介護職員のための退職の仕方。

辞めさせない!」が口癖

<「介護職を退職したい」>

「介護の仕事を辞めたい。」

「今の施設を辞めたい。」

 このように考える介護職員さんは沢山います。


 その理由は様々です。

◎、体を使うので腰痛が酷くなり、退職。

◎、薬剤で消毒を何度も行うので手荒れで退職。

◎、人間関係が悪化しすぎて退職。

◎、鬱になり退職。

等々。


 理由はともあれ、

「もうここでは働けない」

と思ったから退職をしようと考えているのだと思います。



<退職の引き留め>

 しかし、そのことを上司や事務所に伝えると多くの場合には直ぐに退職出来ません。


 その理由は、引き留められるからです。

 介護のように人手不足の業界は、往々として退職をスムーズにさせてくれません。


 必ず

「辞めないでくれ」

「辞めさせない」

等と引き留めてきます。


 しかし、本人としては

「もう無理」

となっているわけですから、最悪な結果になる前に確実に退職をしましょう!


 今回は確実に退職する方法等を紹介していきます!




退職をする方法

 退職させてもらえない時の方法を見る前に、そもそも通常の退職方法を知らないといけません。

 そこでまずは簡単に、通常の退職をする方法から見ていきます。


<退職の意思を伝える日を決める>

「明日退職します」

は通用しません。


 それは流石に法的にもダメです。

 原則的には、施設の職務規定に規定されている通りに退職の意思を告げなければなりません。


 介護施設だと退職する日の概ね2~3ヶ月前に退職の意思を伝える必要があります。

 この期間は業務引き継ぎをしっかり行うための期間ですので施設によって違います。


 職場によって違うことなので、自身の職場の職務規定を見て下さい。


 法律で、全従業員が自由に見える場所に置いておかなければなりませんので、普段気にしていなかっただけで必ず置いてあります。


 介護施設なら通常は休憩室か寮母室(ケアステーション)に置いてあります。


 しかも各フロア、各ユニットに必ず置いてあるはずです。



<退職の意思を伝える>

 当たり前ですが、

「退職したいです。」

と上司・事務所に伝えましょう。


 法的には口頭だけでも良いのですが、通常はその後に退職願いを出します。



<退職願>

 口頭で退職の意思を伝えたら退職願いを出しましょう。

「この度は一身上の都合により、令和○年○月○日に退職したく、ここにお願い申し上げます。 令和○年△月△日 氏名  施設名 施設長名 殿」

と言う感じで書きます。


 キチンとした書き方は

《退職願い 書き方》

で検索すれば分かりやすいサイトが幾らでもあります!


 なお、基本的に退職届は書きません。

 もう変えようのない退職の意思で、印象としてはちょっと喧嘩腰の書類です。



<引き継ぎをする>

 直ぐ退職出来ない理由は引き継ぎのためと言いました。

 そのため、退職する意思を伝えたら、引き継ぎ期間になりますので、引き継ぎをしましょう。


 とは言え、介護職員なら役職者じゃなければ引き継ぐようなことはほとんどありませんけどね。


 委員会の担当している業務を後釜職員に教えるくらいですが、それも通常は委員長が教えます。


 貴方自身が委員長なら、自分で教えなければなりませんが。


 やることが箇条書きになり、マニュアルとして存在しているならそれを引き継ぐくらいです。



<荷物を持ちかえる>

 更衣室・ロッカー、レターケース等に入れている私物は全部持ち帰りましょう。

 勤務最終日には全て空にしておきます。


「しばらく年休消化で、また来るからその時でいいや」

ではなく、勤務最終日までには空っぽにして下さい。


 施設としては早く職員募集を掛けないと人手不足が長く続き得ます。


 もし早く採用が決まればロッカーの空き状況によっては貴方のロッカーを使いたいので、そこは気を使いましょう。




退職させてくれない問題

<「退職させてくれない!」>

 通常の退職方法を知ったところで、ここからが本番です。


 退職の意思を告げたところ

「退職させません」

と断られた時の話をして行きます。


 介護施設等のように、人手不足の業界では度々耳にするのがこの、強い引き留めや

《退職させてもらえない問題》

です。



<最悪の結果>

 しかし、

「もうここでは働けない」

となった状態から退職させてもらえないのはとても辛いことです。


 ハッキリと言います。

 貴方は退職出来ます。


 最悪の結果になる前に、早く退職しましょう!

 ちなみに、最悪の結果とは貴方が自分で自分の命を絶つことです。


 私も今まで2名同僚を亡くしています。

 どちらも自ら命を絶っています。

 退職云々で命を掛けてはいけません。


 退職は絶対に出来ますので、自ら命を絶つほどまでに追い込まれる前に退職しましょう!




円満に退職をする必要がある弊害

 これは介護職の特徴の一つですが、退職した後も勤務していた施設と関わり得ます。


 その理由は実務経験の証明が必要になる機会が多いからです。


 介護の資格には勤務経験が受験条件の資格が多いです。

 そのため、勤務年数の証明書類を貰う必要があります。


 今まで勤務していた施設に証明書の記載を依頼することになります。

 だから、介護業界は出来るだけ円満に退職する必要があるんです。


 このことが原因で、喧嘩腰に強く退職の意思を伝えられない介護職員もいます。

 しかし、貴方の命や人生の方が比べモノにならないくらいに大事です。


 実務経験で必要な期間なんて所詮3年~5年です。

 貴方の命や人生を掛けるほどの期間ではありませんし、そもそも所詮資格のためです。

 取得してもこの程度のメリットしかない資格のために命や人生を掛ける意味はありません。


 こんな実務経験のために命を掛けるのはオススメしません。




引き留めで多い文言と対処法案

「貴方が必要!」

 退職の意思を伝えると

「この施設には貴方が必要なんです!辞めないで下さい。今貴方に辞められると施設がやっていけません」

のような事を言われます。


 これは常套句のようなものですので情を持つ必要はありません。


 私はこんな事をされ続けており、擁護すらしてもらえなかったのに言われました。

 施設側は本心じゃないので情を持つ必要はありません。


「もうここではやっていけない」

となった職場にそこまでの情を持つ必要はありません。


 貴方の

「辞めたい」

と言う意思を貫いて下さい。


 この引き留めをしてくる施設なら多くの場合は、押しきれます。



<「他に行っても通用しないぞ」>

 大丈夫です。

 私が他の記事でも言っている通り、介護職員はとても優秀です。

 間違いなく貴方は他に行っても通用します。


 この文言は、貴方の退職する事に対する不安を更に煽って、退職の意思を撤回させるための戦略です。

 貴方を退職させないための脅しですので信じる必要はありません。


「助言有難うございます。心に止めて精進します」

くらいで受け流して下さい。


 貴方は他に行っても通用しますので大丈夫です!




「辞めさせない!」

<泣いて悩む介護職員>

 一番悩む人が多いのはこの引き留めだと思いますので、項目を分けて話をしていきます。


 介護施設だと

「人がいないから、採用が決まるまで辞めさせない」

でしょうかね。


 この文言を真に受けて

「私辞めたいのに、辞めさせてもらえない」

と泣いている介護職員さんを多く見掛けます。


 しかし、貴方が辞めることは可能です。

 泣いて苦しまないで下さい。

 そのまま辛い中、泣きながら仕事をしていると最悪の結果になり得ます。


 その状況にまで追い込まれると命を絶つ以外の選択肢が頭から消えて逃れられなくなります。

 そのリアルな心境はこのサイトでは規約に引っ掛かるため書けませんので兄弟サイトに記載しています。


 もし自ら命を絶つことを意識する状態に陥った人間の心情を知りたい貴方はこちらの記事をどうぞ。


 そうなる前に早急に行動をして退職しましょう。

 貴方の命のことを何も考えてくれない施設なんかに情を持つ必要すらありません。


 貴方のことを必要としている施設はありますので、早く貴方のことを求める施設を探しましょう!



<退職の意思を伝える>

 既に退職の意思を伝えてはいますが、退職願いを受け取って貰えないと言うことで悩んでいると思います。


 その場合に私から提案する方法は、内容証明郵便で退職届を職場に出すことです。


 退職願いではなく、退職届です。

 願いだと受け取ってもらえても却下される余地が残っています。

 しかし退職届は、職場が却下してはいけません。


 労働基準法上、職場は職員を退職させないことは出来ません。

 必ず退職出来る方法が法律に存在しているんです。


 それを活用し、万が一訴えられても退職者が勝てる方法として、内容証明郵便による退職届の郵送です。


 内容証明で送付すると、職場が受け取らなくても法的には受け取ったのと同じ効力を持ち得ます。


 受け取るか、受け取らないかは職場の勝手な判断であり、受け取れ得る機会を自分で放棄しただけだからです。


 貴方にとっては

「この内容の退職届を確かに職場に届けましたよ」

という行動の証明さえあれば問題ないので、内容証明郵便なんです。



<2週間後に退職>

 なおこの方法なら、内容証明郵便を出しても職場が了承しない場合には2週間後に退職が可能です。


 法的にも引き継ぎ期間として2週間は必要と考えているわけですね。


 そのため、退職届での退職日は、2週間後の日付で良いと思います。


 どうしても退職させてもらえない時には2週間後に自動退職と言うだけで、原則は職務規定が優先されます。


 そのため、内容証明郵便を使うことで職場がビビって退職を受け入れた場合。

 その場合には話合いをし、職務規定通りの期間での退職にもなり得ますので、その辺りは職場の態度次第です。



<引き継ぎはキチンと行う>

 即日退職出来ない理由は引き継ぎがあるからです。

 そのため、どの手段を使うにしても引き継ぎはキチンと行いましょう。


 退職の意思を伝えたことで職員達の態度が変わって直接教えられない状態になったのなら、書類にまとめて置いていきましょう。


「そんなの知らない」

と言われないように、パソコンにデータを残しておき、何部も刷ったり、写真に収めておく等をしても良いと思います。


 あとは、2週間を待つだけです。

 もちろん私物は全部持ち帰っておきましょう。




専門家に相談する

<退職の専門家>

 何故貴方が退職で悩んでいるのかと言うと退職に関する知識やスキルがないからです。

 そのため、専門家に相談すると言う手段が一番確実で安心です。


 しかし、何処の誰に相談をすれば良いのか分かりませんよね?

 そこで退職に関する専門家をお教えします。


 退職の専門家は社会労務士です。

 弁護士も専門家なのですが、弁護士に依頼すると金額が高いので。



<掛かる費用>

 法律家に相談や依頼をする時にどのくらいお金が掛かるのか分かりませんよね?

 しかし世間的には

「法律家に相談すると高額費用が掛かる」

とのイメージだけが先行しています。


 そこで、具体的にどのくらい費用が掛かるのかを紹介します。


 ただし、法律事務所の料金は決まりがありません。

 地域ごと、事務所ごとに相場が違います。

 そのため、ある程度の範囲で示す事になりますので、ご了承ください。


 社会労務士に相談する場合。

◎、相談だけなら1回で0~1万円です。

◎、一緒に退職交渉をしてくれる 15000円くらい

◎、一緒に行政の関係各所に同行してくれる 15000円くらい


 弁護士に相談する場合

 全てにおいて社会労務士の倍以上です。


 何度も言いますが、この部分は地域や事務所による違いはありますので、目安です。



<退職代行サービス>

 テレビのコメンテーター等は

「一応恩義のある職場を退職する時くらい礼儀を見せるべき!」

と退職代行サービスを否定的に捉える人がいます。


 しかし、このような部分で同僚2名の命が失われた経験をしている私としては、退職代行サービスはとても良いサービスだと思います。


 彼らには

「人の命と礼儀とどちらが大事なのですか?」

と問いたいです。


 退職代行サービスも値段は会社によって大きく違うようです。

 軽くですが私が調べた範囲だと2~5万円くらいで、全行程を丸投げできるようです。




最後に

「もう無理!」

と思った環境で勤務することは辛いし、職員本人にも、職場にもメリットがありません。


 実際にそのように考え、職務規定上も即日退職を認めている職場もあります。

 私が知っている即日退職可能な職場は警察学校です。


 あそこは本当に即日退職出来ます。

 かなり異質な環境なので、そうしないと苦痛から自ら命を絶つ人が多くなるからです。


 退職をし、無職になっても何とかなり得ます。

 補助金等をキチンと貰えば命を繋ぐことは可能です。


 貴方の命が失われるのが最悪の結末です。

 仕事を失うことなんて最悪ではないんです。


 貴方が最悪の結果になる前に、確実な退職をして下さい。



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