介護施設で早くご利用者の名前を覚える!入職5日間で100人覚えた方法。

※ この記事を読むのに掛かる時間は約7分です。
※ 詳しく書かれている記事です。

「まだご利用者を覚えていないの?」

 嫌な言葉ですね。

 言われたくない言葉ですね。

 しかし、多くの新人介護職員が先輩や上司に必ずと言っていい程言われる言葉ですね。


 介護において、ご利用者の名前を覚えないと仕事が出来ません。


 そのため、

「まだご利用者の名前覚えていないの?」

と言う言葉は

【=仕事が出来ない。使えない】

と言われているのと等しい言葉になります。


 下手をしたらその職場に居る限り外れないレッテルになることもあります。

 そのくらい

《ご利用者の名前を覚える》

は新人の介護職員さんには大きな壁となります。


 しかし、悩んでいる介護職員さんが多いのが事実。

 そこで今回は、実際に私が転職して5日間で100人のご利用者を覚えた方法をご紹介します。


 当然それだけ早く覚えれば

「えっ!もう覚えたの!?」

と言われますので、

《使えないレッテル》

はそうそう貼られる事はありません。




私の転職先の環境

 私は従来特養経験しかありません。

 転職前も、転職後も従来特養です。

 そのため、従来特養で通用する方法です。


 他の施設形態で私がやった方法そのままが通用するとは限りません。

 ただし、通用するように、その考え方はご紹介しますので、是非ご活用下さい。


 だから一度に100人なんて大勢を覚える必要性があったんですけどね。


 あと、同じ従来特養でも運用上、私がやった方法そのままでは通用しないケースもあると思います。

 その場合も考え方を取り入れて、自施設に応じた方法にしてご活用下さい。


 それでは私が実際に5日間で100人のご利用者の名前を覚えた方法をご紹介していきます!




覚えるべきは名前と顔の一致ではない!

 もう意味が分からない介護職員さんがいると思います。


 だって、顔と名前が一致しないと介護事故を起こしかねないので、

「ご利用者の顔と名前を覚えないと意味がないでしょう?」

というのが常識ですからね。


 しかし、それは単なる思い込みです。

 実は必ずしも顔と名前が一致しなければ何もできないわけではないんですね。


 重要なことは、

《介護事故を起こさないように、ご利用者を間違えない事》

であって、顔と名前を覚えることではないんです。


 では、何と名前が一致すればご利用者を間違わないで仕事が出来るようになるのか?


 それは

《食事席と名前》

《居室と名前》

です。


「人の顔を覚えるのが一番難しい」

 これはかつて世界一の暗記超人と言われた人物が言った言葉だそうです。


 そんな専門家・プロでも難しいということを短期間でやるくらいなら、場所や文字で覚えてしまう方が遥かに楽と言う事です。


 何故これらだけで介護事故が起きないような名前の覚えになるのか、解説していきます。




食事席と名前を覚える

 日常業務の中で、名前を覚えていないと発生してしまう一番の事故は食事の配膳間違いです。


 つまり、逆を返すと、食事席と名前さえ覚えてしまえば、顔を覚えていなくてもキチンと間違わずに配膳出来ると言う事です。


 指導者によっては

「食事席は変更が頻繁にあるので、食事席と名前の暗記はしない方が良いよ」

と言います。


 そこで、この方法を取る時には必ず、

「○○さんってあの人ですよね?」

と周囲の人に質問をしてから配膳するようにしましょう。


「まだご利用者を覚えていないので教えて下さい」

と言うと嫌な顔をされます。


 しかし、

「○○さんってあの人ですよね」

「既に覚えているけど、安全のための確認です。」

と言う意味合いの言葉です。


 同じ

《質問する》

ですが、全然受け取られ方が違うんですね。


 これで配膳はほぼ問題なくこなせるようになります。




名前と居室を覚える

 介護施設で先輩や上司が一番後輩に不満を持ちやすい業務。

 それが移乗介助です。


「あの新人全然起こしや寝かしをやらない。早く名前覚えろよ」

なんてことになるのが想像できませんか?


 だから、居室と名前を覚えるのも最初にしておくと良いんです。

 移乗介助なんて、ご利用者の名前とベッドの場所さえ覚えておけば、あと必要なのは移乗スキルと体力だけですからね。


 顔を覚える必要性は全くない業務です。


 これも起こす際はADLに合った起こす時間があるので、

「○○さん起こしてきます!」

と先輩に言って起こしてくれば文句は言われませんよね。


 更にそのように報告してから動くことで、ADLを把握できていなくて、直前離床のご利用者なら

「そのご利用者はまだ起こさないで大丈夫だよ」

等と言われますので、介護事故予防にもなり得ます。


 これは、本当は自分のためでも、職員間の連携、報告をシッカリする職員と思われます。




5日間で100人のご利用者を覚えた方法

<暗記方法>

 暗記した。

 以上です。


 暗記と言うのはとにかく何度も、何度も書く事で、脳に

「これは重要なことですよ!忘れちゃダメなことですよ」

と言い聞かせて刻んでいく作業です。


 そのため、ただひたすら何度も、何度も紙に書きまくりました。

 見直す、読み直すことはしません。


 暗記にとって一番重要なことはとにかく何度も書く事。

 何度も書く事で、脳に刻むことです。

 そのため、全く読めないくらいグチャグチャな走り書きで良いんです。


「とにかく何回書けるか?」

を意識して書き殴って下さい。

 これを無理なく、一日20人くらいずつ行ったので5日間で100人でした。


 そのため、もっと頑張るなら1~2日くらいで全員覚えることだって不可能ではないと思います。



<食事席と名前の覚え方>

 1テーブルずつ、食事席を書いて、そこにご利用者の名前を入れていく。

 これを何度も書き、1テーブル覚えたら、2テーブル、3テーブルと増やしていきます。


 最初は貰った食事席表を見ながら書いて、最終的には何も見ないで全て書けるようになるまで書きましょう。


 私の場合は1テーブル10~20回くらい書いたら覚えました。

 書き方としてはこんな感じです。

 1テーブルで、一つ目のテーブルの形とご利用者名。

 2テーブルで、二つ目のテーブルの形とご利用者名。

 1+2テーブルで、一つ目と二つ目のテーブルの位置関係とご利用者名。


のように増やしていきます。

 そして、本当に読めないくらいの走り書きですよね?

 暗記する場合はこれで良いんです。


 覚えることが苦手で、紙に書かれた名前の文字と顔を何度も見比べて結局一日3名くらいしか覚えられないなら、是非やってみて下さい。



<居室と名前の覚え方>

 これは図面もいりませんね。

 居室名と名前をただひたすら書きまくるだけです。


1-1田中、1-1田中、1-1田中・・・

1-2佐藤、1-2佐藤、1-2佐藤・・・

1-3山田、1-3山田・・・・

1-田中、1-2佐藤、1-3山田・・・・


2-1・・・・

とやっていくだけです。


※ 居室名は自身の施設での表記でやって下さい!

※ 今回例で出した名前は日本に多い苗字上位者を適当に使っているだけです。




注意点

 今回紹介したのはあくまでも短い期間である程度のことができるようになるための即席な方法です。


 それで全てではなく、最終的には顔と名前も完全一致させないといけません。

 これは最初のスタートダッシュでの話です。


「まだ新人だからね」

が通用する期間で、覚えることが沢山ある中でご利用者の名前を覚えることを早々に終わらせ、余裕を持って業務をこなせるようになるために活用して下さい。


 そのように業務の中で顔を見ながら名前も呼んでを繰り返していると顔も覚えます。


 最終的には顔と名前が一致することが目標です。

 この方法だけではお風呂の誘導や着脱等、出来ない業務も想定されます。


 そのため、

「これで覚えた!もう大丈夫」

とならないで下さい。


 何度も言いますが、あくまでも即席である程度業務をこなせるようになるための方法です。

 そして、ある程度余裕を持って仕事を覚えられるようになるためです。


 色々と勘違いをしてしまわないようにして下さい。


 短期間で覚えることができ、周囲から

「凄い!もう覚えたの!優秀!かなりの逸材だ!」

なんておだてられて、最悪傲慢になる人も実際にいます。


 そうならないようにご注意下さい。




最後に

 介護業界は最初の印象でレッテルを張られてしまうと、その後どんなに努力をし、どんなに成長をしても最初のレッテルのままの対応をされガチです。


「この人は介護業界に必要な人材でしょう!」

と言うレベルにまで成長した後輩でも、最初のレッテルのせいで

「いつまで経っても使えない職員」

と言われ続け、追い込まれていた者もいました。


 私は退職してしまったのでその後どうなったのかは知りませんが。


 介護業界は最初が肝心。

 この考えに立つなら、是非最初のスタートダッシュとして、ご利用者の名前を覚えるこの方法をご活用ください。


 そんな下らないレッテルなんて跳ね除けて、貴方がやりたい介護。

 理想を語れる介護を実現しましょう!



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