《介護における尊厳とは何か?》 関連法による定義から、簡潔明瞭に一言で言い表します。

2019年11月1日

「介護業界は尊厳を見失っている!」


 本ブログは音声による説明に対応しています。

 音声と合わせて読み進めて見て下さい。

<尊厳を一言で簡潔に言えない>

 介護の業界は尊厳と言う考え方を見失っていると感じます。


 それは、尊厳を守る感覚を見失っているという意味ではなく、そもそもの

「尊厳とは何か?」

が明確になっていないと言う意味です。


 貴方は

「尊厳とは?」

 これを簡潔に一言で、言葉として言い表せますか?


 恐らく難しいと思います。

 本記事を読めば、そんな貴方も

「尊厳とはこれです!」

と言えるようになります。


 なお、

「何故今の介護業界で尊厳が明確になっていないのか?」

についての理由はこちらをお読みください。



<尊厳を簡潔明瞭に言えないと尊厳が守れない>

 今の状態のように、

「尊厳とは?」

が簡潔に一言で表現できないとどうなるのか?


 説明する者は

「尊厳とは、例えば介護施設においては認知症者を介助する例を基に考えれば分かりやすいと思いますが・・・」

のように例示に逃げるしかなくなります。


 しかし、簡潔に一言で

「尊厳とは何か?」

が定義されないまま、例示だけで説明されても、説明を受けている者には伝わりません。

 それでは尊厳を理解することはかなり難しいです。


 だって例示だけで

「尊厳を守れ!」

と言われて、様々なケースで臨機応変に尊厳を守れますか?

 尊厳が具体的に何なのか分からない状態なのに。


 このように、今の介護業界は

「尊厳とは何か?」

の定義が曖昧な状態で

「尊厳を守れ!」

と言われているので、尊厳を見失っている状態だと表現をしました。


 この記事では

「色々な人の話を聞いてきたけど、結局尊厳が具体的に何なのか分からないんだけど」

と彷徨っている貴方に対して、簡潔に、一言で

「尊厳とは何か」

を提示していきます!




尊厳とは

 まずは、介護限定の世界ではなく、社会全般としての

《尊厳とは》

を見て行きましょう。


 社会全般としての尊厳とは、法等を見ると

《かけがえのない個人として尊重されること》

《尊く犯してはならないこと》

だそうです。


 これでも少し曖昧ですね。

 これを私的に要約すると、要は

《人として大切にされる権利》

と言うことですね。


《尊厳とは、人として大切にされる権利》

 簡潔明瞭ですよね。




介護における尊厳とは

 社会全般における尊厳も、介護における尊厳も基本的には同じです。

《人として大切にされる権利》

です。


 それがもう少し具体的に定義されているだけですね。


 介護における尊厳とは

《ご利用者が心身共に健やかに育成される事》

《ご利用者が残存機能に応じて自立した日常生活を営む事》

だそうです。


 これもやはり、まだ少し分かり難いですね。


 介護における尊厳も私なりに要約すると

《自分で出来る事を自分でやって、笑顔で生活できること》

ですかね。


 実はこれって結構深い概念を入れ込んで要約をしています。

 それを説明すると少しだけ長くなってしまうのですが、興味のある方はもう少しお付き合い下さい。


「オッケー、オッケー!もう尊厳はイメージ出来たから大丈夫です!」

と言う貴方はここまでで問題ありません。


 折角なので、私のサイトを離れる前に、今回のような教科書的・法学的な意味での尊厳だけではなく、私が心の軸に持っている、私の考える

《尊厳を守る介護》

に関する記事も是非お読みください。




《笑顔で生活できる事》

 ここからは、介護における尊厳の定義として

《自分で出来る事を自分でやって、笑顔で生活できる事》

と要約した私が、その中に入れ込んだ意図に興味がある貴方のためだけの内容です!


 この

《笑顔で生活できる事》

の中には人が、

「生きている!!!」

と実感できる状況に関する考え方を入れ込んでいます。


 どう言うことか?

 人は

「自分って今生きているんだな!」

と実感する時・場面が幾つかあります。


 その中の一つとして、

《感情が揺さぶられた時》

と定義する人が多くいます。


 私が知る中では

◎、炎の講演家:鴨頭嘉人さん

◎、日本カウンセラー業界の第一人者:國分康孝さん

はすぐ頭に浮かびます。


 國分さんの場合は感情が揺さぶられた時とは言わず、

「自分の感情を素直に受け入れ、感情を素直に表現できる生き方。これを《生きた人生を生きる》」

のように表現しています。


 でも要は、

「感情が揺さぶられて、それを素直に感じられる時、人は人生を生きていると言えるのではないか?」

と言う意味ですから、同じような考え方ですよね。


 つまり、

《笑顔で生活できる事》

には、このような意図を入れているんです。


 ご利用者の生活は、感情が揺さぶられて、様々な感情を自身で感じることができる環境。
 その感情を素直に受け止め、素直に表現できる生き方。

 その中で、
「生きている」
と実感をしつつ、笑顔が多い生き方。

 それが介護における尊厳でしょう。

と言う意図ですね。


 これらの意図が、私が介護における尊厳を要約したときの

《笑顔で生活できる事》

には含まれているんです。




最後に

 どうでしたか?


 こんな私の要約で何となく

《尊厳とは》

《介護における尊厳とは》

のイメージはしていただけましたか?


 私の記事を読んで少しでも

「結局尊厳ってなんやねん!」

のモヤモヤが晴れたなら幸いです。


 ここまで読んで、少しでも私の考える

《尊厳とは》

に興味を持っていただけたなら、それの実践編みたいな

《私が考える尊厳を守る介護とは?》

の記事もお読みください。



 少しでも私が言っていることや、日本一の介護施設を作ると言う部分に興味を持って頂けた貴方はツイッターのフォローも宜しくお願いします。


 運営上、本サイトでのコメントは、批判的な内容は一切受け付けておりませんので、コメントを残される際はご了承下さい。

 是非他の記事も宜しくお願いします。 

 ここまで読んでいただき有難うございました。