介護における尊厳とは何か?簡単に一言で言い切ると『自分で出来る事を自分でやって、笑顔で生活できること』

2020年9月26日

 福祉系の学校でも、教科書でも、本でも、必ず書かれている言葉が

『尊厳』

 

 しかし、どこにも

『尊厳とはなにか?』

を明確に定義している記載がないと思いませんか?

 

 どの記載を読んでもいきなり

「例えば、こんな時に・・・」

と例示が書かれているだけ。

 

「そうじゃなくて、そもそも尊厳とは一体なんなんだ!?一言で言い表してくれ!」

とイライラすることもありますよね。

 

 そこで今回は

『介護における尊厳とはなにか?』

について、できるだけ一言で言い切ります。

 

 この記事を読む事で

◎、尊厳とは何かを理解する事が出来ます。

◎、尊厳を理解することで、介護の方法や方向性を見失わないで済みます。

◎、「尊厳とは何か」を部下や後輩にわかりやすく説明する事が出来るようになります。

 

「結局尊厳とは何なの?」

と早く知りたい貴方に結論を言うと、尊厳とは

『自分で出来る事を自分でやって、笑顔で生活できること』

です。

 

 何故そうなるのか?

 その根拠を分かりやすく解説していきます。

 折角ここまで辿りついたのですから、是非最後までお付き合い下さい!

 

 それでは尊厳とは何なのかの解説を見て行きましょう!

 

 なお、尊厳に似た言葉で『道徳』というものがあります。

 道徳について明確に知りたい貴方はこちらの記事も併せてお読みください。

>>>介護職員に必要な道徳とは何かを考える。貴方の道徳は偏っている!?

 

 

 

尊厳とはなにか?辞書や法律等から定義を見て行く

 尊厳を守る介護を心がけていても、いざ

「尊厳とはなんですか?」

と聞かれると分からない。

 

 そんな介護職員さんの方が多いと思います。

 しかし、もしも

『尊厳とはこれです!』

と言う定義があるとしたら知りたくないですか?

 

 実はあるんです!

 それを一つ一つ解説していきますね!

 

 尊厳を一言で言い表すと

『自分で出来る事を自分でやって、笑顔で生活できること』

と言えます。

 

 この定義は、わかりやすく私なりの解釈で定義したモノになります。

 その根拠となる尊厳の定義は大きく3つあります。

① 辞書的な意味での尊厳

② 人権に関する国際法上の尊厳

③ 介護関連法上の尊厳

です。

 

 これらが言っている事を総合的に組み合わせ、噛み砕いて一言にした結果

『自分で出来る事を自分でやって、笑顔で生活できること』

とまとめたわけです。

 

 しかし、これは私の解釈なので、貴方にとっては違う解釈になるかもしれません。

 そこで、私が尊厳の根拠としたそれぞれの定義をご紹介していきますので、是非貴方なりの尊厳というモノを見つけ出して見て下さい!

 

 

<辞書的な意味での尊厳>

 まずは定義といえば辞書!

 と言う事で、辞書に尊厳とはどう定義されているのかを見てみましょう!

 

 新選国語辞典によると、尊厳とは

『尊くおごそかなこと』

 

 新明解国語辞典によると、尊厳とは

『侵すべからざる権威と、他の何ものをもっても代えることのできない存在理由』

『その人の人格は生前・死後を問わず、常に尊ばれるべきであり、いかなる場合でも凌辱が加えられてはいけないという、最高かつ最低限の倫理』

 

 どうですか?

 回りくどい表現ばかりで全然解決しませんね。

 

 要は

「他人が侵害してはいけない個人の領域」

という意味合いですね。

 

 介護的にもっと簡単にいうなら

『嫌がるようなことをするな!』

と言う意味ですね。

 

 これはあくまでも言葉を説明する辞書です。

 ではもう少し実社会に近付いて、法的にどう定義されているのかを見て行きます!

 

 噛み砕いて見て行くので、

「難しそう」

と思わず、最後までお付き合いください!

 

 

<人権に関する国際法上の尊厳>

 国際的に

「人権を守ろう!」

と叫ばれていますので、国際法にも人権に関する法律が存在します。

 

『人権を守る≒尊厳を守る』

という感じですので、世界的な法律にも尊厳とは何かが書かれています。

 

 幾つかある人権を守る法律から、尊厳についてをまとめると次のようになります。

『かけがえのない個人として尊重されること』

『尊く侵してはならないこと』

 

 辞書による定義は

『侵してはならないモノが尊厳』

という意味合いでしたが、国際法による尊厳とは

『侵してはならないモノ+尊重すべきもの

となっていますね。

 

 つまり、

『生きがい』

『承認』

という意味合いも含んでいますね。

 

 

<介護関連法上の尊厳>

 この記事を読んでいる貴方は恐らく介護関係者ですよね。

 では、いよいよ、一番身近な介護における尊厳はどうなっているのかを見て行きましょう!

 

 これも一つではないので、尊厳について書かれている部分を抜粋して、まとめました。

 

 すると概ね介護における尊厳とは

『心身ともに健やかに育成される事』

『残存機能に応じて、自立した日常生活を営む事』

となっています。

 

 辞書や国際法よりも具体的な定義になっていますね。

 

 個人的には

『育成される』

という表現部分に若干の違和感を覚えますが・・・

 

 要は

『できる事に着目して、その範囲で自立を目指しましょう!』

ということが言いたいのかと思います。

 

 

<全部の定義をまとめると>

『辞書による尊厳』『国際法による尊厳』『介護法による尊厳』

 

 共通している部分をまとめて整理するとこうなります。

『尊く侵してはならない領域』

『個人として尊重される事』

『心身共に健やかに生活できること』

『残存機能を残す事』

 

 まだ少しふわふわした表現でイマイチ分かり難いですよね。

 そこで私は、これらを自分なりに介護現場に合わせて解釈したわけです。

 

 残存機能を残すとは、自分で出来る事を自分でやるという事です。

 個人として尊重するとは、自分でやれることを他人が勝手に奪わない事です。

 侵してはならない領域とは、嫌がることをしない事です。

 心身ともに健やかな状態とは、笑顔が多い状態の事です。

 

 このように解釈して行った結果、尊厳とは

『自分で出来る事を自分でやって、笑顔で生活できること』

という考えに至ったわけです。

 

 

 

まとめ

 尊厳とは

『自分で出来る事を自分でやって、笑顔で生活できること』

 

 記事を追って読んできたことで、尊厳とは何かをイメージすることができましたよね。

 一言にまとめましたので、

「尊厳とは何なんでしょうか?」

と部下や後輩に聞かれた時に答える事ができますよね。

 

 なんなら、このブログ記事を持って説明しても良いでしょうしね!

(活用する時には「使いました!」みたいな報告を貰えると嬉しいです!)

 

 更に、

『早さ重視!介護を業務として行っている!』

そんな環境に置かれてしまった時に

「自分がやりたい介護って何だろう?」

と悩んだ時。

 

 尊厳を守る介護を思い出すことで、貴方がやりたい介護像を見失わないで済むようになりますよね。

 

 尊厳とはの考えを深めると難しいですが、そう難しく考えず、まずは

『ご利用者に笑顔を作れること』

から始めるのが尊厳を守る介護の第一歩になるのかもしれませんね。

 

 この尊厳を踏まえて、具体的に

「尊厳を守る介護ってどんな介護だろう?」

と疑問に思う貴方は引き続きこちらの記事をお読みください。

>>>《尊厳を守る介護》とはなに?簡潔明瞭・具体的に解説します。


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