隠しカメラの設置は犯罪!?隠しカメラの発見方法と対策方法!

5秒に一回行われる虐待行為

<この瞬間も行われている虐待>

 国が認定した高齢者虐待件数は年間約17000件です。

 つまり、約5秒に一回は行われている計算になります。


 私のこの記事を読んでいるこの瞬間にも日本のどこかで虐待が行われていると言うことです。


 虐待のニュースが報道されると、介護職員からは

「これはダメだ!でも、介護職員の気持ちも分かるなぁ。自分はしないようにしないと」

と言う声を多く聞きます。



<「気持ちが分かる」>

 そうなんです。


 必ずと言って良いほど

「気持ちは分かる」

と言う感情があるんですよね。


 常日頃から介護職員が思っている

「介護職員だって人間なんだから」

という感情の現れですね。


 この辺りの、介護職員が人間として扱われていないと感じる部分に興味があればこちらの記事をどうぞ。


 だからと言って虐待が許されるわけではありませんが、そのくらいに虐待の種は多いと言うことです。


 そこでご家族がご利用者の居室に隠しカメラを設置し、介護施設の職員の虐待映像が映し出されていたと言う報道を見ます。


 今回はそれは法的に良いのか?

 誰にでもすぐ行える、隠しカメラの発見方法までお教えします。




隠しカメラの設置は犯罪行為

 結論から言うと、基本的に隠しカメラの設置は違法です。

 居室内なのでプライバシーを侵害します。

 幾ら虐待疑いがあるからと言っても、基本的にダメです。


 特に介護施設の居室内となると排泄介助、浣腸や摘便、採尿等も行うため、衣服を脱いだり、排泄をすることもあるからです。


 そのため、居室入居者と職員の許可を得ないで隠しカメラを設置したら犯罪になり得ます。


 住居侵入罪になり得るかと思います。

 本来は入っても犯罪ではない場所でも、犯罪行為目的で入ると住居侵入罪、いわゆる不法侵入になり得るんですね。


 3年以下の懲役、又は10万円以下の罰金です。


 もしもご利用者の居室から知らない隠しカメラが発見されたら、施設は被害者になります。


 虐待の有無はまた別問題として考えることになります。



「隠しカメラを設置したい」と言われたら?

<施設次第>

 キチンとご利用者と職員の許可を貰えば隠しカメラの設置は問題ない。


 と言うことで、

「隠しカメラを設置したいんですけど」

とご家族から言われたらどうしたら良いでしょうか?


 これも結論から言うと施設によります。

 結局は施設の判断次第です。

 ただし、通常は設置許可は出しませんけどね。



<尊厳を奪う判断>

 万が一設置許可を出す施設があったら、私個人的にはダメな介護施設認定をします。


 先ほども言ったように、介護施設の居室内でご利用者は裸になるだけではなく、排泄行為をすることも有ります。


 それを人が見る目的のカメラ撮影すると言うことです。

 そんなこと、貴方の生活であり得ますか?

 先ほどはプライバシーと言う言葉を使ってしまいましたが軽すぎましたね。


 こんなの尊厳を奪う行為ですよね。

 尊厳と言うものが何なのかイマイチ分からない場合はこちらの記事をどうぞ。


 万が一施設が許可を出すとなると恐らくこんな感じの理由だと思います。

「良いですよ!職員の意識向上にも繋がりますし」


 それはご利用者の尊厳を奪ってまで行う行為なのでしょうか?

 全く理解できません。


 職員の意識向上なんかのために、ご利用者の静穏な住環境を奪う施設なんてダメな施設ですよね。


「別の方法で意識向上をして下さい!」

と言う話です。


 私程度の一介の介護職員ですら提案しています。


 それを行えていない施設の怠けや能力不足をご利用者の尊厳を奪う方法でしか行えないなんて下らないです。

 あり得ないです。

 私の基準ではありえないダメな介護施設です。


「自分の施設の介護職員が虐待をしているかもしれない」

と思っているなら徹底的に調べて、虐待していたら免職にして下さい。


 そのような行動も起こさず、監視カメラを設置してご利用者の尊厳を奪う方法でしか対応しないなんて、やる気がなさすぎるにもほどがあります。




隠しカメラの発見方法

<スマホだけで簡単に発見可能>

 そうは言っても

《隠しカメラ》

と言うくらいですから、隠してカメラを設置してしまうご家族もいるかもしれません。


 そこで今回は隠しカメラの発見方法をご紹介します。

 ここからは日本一の介護施設を作る介護士ではなく、S級防犯診断士のフタになります。


 肩書はともかく、隠しカメラの発見方法はとても簡単です。

 それは

《スマホのカメラ機能で見る事》

以上。



<赤外線を感知する>

 この方法で検知できるカメラは暗視機能が付いているカメラ限定ですが、隠しカメラの多くには暗視機能は付いていますからね。


 何故これだけで隠しカメラが発見出来るのか?

 その理由は、スマホのカメラ機能は赤外線を感知するからです。


 暗視機能は赤外線を照射することで暗い場所でも撮影が出来るんです。


 その赤外線を感知するためにスマホのカメラ機能を活用するんです。


 どのように写り出されるのか擬似的な撮影をしましたので、参考にして下さい。

 暗闇の中スマホカメラ機能で隠しカメラを撮影すると、このように写ります。

※ 私は隠しカメラを持っていないので被写体は隠しカメラではありません。


 暗闇の中をスマホのカメラ機能を起動させた状態で見渡せば、スマホの画面にはこのように写り込みますので隠しカメラが発見出来るんです。




ご家族とも信頼関係を構築する

<職員を信頼していないご家族>

 ここまで隠しカメラ設置の有無、万が一設置されていたらについて話をしてきました。


 しかし、そもそも他の解決手段はないのでしょうか?

 私はあると思っています。

 その解決方法とは、ご家族と施設・職員との信頼関係を構築することです。


 ご家族としてはご利用者に内出血等があると

「ん?この施設で虐待が行われているのではないか?」

と施設や職員を疑うから隠しカメラの設置をしたいわけです。


 もちろん、本当に虐待していないことが大前提にはなりますが、ご家族と信頼関係を密にすれば隠しカメラの設置をするまでの不信感は生まれないと思います。


 ご家族も施設や職員のことをあまり知らないから、認知症だとしても

「自分の家族の方が信用できる」

と思っているから不信感が強いだけです。


 認知症の人が言っている事を全て信じる程に施設や職員への信頼がないと言うことです。



<キチンとした挨拶をする>

 だから、ご家族との信頼関係を構築して下さい。

 特別なことは不要です。

 来苑時に元気良く、キチンとした挨拶をして下さい。


 まずはそこからです。

 キチンとした挨拶には相手のことを承認する意味があります。


 逆に、キチンとした挨拶をせず、蔑ろにしていると

「存在を認めない」

と言う意思表示に映ります。

 挨拶の効果についてはこちらの記事をお読みください。



<その他信頼関係を構築する方法>

 挨拶だけではなく、もっとご家族と関われる職員さんは、ご利用者の近況報告をして下さい。


「最近ご飯の食べはこうですよ」

「ちょっと便秘気味で」

「とても笑顔が多いんですよ」

等々ですね。


 それが出来ない施設だとすると、そもそもご利用者と向き合う時間が少ないのかもしれませんね。


 もしもご利用者とそこまで関わっておらず近況報告が出来ない現状なら、行事やイベントの案内をするだけでも良いと思います。


「今度こんな行事があるのでその時にいらして下さい」

のようにですね。


「苑内の小さい行事だから家族に来られるとやりにくいなぁ」

と、それすら無理なら、ご利用者と一緒に写真を撮ってあげて下さい。


 それならご利用者の近況把握云々も、行事のやりやすい、やり難いも関係ありませんよね。


 その積み重ねだけで信頼は大きく変わります。

 その人となりを知らないから、不信感になるんです。


 それだけの関わり合いで人の感情や受け取り方は大きく変化します。


 監視カメラを設置される、されないに関係なく、ご家族ともそのくらいの関係性は築いておきましょう。




最後に

 今回はご家族からの隠しカメラ設置に関する話として、隠しカメラ設置の違法性や発見方法を見てきました。


 勘の良い貴方は分かると思いますが、この方法は盗撮カメラの発見にも活用できます。


 介護施設では異性のトイレの出入りや、異性の更衣室への出入りはかなり緩い施設が多い印象です。


 特に人の目がなくなる夜勤もありますからね。

 そのため、職員に対する盗撮被害は時々耳にします。


 女性介護職員は時々部屋を暗くして、スマホカメラで盗撮カメラが設置されていないか探してみて下さい。


 そして、是非この隠しカメラ・盗撮カメラの発見方法を周囲の皆さんに教えてあげて下さい。


 隠しカメラ・盗撮カメラがどのように映るのかの写真は本記事を見せてあげて下さい。

※ 写真の無断ダウンロードはしないで下さい。


 カメラは犯罪や監視ではなく、楽しい思い出を写すために使いたいですね。



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