認知症の進行停止・治療薬の発見。<医師:高田任康先生>
認知症の薬
現在広く使われている認知症薬は進行を遅らせる薬となっています。
一番知られているモノがアリセプトと言う名前の薬です。
認知症によって物事を忘れてしまう理由の一つとして、物事を記憶する時に必要な神経物質を邪魔することが挙げられています。
その、物事を記憶するときに必要な神経物質を邪魔させないようにするのがこのアリセプト等の、現在使われている認知症薬です。
そのため、場当たり的な効果しかなく、認知症状の進行を遅らせる効果しかありません。
この薬を飲んでいるからと言って症状が停止したり、改善することはありません。
しかし、この度特許が認められた、高田任康先生の開発は根本的に違いますので、紹介します。
医師、高田任康先生とは?
私も詳細は知りません。
埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-2-154 川村ビル4階
サンルイ皮膚科
の院長先生のようです。
個人的な知り合いではありませんが、知人の掛かり付け医で、その関係で縁ありこの方のことを知りました。
介護にはあまり直接的な関係はないのですが、この特許の前の特許。
今まで完治困難とされていた重度の褥瘡(じょくそう)に関して、早期に完治する治療方法の開発に関する特許から興味を持っています。
クリニックの名前からもわかるように、高田任康先生の専門は皮膚科です。
皮膚科で使用されている成分が認知症にも効果があると言う形での発見のようです。
難しい話は出来るだけ抜きに説明していきますので、是非一緒に見て行きましょう!
ただし、私は法文を読む事は出来ても、医学的な文章を読むのは慣れていません。
そのため、間違いがあったとしても責任は取れませんので悪しからず。
その旨をご理解頂ける方だけ、読み進めて下さい。
その部分をご了承いただけない方は、ご自身で読んで理解して下さい。
認知症停止・治療薬【トラニラスト】
もし貴方が医師や看護師なら
「ん?トラニラスト?」
と思ったかもしれません。
何故か?
それこそ、高田任康先生の専門分野である皮膚科で一般的に使われている薬だからのようです。
私は薬の知識はありませんが、アトピー治療薬としては一般的な薬のようです。
どのくらい一般的な薬かと言うと
市販薬のロートアルガードにも入っている成分です。

これほど一般的な薬が今まで発見されていなかった認知症停止・治療薬としてどのように有効なのか、更に見ていきます。
※ この成分を全身に行き渡らせる経口摂取が望ましいようですので、点眼薬のアルガードに認知症への効果はないと思われますので、悪しからず。
認知症が進行する仕組みと発見の作用
薬の有効性を説明するためには、まず、認知症がどのように進行していくのかを知らなければなりません。
ちなみに、私に医学的な認知症進行の知識はありませんので、この特許文章内で説明している説明になります。
<アミロイドの蓄積を阻害>
アミロイドと言う特殊なたんぱく質が臓器に蓄積すると、その部位の細胞を破壊してしまい、神経性の障害が発症するようです。
そして、そのアミロイドが脳内に蓄積したら脳細胞を破壊し、脳が委縮するため認知症が進行すると言うことのようです。
高田任康先生の発見したトラニラストの効果一つ目。
【アミロイドの蓄積を阻害する】
アミロイドと言う聴き慣れない言葉で説明していくと途中でわけが分からなくなると思いますので、以下では【特殊たんぱく質】と言います。
蓄積を阻害するので、次の段階である線状になることを予防すると言う意味にもなると思います。
<アミロイド線維の消失>
特殊たんぱく質が蓄積してくると線維を形成するようです。
要は線状に固まると言うことですね。
【特殊たんぱく質は蓄積した後に、線状に固まる】
こんな認識で良いと思います。
高田任康先生の発見したトラニラストの効果2つ目。
【線維になった特殊たんぱく質の分解・排出】
線状になった特殊たんぱく質を排出するので、次の段階であるアミロイド斑の予防・排出の効果もあると言うことになります。
認知症高齢者の脳には斑、染みがあると言われます。
それがこの特殊たんぱく質が蓄積し、線状になったモノが更に凝縮した物のようです。
それを予防・排出すると言うことですね。
<アミロイドーシスの予防・治療>
特殊たんぱく質が蓄積して発症する病気だけではなく、特殊たんぱく質が蓄積してそこから出される成分等によって発症する病気もあるそうです。
高田任康先生の発見したトラニラストの効果3つ目。
【特殊たんぱく質から排出される成分によって発症する病気の予防と治療】
<その他、効果がある病気>
今回は特殊たんぱく質が脳に蓄積して発症する認知症に絞って話をしました。
しかし、この特殊たんぱく質が蓄積する場所によって、発症する病気は他にも沢山あるようです。
その代表的な病気を簡単に列挙します。
つまり言い換えると、高田任康先生の発見は、認知症だけではなく、今から挙げる病気にも効果がある発見と言うことになります。
- リウマチ
- ベーチェット病
- ダウン症
- パーキンソン病
- ヤコブ病
- 狂牛病
- ピック病
等々。
どれも治療困難な難病と言われる病気ばかりですね。
それらの治療に光明が見える発見だと言えるのかと思います。
最後に
今回の発見はあくまでも認知症の進行を止めることが可能な発見です。
死滅した脳細胞を復活させる効果は薬にはありません。
その部分はその人に備わっている生命力に起因すると思います。
しかし、認知症の症状が停止しただけではなく、改善した症例があるようです。
と言うことは、人の体に最初から備わっている回復機能と合わされば、治療と呼べる部分もあるのかと思います。
私が件名等で、停止なのか、治療なのかハッキリさせていないのはそのような部分からです。
症例としては改善しているけれど、トラニラストの効果としては改善効果はないので。
この発見は、予防効果もあるので、トラニラストの成分が入っている薬を若い頃から飲みまくる人が出てくるかもしれないので、最後に注意だけして終わりにします。
薬ですので副作用があります。
認知症になりたくないがあまり、別の重大な障害を受けてしまっては意味がありません。
薬はキチンとした医師や薬剤師の指示の基に適切に服用して下さい。
認知症予防のための行動で、認知症に罹患する前に亡くなるような事態になってしまったら悲しすぎますからね。
「ところで、この記事を書いている貴方はどなた?」
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