介護施設での、行事の出し物・演芸を決める!
介護施設での行事
介護施設ではご利用者に季節感を味わって頂くと共に楽しんでもらうために、職員主導で行事が催されます。
施設によって毎月何かしら行事がある施設もあるくらいに力を入れている施設もあります。
今回はそんな行事の実行委員をいつも悩ませる出し物・演芸についてのお話です。
職員の苦労
行事の実行委員の職員の演芸に関する苦労を最初に少しだけ説明します。
行事のメインイベントとも言える演芸。
これによってその行事の成功・失敗の印象が変わってくると言えるほどに重要です。
しかし、敬老会やクリスマスシーズンになると、ボランティアさんも他の施設から引っ張りだこで、中々依頼が出来ません。
しかし、職員有志で出し物を準備するとなると、それに向けた準備。
これは仕事後の空いた時間や休日にサービス出勤をして練習。
練習が大変だと、それだけ依頼する職員を探すのも一苦労。
行事を左右する部分なだけに
「まぁ、いっか」
と安易な妥協も難しい。
そんな気疲れしてしまうほどの苦労をして行事の出し物・演芸は作られています。
・・・お疲れ様です。
そんな経験を私自身もしていますし、仲間がそのようなことで疲れ果てている姿を多く見ており
「何とかならないかなぁ?」
との思いから私は色々と身に着けたんです。
それが自己紹介に書いている趣味です。
前置きはこのくらいにして、行事の出し物・演芸例の紹介に入っていきたいと思います。
ボランティア
介護施設等でボランティアを依頼する時、通常は
- 市役所や都道府県
- 市民センター
- 社会福祉協議会
等が提供している演芸ボランティア情報を参考にして選びます。
そんな演芸ボランティアの中から、実際に依頼し行ってもらったことのある物を紹介します。
<踊り>
介護施設の演芸と言ったら踊りは鉄板です。
日本舞踊のような和なモノから、タップダンス、夏祭りで盆踊り、フラダンスなんてモノもありますね。
<楽器>
楽器も介護施設の演芸としては鉄板と言って良いと思います。
夏祭りでの太鼓、中高生の社会学習の一環としての吹奏楽部による演奏、ギターやマリンバと言う楽器もありましたね!
<歌>
普段のレクリエーションとしては重要なのですが、あまり出し物としてはメジャーではない、歌もあります。
しかし、有名人の慰問等があるとそれだけで行事になりますね。
華原朋美さんやXジャパンのTOSHIさん等は有名ですよね。
<マジックショー>
当たり外れは大きいので、ちょっとギャンブル要素は否めません。
介護施設で視力が悪いご利用者も多い中、手先で細々としたことをされても・・・・
<その他>
影絵、ドッグセラピー、紙芝居、ジャグリング、寸劇等々、他にも沢山の演芸ボランティアがいますので、自身の施設に合ったボランティアを探しましょう!
職員による出し物
外部との連絡のやり取りを必要としないので、細かい調整はしやすいです。
更に、ご利用者も知らないボランティアを見るより、知っている職員が何かしている方が喜んでくれます。
表情が全く違います。
しかし、練習が大変と言う欠点もありますので、ボランティアとどっちが良いか悩みどころですね。
こちらは、実際に私がそんな職員の苦労を少しでも軽減しようと始めたモノを中心にご紹介していきます。
<バルーンアート>
【始めやすさ】
始めやすい。
100円均一に一式が売っているくらいですので、始めようと思ったら今から直ぐにでも始めることが可能です。
【難易度】
簡単~
作る物をこだわらなければ特に難しいことはありません。
有名な【犬】くらいなら初めての人でも直ぐに作れます。
下図のような物も、1ヶ月あれば作れるようになります。

もっと派手で、見栄えも良い大型な物は、バルーンアートの別記事で紹介しますね!
※ あまり作品を写真に残さないもので、これは知人用に撮った写真なので、ぐでたまやキティーちゃん周りが萎んでいるんです。
【道具】
◎、バルーンアート用の風船

色々なメーカーがあり、ネットで調べるとクオラッテクス社の風船をオススメしている人がほとんどです。
しかし、私は初心者にはこの鈴木ラテックス社の風船をオススメしておきます。
通常は作り始める前に、色々とやった方が良いテクニックがあるのですが、これはそれらをしなくても安定して使えるため初心者にオススメです。
◎、空気入れ

空気入れも色々と種類や大きさがあるのですが、これ一本で基本的に用は事足ります。
ただし、100円均一で売られているサイズの風船を膨らませるのには向いていません。
100円均一のバルーンアート用風船のサイズだと、空気を入れる口が小さいので、この空気入れが入り難いんです。
そのため、風船を100円均一にするなら、100円均一でセットになっているバルーンアートキットを買いましょう。
小さい空気入れも一緒になっていますので。
ただし、空気入れが本当に小さいのでとても疲れます。
ちなみに
「口で膨らませれば良いじゃない?」
と言う考えは捨てましょう!
慣れないと一個も膨らませる事は出来ません。
それ以外にも色々と不具合が生じ得ますので、口でバルーンアート用風船を膨らませて作るのは上級技だと思って下さい。
私も
「何とか膨らませることが出来る」
って程度です。
その他演出や細かいことは、別記事で作成予定です。
<ジャグリング(ポイ)>
【始めやすさ】
始めやすい。

このように、ヒモの先に重りが付いている物を振り回すジャグリングです。
図だと黄色と黒の部分はテールと呼ばれる飾りで、回すとなびいて派手さが演出できます。
これが派手さ的にも、扱いやすさ的にも一番スタンダードなポイと捉えて下さい。
しかし、特別な物を買わなくても始める事は可能なので、始めやすいとしました。
いらない靴下の中に空き缶でも、砂でも、重りになる物を入れれば完成ですので。
ソックスポイと言います。
練習用にはそれで十分です。
【難易度】
簡単~
これも一ヶ月あれば
「この技さえできれば、何にでも対応できる!」
みたいな見栄え派手な万能技の一つを習得出来得ます。
その技名等の細かい部分は別記事にて紹介します。
【道具】
◎、ポイ
基本的にポイだけあれば、それだけで他はいりません。
昼間やるなら先程紹介したスタンダードなポイで良いと思います。
納涼祭等、夜間やるならLEDポイもオススメです。

私が持っているLEDポイは上記の物ではないので、少し見え方は違いますが、 実際に
「暗い場所で回すとどうなるのか?」

色が自動的に変わりますので、実際はもっとキレイです。
◎、指サポーター

これは必須ではありません。
しかし、ポイは指にはめて振り回すので、一生懸命練習していると指の皮がむけます。
私も画像のサポーター部分が大きく皮剥けするのを何度も経験しています。
最後に
他にも職員による踊り・ダンス等も鉄板ですが、ボランティアと被るので今回は省略しました。
バルーンアートなんて、ジャグリングと比べてそこまで難しい技術も必要とはしません。
これが出来ると日常のレクにも、今後のためにも便利ですし、ご利用者にも喜ばれます。
物が残りますからね。
更に、ボランティアを呼んだときにもプレゼントとして渡せるので、汎用性が高いです!
ジャグリングポイは日常的にやるのにはあまり向いていませんが、とても喜ばれて、アンコールを受けたり、
「いつやるの?早くまた見せてよ」
と言われるようになります。
「私不器用だし無理だな」
ではなく、まずはやってみて下さい。
実は、不器用だからこそのモノなんですよ!
ご利用者の笑顔のためにも、自分自身や仲間の大変さ軽減のためにも、何か習得してみてはいかがでしょうか?
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