挨拶とは、単なるマナーではなく承認である。

2019年11月7日

幼稚園児以下の大人達

 貴方は毎日キチンと挨拶をしていますか?

 キチンとした挨拶とは

 全身を相手に向けて、相手の目を見て行う挨拶です。


 幼稚園児でも出来るこのキチンとした挨拶。

 社会人として、それなりに経験を積んできた大人の貴方は毎日、毎回このようなキチンとした挨拶を行っていますか?


 幼稚園児はキチンと立ち止まって、お辞儀までして、元気良く、全身で挨拶をしていますよ。


 残念なことに、ほとんどの社会人はこれが出来ていません。

 特に役職を持って忙しそうにしている人ほど。


 仕事をしながら、声だけで

「あぁ~!」

くらいの挨拶だったり、そもそも挨拶されたことに気付かないなんて人もいます。


 そんなの幼稚園児以下ですよね。

 違いますか?


 もしも、挨拶が重要なことじゃないなら、何で幼稚園児や新人さんには

「挨拶は大切なことだよ!人として基本だよ」

と教育するんですか?


 それは嘘なんですか?


 まぁ嘘は言い過ぎだとしても、恐らくそうじゃなくて、貴方にとって挨拶の優先順位が低いんですよね。


 ”挨拶なんか”よりも、今目の前の仕事の方が重要で、その仕事の方が優先順位が高いだけなんですよね。


 ハッキリと言いますが、優先順位の付け方がそんなだから、貴方の職場では人材育成やモチベーション等の部分で問題が生じているんです。


 今回は人材育成や職員のモチベーション等において挨拶の重要性、挨拶が持つ意味についてお話をしていきます。




挨拶とは

「おはようございます」

「こんにちは」

「こんばんは」

「お疲れ様です」

等々、職場でも挨拶はしますよね。


 ではこの一連の行為の意味はなんでしょうか?

 考えたことはありますか?


 辞書的に挨拶とは、人と会った時の儀礼形式とされています。

 そのため、職場や家庭等、その場に慣れた人は挨拶を蔑ろにしがちです。


 だから職場では

「大きな声で、笑顔でキチンと挨拶をしろ!」

と新人に指導をしているベテラン職員ほど挨拶をしていないなんて現象も見られます。


 しかし、それは挨拶をあまりに軽視し過ぎています。

 挨拶には単なる儀礼と切り捨てることが出来ない意味があるんです。




部下との接し方が分からない上司こそ挨拶

「最近の人達との接し方が分からない」

と部下や後輩との接し方に悩んでいる上司をよく見掛けます。


 そんな貴方はこちらの記事を合わせてお読みください。


 そんな、部下との接し方に悩んでいる人ほど挨拶をキチンとして下さい。

 何故か?

 それは紹介した記事でも言っている通り、承認をすると人は好意を抱くからです。


 そして、挨拶は承認行動としては一番基本となる行動だからです。

 つまり、挨拶をキチンとする行動は、部下を承認することを意味するんです。




挨拶は承認

<挨拶をしないと不機嫌になる上司>

 今でこそ部下を持っている貴方は新人時代を思い出して下さい。

 現時点で貴方自身が新人さんなら、職場を思い浮かべて下さい。


 挨拶がキチンとできなかったら上司が怒りだしませんか?

 怒らないにしても、あからさまに不機嫌な態度になったりとか。


 その原因は貴方から挨拶をしてこなかったからかもしれません。


 すると新人の貴方としては

「忙しそうだったから気を遣って言わなかっただけなんだけど」

とか

「先に入社したってだけで偉そうに!挨拶くらいで仕事に悪影響を出すなよ」

とか思いますよね。


 しかし、これって実はそんな軽いことじゃないんです。



<挨拶の意味>

 先程のように

「挨拶くらいで」

と考えている人は、挨拶を辞書的な儀礼と考えているのかと思います。


 しかし、実は人の心理としては全然違います。

 何度も言いますが、挨拶とは承認行為なんです。


 そのため挨拶には

「貴方がいることをシッカリと見ていますよ」

「貴方の存在を認めていますよ!」

「ここにいる貴方の存在を私は感じていますよ」

と言う意味があるんです。


 つまり、逆を返すと、挨拶をしないと言うことは

「貴方に対してこれらを認めていません!」

と捉えられるわけですね。

 承認を拒否している行動と言うことです。


 だから挨拶をしないと

「貴方がいることを見ていません」

「貴方の存在を私は認めません」

「貴方なんて居ても居なくても変わりません」

と言うメッセージを送っているのと同じなんです。


 だから挨拶をされないと上司は悲しくなるんですね。

 上司も貴方に認めて欲しいんです。

 存在を承認して欲しいんです。

 怒っているのではなく、悲しんでいるんです。


 きっと家では家族から雑に扱われており承認されておらず、職場にしか居場所がないんですよ。

 そんな悲しい上司のことを少しだけでも認めてあげて下さい。

 少しだけでも承認してあげて下さい。


 このように、挨拶をしないと怒りだす上司の心理を読み解くと、何かちょっと可愛いですよね。

「家で居場所がないんだから、承認してよ~」

と言っているようなモノですからね。

 一時期流行ったオッサンズラブみたいなことが心の中では起きているんですね。



<挨拶は上司から>

 挨拶をすると言う承認行為。

 この承認行動を一番効果的に行えるのは、上司から部下に対して元気良く挨拶をすることです。


 先程も言いました。

 部下との接し方で一番最初にしなければならないことは承認です。

 そして、挨拶は承認行動です。


 それなら、部下との関わり方に悩んでいる貴方が最初にするべきことは、貴方から部下に挨拶をすることです。

 上司から部下を承認することを始めるんです。


 部下との関わり方に悩んでいる人ほど、部下からの挨拶を待っていて、自分から挨拶をしていません。


 ハッキリと言いますが、部下は貴方が思っている以上に場の状況が見えています。

 だから貴方が難しい顔をしていると挨拶してきません。


 考え事をしていると考え邪魔をしないように素通りします。

 機嫌が悪いと考え、触らぬ神に祟りなしで素通りもします。


 部下から挨拶をしてこない主な原因は貴方にあるんです。


 それなら貴方から部下を承認しませんか?


 出社した部下に

「おはよう」

と声を掛け

「ここの職員としてお前を認めているぞ。今日も職場にお帰りなさい」

と心で伝えるわけですね。


 貴方から挨拶をすれば部下は変な気遣いをしないで済むので、自然と

「おはようございます」

と挨拶してきます。


 こうすることで貴方は、部下を承認し、関係性改善に繋がります。

 部下は上司の顔色や状況を見る労力を費やさないで済みます。


 上司である貴方から部下に挨拶をすると言うだけで、お互いに良い効果が生まれるんですね。




自分から挨拶できない上司のプライド

 何故貴方が部下からの挨拶を待っているだけで、自分から挨拶をしないのか?


 それは恐らく

「目下の者が目上の者に挨拶をすべき!」

なんてプライドを持っているからではないでしょうか?


 この部分はオブラートに包むのは止めて、厳しく指摘して自覚して貰いましょう。

 貴方は、

【部下を下の人間と見下しているから】

貴方から挨拶をしないんです。

 見下しているから承認出来ないんです。


 そこに上司や目上の者としてのプライドがあるわけですね。

 しかし、客観的に見るとそんなプライド、小学生レベルの子供染みたプライドです。


 大人がそんなプライドにしがみ付いている状態は、見ていて

「カッコ悪い」

以外の感想が出てきません。


「カッコ悪い。」

「印象が悪い。」

「もう一度新人からやり直せ。社会人失格」

これ以外何も浮かびません。


 そんな何のメリットもない、器の小さいカッコ悪いプライドなんか捨ててみませんか?


 そんな小さなプライドなんて捨てて、大きなメリットのある

【上司から挨拶をする】

【部下を承認する。】

 これを今日からしてみませんか?


 貴方から見える世界が大きく良い方向へ変わるキッカケになると思いますよ。

 貴方から見える世界が変わると、実際に職場が変わり得ますよ。


 その場に一人だけでも挨拶を全力でやり続ける人物がいるだけで、その場全ての人間性が変化したと言う話は無数にあります。


 その一例としてこちらの本をオススメします。

ディズニー精神が教えてくれる。心がつながる魔法

 希望していた表舞台の部署とは全く違う、人目に付かないくらいの裏方に配属された新人女性。

 そこで腐らずに、挨拶だけは全力で行っていたところ、陰鬱だった裏方職員や出入りしているだけの業者さんまでもが意識の面でディズニーのキャストに変化してしまった。


 その現象を引き起こしたエピソードは圧巻ですよ。




最後に

 貴方が部下や後輩との関わり方に悩んでいる理由は、承認云々以前に、貴方が部下や後輩を下に見ているからかもしれません。


 誰だって明らかに自分のことを

「下の人間」

と見下している相手と打ち解けたいとは思いません。

 見下す感情は承認とは対極にある感情です。


 自分から挨拶をしない上司はそれを無意識にでもしているんですね。

 だから貴方は部下との関わり方が分からなくなっているんです。


 相手が貴方のことを避けているんですから、何を話題に出しても無駄です。

 避けている理由は、貴方が相手を見下しているからです。


 改善しましょう。

 そのための方法が上司から挨拶をして、部下を承認することなんです。


 承認していることを相手に伝える手段として、一番簡単で、効果的な方法が自分から挨拶をするという行為なんです。


 今日から。

 今から。

 貴方は部下のことを見下す上司ではなく、部下を承認できる上司に変わりましょう。


 この

《挨拶》

と言う承認行為が

「具体的にどのような場面、問題に活用できるのか?」

はこちらの記事をお読みください。


 実践イメージを付けてもらうための、実例提案記事になります。


 そして、第二ステップとして施設の休憩室の雰囲気に注目をして下さい。

 その内容はこちらです。



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