の人達にやらせたくない」

と拒否し続け、毎日毎日笑顔で楽しそうにマクドナルドのトイレ掃除をしていたそうです。


 すると職員が

「店長にトイレ掃除をやらせまい!」

と鴨頭さんが出勤する前にトイレをピカピカにし始めたんだそうです。


 このようにリーダーが笑顔で楽しそうにやっていると他のメンバーもやりたくなるんですね。

<暗い顔ではメンバーは動かない>

 このトイレ掃除の事例は

《立場上》

という気遣いも入っているかもしれません。


 しかし、ここで鴨頭さんが

「はぁ~」

と暗い顔でやっていたら恐らく職員の心が離れるだけで、

「店長にやらせるわけにはいかない」

とはなっていなかったと思います。


「あんな溜め息ばかりついて、周囲の気持ちも落とすような店長。トイレ掃除をやらせておけばいいんだよ。」

で終わりだったと思います。


 リーダーが楽しそうに笑顔でやっていると、メンバーの気持ちも明るくなりやすく、リーダーがやっていることに興味を持ってくれるんですよね。


 そうしたら

「一緒にやる?」

と誘えば良いわけです。




最後に

 私が実際にやっていることを4つほどご紹介してきました。

 いかがだったでしょうか?


 貴方は笑顔で楽しそうにリーダーをやっていますか?

 その上で、他のメンバー達が疎外感を持たないように寄り添う対応は出来ていますか?


《全員100%ついてくる》

 これは無理です。

 人は本当にそれぞれ違いますので。


 しかし、

《半数以上のメンバーがついてくる》

という状態にはなり得ます。


 実際に私はこれら4つの事を意識し、そのように出来ています。

 今現在

「何でメンバーがついてこないだろう」

と原因も分からず悩んでいる貴方は参考にしてみて下さい。



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