介護あるある?何故か必ずする会話「夜勤明けの過ごし方、帰ったらどうしていますか?」
「夜勤で帰ったらどう過ごしていますか?」

夜勤のある介護施設の介護職員だと、必ず何度もする会話として
「夜勤の明けの日はどのように過ごしていますか?」
があります。
何故か夜勤をやっている介護職員は、他の職員が夜勤明けに何をするのかが気になるようです。
そこで今回は、23歳から夜勤(?)をし続けてきた私が知る限りの、夜勤明けの過ごし方をご紹介していこうと思います!
夜勤明けは寝る

私は23歳の時から基本的にはずっと
《寝る派》
です。
<「何時間寝るの?」>
一言で寝る派と言っても、更に深掘りして気になることがあるようです。
それが、
「何時間寝るんですか?」
と言う部分。
今の私は概ね2~4時間くらいです。
「よし、今日は4時間昼寝するぞ!」
と寝るのではなく、寝て起きたらいつもそのくらいなだけです。
私以外も、それなりの疲れなら、夜勤明けの日は5時間寝るか、寝ないかくらいの職員さんが多い印象です。
<20歳代前半はちょっと違う!>
介護業界は若い職員さんはいる所にはいるのですが、特定の施設に固まっている傾向にあるため、全体的には少ない印象です。
そのため、先程紹介した
《概ね5時間寝るか、寝ないかの印象》
と言うのは、30歳代以上くらいの人達についてです。
私の施設にも20歳代前半の介護職員さんがいますので、そのくらいの年代の夜勤明けの昼寝時間はちょっと違うようです。
私の経験上も、周囲の介護職員さん達も、20歳代で寝る派の人達は12時間前後寝てしまうことも多いようです。
「私いつも10時間くらい寝ますよ!」
「私なんかこの前15時間も寝ちゃったよ!」
みたいな
《どれだけ長く寝たか自慢大会》
が繰り広げられることも多いです。
これは
《どれだけ寝ないで起きていたか自慢大会》
より遥かに健全なので微笑ましいく思いながら見守っていますが。
<寝る派も何もせず寝るわけではない>
「私は夜勤明けに帰ったら寝ます。」
と言う人達も、帰宅して即寝るわけではありません。
シャワーを浴びたり、シッカリと浴槽にお湯を溜めてお風呂に浸かったり、昼食(朝食?)を食べたり、洗濯をしたり。
夜勤終わりの疲れや、汚れなどを取ってから寝ます。
もちろん、それらを後回しにして、帰宅して即布団に倒れ込む人もいます。
しかし、夜勤明け特有のハイな状態になっている人が多いので、即寝るより、食事等を済ませてから寝る人の方が多いです。
夜勤明けは寝ない

「私は夜勤明けは寝ません!」
と言う人も結構多くいます。
夜勤明けに寝る派の人達からすると
「何で?」
と疑問に思う部分もあると思いますが、夜勤明けに寝ない人達の理由とその過ごし方も見ていきましょう!
<夜勤明けに寝ない理由>
もちろん人それぞれですが、私が知っている限りだと、その理由としては
「夜勤明けで寝ると、それだけでその日が終わってしまい、損した気分になるから。」
と言う理由がとても多いです。
他にも
「本当は寝たいんだけど、寝ようとしても眠れないんです。」
と言う人も結構います。
これらの夜勤明けで寝ない理由の違いによって、その過ごし方は大きく違ってくるようです。
ではそれも踏まえつつ、夜勤明けで寝ない人達の過ごし方を見ていきましょう!
<温泉・健康ランド>
疲れを癒すと言う意味合いもあるのか、夜勤明けで温泉施設や健康ランドでゆっくり過ごすと言う人が結構数います。
これは
「寝たくても眠れないんです。」
の人達に多い過ごし方です。
寝る派は自宅でゆっくり寝る人が圧倒的に多いので、健康ランドに寄るは少しニュアンスが違います。
もっとも、健康ランドだとそのまま眠くなったら寝ちゃっても大丈夫なので、寝る派との違いは少し曖昧な過ごし方ですね。
<パチンコ・パチスロ>
私からすると
「何故夜勤明けで行く必要があるの?」
と思ってしまうのですが、パチンコやパチスロをやる人達は夜勤明けでも行くようです。
この夜勤明けでの過ごし方は
「寝るともったいない」
の人達の過ごし方ですね。
それだけパチンコ・パチスロが好きなのか?
それとも、大音量の音楽・タバコの臭い、あの喧噪の雰囲気を味わいに行っているのか?
そもそもどちらもやらない私にはよく分かりません。
<筋トレ・運動>
夜勤明けにジムに行って筋トレをしたり、運動をしたりして過ごす人も一定数いますね。
介護職より、警察官の夜勤明けの過ごし方として多かったイメージですが、介護にもいます。
私も警察時代は35時間くらいの勤務後、軽く仮眠をして近所の運動公園で10キロくらい走っていました。
確かに夜勤明けで体に溜まっている重たさを払拭するのに運動は最適な過ごし方ですね。
でも、一度仮眠をしないと怪我をしてしまうリスクが高まる気がしますので注意が必要です。
<遊ぶ>
何だかんだ言っても、結局のところ夜勤明けで寝ない人は、
「夜勤明けは遊びます!」
と言う人が圧倒的に多いですね。
これも一言で遊ぶと言っても、人によって遊び方は違いますので、その内容は多種多様です。
私が聞いたことのある、夜勤明けでの遊びの内容としては、
- 友達とどこかに行く
- 映画
- ゲームセンター
- 漫画喫茶
- サバイバルゲーム
- 総合アミューズメント(ラウンドワン等)
- ボウリング
- テーマパークへ行く(ディズニーランド等)
- 遊園地に行く
- 家でゲームをする
等々。
元気ですね。
ただ、個人的には
「それらって別に、軽く寝てからでも良くない?」
と思ってしまいますね。
<家事をする>
これはもう
「頭が下がります。」
としか言えません。
当たり前と言えば当たり前ですが、当然介護職員の中には家族を持っている職員さんもいます。
そのため、夜勤明けで帰宅すると家族が待っていて昼食準備、洗濯、掃除等と、そこから家事をこなさなければならない職員さんもいます。
それらの家事をこなさないといけないので、
「寝ている暇がない。家事をしていると眠気が飛んじゃう。」
と眠れない職員さんもいます。
後に記事を書くかもしれませんが、私は最も大変で評価されるべき職業は主婦だと思っています。
そのため、夜勤をこなした上にそれらの家事をこなす介護職員さん達には頭が下がります。
ただし、
「働いていない専業主婦より凄い!」
とは言っていないので、これは言っておきます。
私が
《専業主婦が一番評価されるべき、一番大変な仕事だと考えている理由》
は、人として生きていく上での精神面の過酷さであって、体力面の話ではありませんので。
<酒を飲んで過ごす>
これも結構いますが、正直精神衛生面がとても心配になります。
警察でも、介護でも、どちらでも夜勤明けに
「お酒を飲んで過ごします。」
とか、
「昼寝をするにもお酒を飲まないと眠れないんですよ。」
とか言う人達は精神面で異常をきたす率が高いです。
今まで私の身近な場所で精神を病んで求職したり、自ら命を絶ってしまった人達の多くは、夜勤明けに必ずお酒を飲むと言う習慣を持っていた人達でした。
そのような経験もありますし、睡眠医学上もアルコールによる催眠効果は眠りの質を落とすことは有名ですからね。
お酒に溺れたり、お酒に逃げず、ダラダラ過ごすだけの方がまだ健康的な気がします。
この辺り、アルコールの体に及ぼす影響等の基礎的な部分についてはこちらの記事をお読みください。
夜勤明けのお昼ご飯

<朝ごはんをまともに食べていない>
これも人によりますが、その日の朝の忙しさ等によっては朝食を食べられません。
介護の夜勤は朝食を食べる時間があっても、その後に起こしをする等、体をガッツリ動かすことが待っているとなると沢山食べられません。
そのため、夜勤明けの朝食は食べられても軽くです。
夜勤明けで帰る時にはとてもお腹が空いています。
そのため、夜勤明けで寝る人達も、起きている人達もお昼ご飯は食べます。
そこで、夜勤明けのお昼ご飯についても少し触れておきたいと思います。
<ラーメン>

夜勤明けはこってり、ガッツリ食べたくなる人も多いです。
そして、手っ取り早く食べられるもの。
ラーメンですよね。
ただし、介護の夜勤明けの時間的に午前9~11時くらいが多いので、まだラーメン屋がやっていない場合もあります。
そのため、
「夜勤明けにラーメンを食べる」
と言うことが習慣になっている介護職員は、24時間のチェーン展開されているラーメン屋が中心かもしれませんね。
私なんかだと、山岡屋が思い浮かびます。
<マクドナルド>

基本的に夜勤明けはジャンクフードと言いますか、ファストフードを無性に食べたくなります。
「体に悪そうなモノを遠慮なく、ガッツリと食べたい!」
と感じます。
ちなみに、マクドナルドが体に悪いと言っているわけではなく、
「イメージとしてそのような感じの食べ物」
と言うことです!
そのため、先程のラーメンも本当は混ぜ蕎麦みたいな、こってりゴテゴテのラーメンが良いんですよね。
これも必ずしも混ぜ蕎麦が不健康と言うわけではないですよね?
ニンニクとか、野菜とかも沢山入っていますしね。
こんな感じで、言っているイメージを掴んでもらえれば良いのですが。
ともかく、夜勤明けには異様にマクドナルドを食べたくなるんですよね。
これはモスバーガーとかフレッシュネスバーガー等ではなくて、マクドナルドなんです。
だから、
《ハンバーガー》
ではなく
《マクドナルド》
なんです。
これは警察時代もそうでしたし、実際に元マクドナルド従業員だったと言う人と話をすると、
「駅前交番は常連客だったよ!」
とみんな言いますね。
<「夜勤明けのお昼は食べない」>

夜勤入りの夕食以降ほとんど何も食べていない状態ですから、何も食べないのは不健康です。
「痩せるために食べない」
なんて人もいますが、代謝が落ちて逆に太り得るのでキチンと食べましょう。
太ることを気にするなら食べる内容をキチンと考えれば良いだけです。
介護業界は何故か
《食べない=痩せる神話》
が未だに蔓延しているんですよね。
「折角夜勤で沢山動いたんだから、食べたらもったいない」
とか何とか。
従来型特養だと、一回の夜勤で介護職員は約2万歩前後歩いています。
夜勤の仕事は歩く移動だけではなく、無酸素運動も多いので、消費カロリー・・・体の酷使具合はその倍以上と考えて間違いありません。
体をこれだけ酷使して、何も食べないとなると体が悲鳴を上げてしまいます。
体を壊すリスクを負ってまで、ご飯を食べたくないんでしょうかね。
健康寿命を延ばしたくないんでしょうかね?
自分自身も将来、介護施設でご利用者側の人間になりたいのでしょうかね?
夜勤明けにご飯を食べないのは、やっている事としてはそういうことですよね。
最後に
何故か皆が気にする
「夜勤明けどうやって過ごしているの?」
と言う話。
いかがでしたか?
《お昼を食べて、お酒は飲まずに昼寝をする》
これが一番その仕事を長く健康的に続けるコツだと思います。
特に介護は、体を壊して現場を引退しなければならない職員がとても多い職業です。
少しでもご飯と睡眠は意識した方が良いと思います。
ご利用者に対して
「ご飯をキチンと食べて下さい」
「キチンと寝て下さい」
なんて何十回、何百回も夜勤中に言っている自分自身がそれをしないのも変な話ですよね。
「眠れない」
と言う職員さんは話が少し変わってくるかもしれませんが、
「寝ない!」
と言う職員さんは自分の体を少しでも労わってあげて下さい。
今は大丈夫でも、
25歳、30歳、35歳、40歳・・・と約5歳おきに、明らかに体に変化を感じるようになってきますからね!
努々お忘れなきように!!!
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