介護職員がイライラする理由と、イライラしないために行うべき習慣と改善方法。
※ この記事を読むのみ掛かる時間は約17分です。
※ 具体例の含め詳しく書いています。
「イライラするのは性格のせいではない!」

介護職員さんは仕事をしていて怒ったり、イライラしたりしますよね?
しかし、怒ってしまったり、イライラした後、冷静になると必ず
「あぁ~、また怒っちゃった」
と自己嫌悪に陥ります。
そのようなことが何度も続くと
「介護向いていないのかなぁ」
とまで悩みが大きくなります。
どこの施設にも
《怒らない職員さん》
は必ずいるもので、そのように落ち込んでいる時にこそ、そのような怒らない職員さんが目に入ってくるようになり、更に自己嫌悪。
負の連鎖です。
しかし、もしもその貴方がイライラする原因が分かるとしたら知りたくないですか?
もしも、その原因解消は貴方の努力次第で何とかなるとしたら、
「頑張ってみよう!」
と思えませんか?
今からその理由と改善方法をお教えします。
なお、
「私は怒ってもイライラしても自己嫌悪にならないよ」
と言う貴方は、これ以前の問題です。
ご利用者や介護と言う仕事そのものに興味関心がなく、怒ると言う行為自体でストレス解消をしているのかと思います。
怒る事がストレス解消方法になっている人はこの先を読む必要性はないかと思います。
もっとも、そのような人は介護現場にも必要ありませんが。
人がイライラして怒りだす理由

<自分の思いが伝わらない>
もちろん、これからお話する理由が全てではありません。
しかし、多くの場合はこれが原因でイライラしたり、怒りだす人が多いです。
その人がイライラしたり、怒りだす理由とは
《自分の思いが相手に伝わらない時》
です。
介護職員さんはこれだけでも思い当たる節はあると思います。
なんせ相手は認知症のご利用者だったり、頑固な高齢者です。
根本的に思いが伝わらない人達を対象にした仕事ですからね。
だから貴方の性格が怒りっぽいのではありません。
貴方の思いが相手に伝わっていないと感じることが多いから、貴方はイライラしたり、怒ってしまうことがあるんです。
<貴方の性格が悪いのではない>

何度も言います。
介護現場で貴方が頻繁にイライラしたり、怒りっぽくなる理由は
《自分の思いが相手に伝わらないから》
ですので、 貴方の性格が悪いのではありません。
だから
「私性格悪いな。介護に向いていないのかな」
と落ち込む必要はありません。
この部分が原因のイライラや怒る行為は努力で改善可能です。
そして、その改善方法も今からお教えしていきます。
<子供の癇癪と同じ>

本記事は介護職員さん向けに書いていますが、この事は子供やご利用者、不良少年と呼ばれる人達にも共通して言えることです。
彼らは怒りっぽい性格だと言われていますよね?
子供はすぐ癇癪を起こします。
ご利用者も直ぐ怒りだす人がいます。
不良と呼ばれる少年達も直ぐ怒りだします。
何故か?
これらも先ほど言った理由です。
つまり
《自分の思いが人に伝わらないから》
です。
だから怒りの感情を露わにするしか自分の感情を伝える方法がないんです。
他に選択肢がない状態なので怒りだすんです。
貴方が介護現場にてイライラしたり、ご利用者を怒ってしまうのも同じです。
貴方自身がご利用者を怒ってしまった時のことをよく思いだしてみて下さい。
きっと貴方の思いがご利用者に伝わらない時に怒りだしていると思います。
言葉とは?

貴方がイライラしたり、ご利用者を怒ってしまう原因は
《貴方の思いが相手に伝わらないから》
と言いました。
その改善方法として最も注目しなければならない、重要なことが
《言葉》
です。
言葉とは、自分の思いを他者に伝えるために作られたツールです。
人間は思いを他者に伝えたい生き物なんですよね。
他の動物は違います。
自分の考えや思いを伝える欲求がありません。
だから言語がないんです。
生きるための意思疎通はしますが、自分の考え方や思いを他の生き物に伝えたいとは考えません。
しかし、人間は生きるために必要ないことでも、自分の考え方や思いを他者に伝えたいんです。
そのために言語、言葉があるんです。
勘が良い人なら
《言葉は自分の思いを他者に伝えるためのツールである》
この時点でイライラしたり、怒ってしまう事の改善方法が何となく見えてきたのではないでしょうか?
イライラや怒る事を改善する方法

<言語能力を鍛える>
イライラしたり、ご利用者を怒ってしまう理由は
《自分の思いが相手に伝わらないから》
そして、
《自分の思いを他者に伝えるためのツールは、言葉》
つまり、貴方がイライラしたり、怒りだすことを改善する方法とは
《言語能力を伸ばす事。鍛える事》
です。
貴方の言語能力を伸ばすことで、貴方がイライラしたり、怒りだす事は極端に減少します。
これは私が実際に経験していることです。
<対職員>

意識しているかどうか分かりませんが、多くの介護職員は
「他の職員に対して自分の思いが伝わっていない!」
と感じイライラが溜まっています。
そこで貴方の言語の能力が向上し、貴方の思いがキチンと他の職員さん達に伝わるようになると、対職員関係でのイライラが物凄く減少します。
イライラが減少どころか、
「○○さんの話は分かりやすい。話を聞いていて心地が良い」
「○○さんともっと話をしたい。○○さんと話をするとモチベーションがあがるんですよね」
「介護の先生。講師の仕事を紹介しようか?」
「○○さん、うちの専門学校の先生になって下さい」
等々と言われ、こちら側のモチベーションも上がることすらあります。
これらは実際に私が頻繁に言われる言葉です。
こんなことを仲間や実習生等に言われたらメチャクチャ嬉しくないですか?
私はメチャクチャ嬉しいです。
そして自信に繋がりますし、職場に行くのが楽しみになります。
貴方の言語能力を向上させると、イライラ解消どころか、早く職場に行きたくなるくらいの大きな変化になり得るんです。
溜まっているイライラの絶対量が少ない状態を保てるので、イライラしたり、怒りだしてしまう沸点を超えにくくなります。
<対ご利用者>

デイサービスや居宅等、認知症の進行具合が弱いご利用者と接する機会が多い場合は言語能力を向上させることが直接イライラ解消になります。
しかし、特養等、認知症重度でそもそも言葉が入らないご利用者。
このようなご利用者に対しては、言語能力を向上させても貴方の思いが通じることはほとんどありません。
そのため、イライラが完全に消失するのは難しいです。
しかし、それはあくまでも
《直接的には》
と言う話です。
貴方は言語能力を向上させる過程において、言葉が他者に伝わることがいかに精神面で重要かを実感できます。
つまり、自分の思いが他者に伝わることで精神的に穏やかになれる重要性を知るわけです。
と言う事は、逆に、自分の思いが他者に伝わらないことの苦しみも今以上に知る事になります。
そのことを知っていると、今以上にご利用者の苦しみを理解できるようになるんです。
認知症によっても、認知症によらなくても、自分の思いを介護職員さんに伝えることが出来ない状態にイライラするご利用者。
言葉を発する事も出来ない苦しみ。
それを理解してあげることが出来るようになります。
相手のことを理解していると、介助者のイライラは物凄く軽減します。
そして、ご利用者に対して怒りだすことは物凄く減ります。
だって、
「何で私が言っていることを分かってくれないの!?」
ではなく
「このご利用者は自分の思いを言葉にできず苦しいんだな」
と思えるからです。
「この人は苦しんでいるんだな」
と理解している相手に対して怒りだしますか?
行動と感情、頭で考えている事と感情は同じになります。
そうしないと脳が混乱してしまうからですね。
だから、相手の苦しみを理解している状態、
「苦しんでいるんだな」
と頭で考えている時に人は、怒りだせないんです。
このように理解と言うものは、相手の求めている行動をするためだけではなく、介助者の精神を安定させるためにも必要なことなんですね。
言葉を相手に伝える能力を高める事は、間接的にですがイライラしたり、怒りだすことを減少させることに有効な手段となり得るんです。
しかも、前述した通り、他の職員さん達からは
「○○さんともっと話をしたい」
等とテンションを上げてもらえていますから、相乗効果でイライラが減少します。
言語能力を鍛える方法

自分の思いを伝えるために言語能力を鍛えることが有効だとする話をしてきました。
ではここからはその言語能力を鍛える具体的な方法をご紹介して行きます。
実際に私がやっていることなので、科学的根拠があるかどうかは分かりませんが、参考にしてみて下さい。
<読書>

やはりまず始めに読書は外せません。
「ネット記事でも良いですよね?」
じゃありません。
読書じゃないとダメです。
その理由は別記事に譲りますが、読書じゃないとダメなんです。
本が良いと言うだけなので、紙である必要はありませんからね。
その理由は、本とネット記事の中身の違いであって、紙かデジタルかの違いではありません。
そのため電子書籍でも大丈夫です。
もっとも、紙の実物がある本だと、部屋に本が積み重なっていき、
「自分頑張った!すげぇ!こんなに読んだんだなぁ~!」
と常に思えるようになるので、私は紙の本が好きなんですけどね!
この感情は男性の収集癖に近いモノがありますね。
なお、
「読書が良い事は知っています。でも読書習慣がないので、キツイです」
と言う貴方はこちらの記事をお読みください。
私も読書習慣がなかった一人です。
そんな私が読書習慣を身に付けようと思ったキッカケとその方法をまとめています。
<講演家の話を聞く>

講演家と言う職業は、まさにこの
《自分の思いを人に伝える》
と言うことを仕事にしている人達です。
そのため、思いを言語にして伝えることが仕事であり、言語が商品です。
今まさに貴方が身につけたい
《自分の思いを伝えるために言語能力を鍛える》
のプロです。
貴方が身につけたい能力のプロがいるのですから、プロの話を沢山聞くだけでもかなり勉強になります。
もちろん、講演家と直接会話をする機会はほとんどないでしょうから、講演に参加する必要があります。
しかし、便利な世の中になりました。
講演に参加しないでもプロの講演家の話を聞けるんです。
そうです。
ユーチューブで考えや講演そのモノを配信している講演家が沢山いるんです。
お気に入りのユーチューバーの面白動画ばかり見る事を否定はしませんが、今日から、いえ、今から、一人だけでも良いのでプロの講演家のチャンネル登録をしてみませんか?
私が毎日のように見ている、チャンネル登録をしている講演家の方々を紹介しておきます。
◎ 鴨頭嘉人さん
https://www.youtube.com/channel/UCq3Ct-r3-XbGxDiG7BGu2dQ
◎ マコなり社長(・・・敬称付いているし、『さん』は変ですよね?)
https://www.youtube.com/channel/UC7I3QTra4_kC4TSu8f7rHkA
◎ 渋谷文武さん
https://www.youtube.com/channel/UCf7REsLnT2NeLVYj_4YaIRA
他にも登録している方々は沢山いますが、私が好んで最も多く見ているのはこの方々です。
<考察する癖>

先ほどまでの方法はあくまでもインプット。
つまり言語能力を向上するための知識やテクニック、考え方を取り入れる方法です。
しかし、言語化する能力を鍛え、自分の中で知識として持っているだけでは使えません。
実際に言語化する作業をすることも重要です。
知識を入れる事をインプットと言う事に対して、実際に言語化する作業をアウトプットなんて言い方をします。
その実際に言語化する作業として私がしている事は考察することです。
勉強した事や、本で読んだ内容を自分でも考えるんです。
「介護現場に置き換えるならどう言う意味なのかな?」
「どのような場面で使えるかな?」
等。
他にも、
「この内容は素晴らしいな!人に伝えたいな!」
と言う事に関しては、実際に人に伝える方法を文章化します。
私はブログにアップしている事以外にも、様々なことを文章化しているんです。
恐らくブログに書いている内容の何十倍も文章化されたモノがあります。
自分や職場の人達に向けて話をすることを想定して書いている文章なので、ブログにアップするのは難しいモノがほとんどですが、実際にブログに上げた物も有ります。
これなんか、まさにそうです。
考察した事をそのまま文章にして、記事としてアップした記事です。
私が考察した事柄の具体例

<考察=整理して言語化すること>
自分の思いを言語化する訓練として紹介した
《考察する癖》
これについて実際に私が考察したことをもう少し具体的に紹介して行きます。
貴方は日常の中で、意識的に物事を考察する癖はありますか?
考察をするためには、物事を言語化しなければなりません。
そして、そのことについて整理した後に、考えを広めたり、深めたりしなければなりません。
そのようなことを頻繁にやっていると、物事を他者に説明したり、話をすることがしやすくなります。
だって、考えを言語化し、整理しているわけですから、他者に伝えたいことも同じ事をすれば良いだけですからね。
自分の思いを言語化し、整理したら、後はそれをそのまま言葉にするだけです。
<《考察すること》を考察してみた>

私はこの
《考察して、他者に言葉を伝える》
と言うことについても考察したことがあります。
人によって考察する方向性は違うと思います。
自分自身が自分に合った考察をし、楽しんで考察出来ることが一番だと思います。
私はもう
「考察することが趣味です」
と言えるかもしれません。
そのくらい考察する事は楽しいんですね。
そのため、貴方のイメージしている考察とは少し違うかもしれませんがお付き合いください。
私の
《考察についての考察》
はこうです。
能力別に段階があると考えました。
<レベル0:考察は浅く、言語化が下手>

今の貴方の状態かもしれません。
考察に慣れていないので、考察も浅いレベルしかできません。
このレベルは
「5分間スピーチをするように!」
と言われると、氏名、年齢、職歴、趣味くらいしか話せず、5分も話が出来ません。
<レベル1:考察も、言語化も出来る>

物事を整理して考察できますし、言語化も出来る状態がこのレベルです。
そのためここからがスタートラインです。
このレベルは
「5分間スピーチをするように!」
と言われると、題名さえ提示してもらえれば時間一杯くらいなら話をすることが可能です。
<レベル2:広く考察できる>

レベル1は一つの物事についての考察で、広がりはありません。
レベル2は今考察している事とは一見無関係そうなことも関連付けて考察出来るようになります。
これはちょっと難しい概念なのですが、いわゆる抽象化・一般化をする能力が身に付いているから出来ることです。
簡単に言うと、一つの物事からでも、他のことに応用できる部分を見つけ出す能力ですね。
「1を教わると10学べる人がいる」
と言う話を聞いた事はありませんか?
このような人達は、この抽象化・一般化をすることが出来る人達です。
この話をし始めるとそれだけで記事一つ書けてしまうくらいなので、省略しますが、今までの経験や知識をジャンル関係なく、どんな事にでも応用し得る人ですね。
そのため、考察をすると物凄い広がりを持つんですね。
このレベルの人は
「5分間スピーチをするように」
と言われると、5分で話が終わりません。
あまりにも話す事が多すぎて、5分に収まりきらないんです。
個人的に私は現在この辺りにいると思っています。
<レベル3以上:深く広く考察でき、整理できる>

私自身がまだその領域に達していないので、レベル3以上を細かく段階付けることができません。
そのため、レベル3以上としています。
このレベルに達すると、ただ単に広く物事を考察するだけではなく、深く物事を考えることもできるようになります。
このレベルの人は
「5分間スピーチをするように」
と言われると簡潔明瞭に、必要な事を5分で伝え切ることが出来ます。
レベル4と言っても良いかも知れませんが、更にそれだけの時間で聞いている人達の心を揺さぶれるレベルの人もいます。
「自分はレベル2かな?」
と考えている今の私は、レベル3を目指し、自分の思いを簡潔に、取捨選択を適切に行えるようにすることが目標ですかね。
言語能力を鍛える上での注意点

<聞き手の気持ちを考える>
まだ未熟な私自身に対しても言えることなのですが、言語能力を鍛える上で注意すべき事があります。
それは
《傲慢にならないこと》
です。
意識していないと傲慢になりがちです。
実際に私も
「私が言いたい事を一方的に言っただけだったな」
と反省することが良くあります。
これはご利用者との会話だけではなく、職員との会話でもそうです。
あまり相手が興味を持っていないことでも、自分が話をしたい事を話してしまうんです。
自分の思いを他者に伝えることがある程度出来るようになり、基本的には周囲に
「凄いですね!○○さんの話をもっと聞きたいです」
と言われるようになるので、話す事が楽しくなります。
それは決して悪い事ではありません。
しかし、相手が望んでいない内容を、
「自分が話をしたい!」
という理由だけで意気揚々と話し始めると、聞いている相手は苦痛です。
<自分が傲慢になっている事を意識する方法>

「自分自身が傲慢になっているかも!?」
を考える際のバロメーターは
《夢中で話をし、話す事が楽しくなっている状態》
この時には注意が必要です。
自分自身が言葉を発して相手に伝えることが楽しくなっている時には、目線が自分の快楽に向いており、話を聞いている相手の事が見えていません。
そのため、自分が一方的に話をすることが楽しいと感じている、酔いしれている時こそ傲慢になっている可能性があります。
言語能力を鍛えると自分の思いを伝える能力が向上するので、
《伝える》
という部分ばかり見てしまいます。
そして、周囲に褒められるのでとても楽しくなるんです。
すると自分の快楽に目線が向いてしまうんですね。
だからこそ、
「楽しい!」
と強く感じている時ほど
「今自分は傲慢になっていないかな?」
と聞き手の表情や反応に意識を戻す必要があるんです。
これは私もやってしまうことなので、本当に要注意です。
<言語能力を鍛えている目的を忘れない>

介護職員の貴方が自分の思いを伝える能力を鍛え始める目的は何でしたか?
そうです。
《ご利用者に対してイライラしたり、怒ってしまう自分を何とかする事》
でしたよね。
この目的を達成するために、イライラの原因である
《自分の思いが相手に伝わらない事》
を改善しようとして、思いを伝えることを鍛えるんですよね。
その目的のためには
「聞き手の気持ちが重要なんだ!」
という事を忘れてはいけません。
言葉を伝える能力だけを鍛えていると一方的なモノになってしまいます。
それでは
《自分の思いを自分が表現したいように言語化する》
ということが目的になってしまいます。
それでは本当に改善したい、イライラや怒りだすことは止まりません。
上手く言語化出来ても、その言語が相手に伝わらないと意味がないんです。
貴方の思いを相手に伝えるために最も重要な事は、
《相手の気持ちを察する》
ということを忘れてはいけません。
そのため、言語化する能力を鍛える時には必ず
《相手を理解する事》
このことを怠ってはいけません。
<伝わらないのは相手のせいではない>

相手が興味ないことでも伝えなければならないなら、そんな詰まらないことですら相手が興味を持つように言語化する努力をして下さい。
興味がある事と関連付けて話が出来るように知識を入れたり、考察をする努力をして下さい。
「言語化する能力が高い自分が話をしても興味がないなんて、相手が悪い」
ではなく、自分の言語化能力や相手の気持ちを察する能力がまだまだ未熟なだけです。
そんな考え方こそまさに貴方が傲慢になっている何よりモノの証拠です。
貴方の思いが相手に伝わらないのは、相手が悪いのではなく、自分自身が未熟であったり、相手の心を見る能力が低いのが原因です。
<人は成長過程で傲慢になる>

これは自分の思いを相手に伝える事だけに限らず、何にでも言えることです。
成長段階にある時、人は傲慢になりがちです。
私は柔道や逮捕術の指導員もしていたのでとても沢山の傲慢になった人達を見てきました。
未経験者や自分自身よりも未熟な人達に自慢したり、見下すようになるんですね。
これは大小あるにせよ、必ず出てきます。
指導員として大勢の傲慢心を持ってしまった人達を見てきた私ですら、自分の思いを人に伝えると言う部分に置いて、未だに傲慢になります。
そして、反省します。
このことを知り、意識して、気付き、反省しないと、傲慢なまま
《嫌な人》
になってしまいます。
本当にご注意ください。
自分も注意します。
最後に
介護現場において
「ご利用者にやってもらうより、職員がやってしまった方が楽」
と言う介助は業務面だけの話ではなく、精神面のイライラの話でもあります。
介護職員がご利用者自身にやって欲しい思いを上手に伝えることが出来ないから、ご利用者は上手く動けないことが往々として有ります。
そのような場合には、介護職員が自分の思いを伝える能力を鍛えることは有効です。
活用場面は様々だと思います。
介護場面以外でも、介護場面においても、イライラしたり、怒ってしまい自己嫌悪に陥ることが多い貴方は、是非自分の思いを伝える能力を鍛えてみてはいかがでしょうか?
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