認知症とはなにか?認知症になる原因と症状を誰にでも分かりやすく説明します。

2020年5月1日

 日本は

『世界一の超高齢化社会』

と言われています。


 そこで避けて通れないのが

『認知症』

です。


 そこで今回は

「認知症って言葉は知ってるけど、何なのか良く分からない」

「認知症について勉強したい」

「認知症について本などで勉強したけど、よくわからない」

「誰にでもわかりやすいように認知症を教えて!」

そんな貴方向けの内容となっています。


 今回解説していく内容は

◎、認知症とは?その定義

◎、認知症は病気ではなく、症状

◎、認知症の種類と原因

◎、認知症の症状とは

◎、認知症が原因で発生する行動とは

となっています。


 この記事を読む事で、貴方は認知症とは一体どんなモノなのかを理解する事ができ、高齢者と上手く接する事が出来るようになります。


 では早速見て行きましょう!





認知症とは?認知症の定義

 認知症について詳しく話をして行く前に、まずは認知症と言う存在の定義を見ていきましょう。


 医学的に認知症の定義とは

《生後いったん正常に発達した種々の精神機能が、脳の器質的障害により慢性性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態》


 う~ん、難しくて何言ってるのか分かり難いですね。


 これを分かりやすく言うと、認知症とは次の条件全てを満たす症状のことです。

◎、生まれつきのモノではない事

◎、脳への障害が原因である事

◎、日常生活を送るのが難しい状態にある事


 この定義上、認知症は

『病気』

ではなく

『症状』

に分類されるようです。


 私達的にはどちらでも大差ありませんが、認知症の専門職である介護職員も見ていると仮定して、もう少し詳しく病気と症状の違いについても見て行きます!




認知症は病気ではなく、症状

 認知症は症状だと言いました。

 では病気と症状の定義を見てみましょう!


病気とは』

 体や心に不調や不都合が生じた状態のこと。


症状とは』

 病気等によって生じる状態変化。

 又は正常な状態からの変化。


 認知症は脳の出血や梗塞等の病気が原因で状態が変化します。


 これが症状の

『病気等に寄る状態変化』

という部分ですね。


 病気等、原因が不明だけど、正常ではなくなった状態も症状と呼びます。


 それが

『正常な状態からの変化』

と言う部分です。


 この部分はもっともらしい表現をされていますが、要は

『その他』

と言う意味ですね。


「原因不明でも何か異常があれば症状として分類しますよ!」

という意味ですからね。


 ともかく、この分類から

『認知症は症状』

と言う事になります。




認知症の種類と原因

<認知症の種類>

《アルツハイマー型認知症》

《前頭側頭型認知症》

《レビー小体型認知症》

《脳血管性認知症》


 認知症の種類を調べるとこの4種類の紹介が多いです。

 そのため認知症は4種類だと思われガチですが、実は違います。

 認知症は、少なくとも70種類を超えています。


 その70種類の中で、日本人の大半がなりやすい認知症としてこの4種類が挙げられているだけなんですね。


 特に覚えておかなくても支障はありませんが、折角ですので教養として知っておいて下さい!

 その方が専門家としてカッコイイですよ!



<認知症になる原因>

 特殊なたんぱく質が脳に蓄積してしまうこと。

 脳血管の梗塞や出血による脳機能低下。

等々、様々です。


 先ほども言ったように、認知症の種類は70種類を超えます。

 そのため、原因も様々です。


 しかし、認知症とは?でも言いましたが、認知症は

『脳への障害が原因であること』

が条件ですので、70種類以上の認知症全てで脳への障害が原因だと言う共通点があります。


 つまり、脳に何かしらの障害が起きて発症するのが認知症です。


 その原因が特殊なたんぱく質の蓄積なのか、脳の病気なのか、その他の成分なのか等々によって違うということですね。


 では、次に具体的に認知症とはどんな症状なのかを見て行きます!




認知症の症状とは

<物忘れ>

 記憶障害と言われますが、要は物忘れです。


 認知症の特徴的な部分としては

『新しい記憶から先に失われていく』

があげられます。


 そのため、最近のことは覚えていないけれど、昔の事は覚えていると言う状態が起きます。


 これは、老化等によって起きる物忘れとは意味合いが違います。


 老化によって起きる物忘れは、純粋に記憶力が低下するので、

『昔の記憶から』

失われていきます。


 今日食べたご飯は覚えているけど、子供の頃食べていたご飯は覚えていない。

 これは普通の物忘れです。


 一方の認知症の物忘れは

『新しい記憶から』

失われていきます。


 今日食べたご飯は忘れているけど、子供の頃食べていたご飯は覚えている。

 こんな感じになります。


 もちろん、高齢者は認知症関係なく、年相応に物忘れも進行するので、どちらも覚えていないことだって当然あります。


 この辺りが老化による物忘れと、認知症による物忘れの違いを分かり難くしているんですね。



<物事を認識する能力の低下>

 日時、場所、物・人等の物事を認識する能力が低下するのも認知症の特徴です。

 見当識障害(けんとうしきしょうがい)と言いますが、用語なんてどうでも良いですね。


 そのため、認知症の人は

「今日は何日?今は何時?」

「ここはどこ?」

「これは何?貴方は誰?」

のようになります。


 そしてこれにプラスして認知症特有の

『最近の記憶から失って行く』

もあるので、


 物事に対して何とか

『昔の記憶から』

探ろうとするため、見当違いなことをやったり、言ったりするわけですね。


 実は認知症の症状は大きくこの2つです。


 このように聞くと貴方は

「いやいや、認知症の人と言ったら徘徊とか、幻覚とか、性格が変わったりだとか、もっと沢山症状があるでしょう!」

と思ったかもしれません。


 しかし、それらの行動は認知症の症状ではありません。

 では一体何なのでしょうか?


 今度はその部分について説明をして行きます!




認知症が原因で発生する行動とは

 前項で

『徘徊や幻覚などは認知症の症状ではない』

と言いました。


 では、認知症になった人に多く見られる徘徊や幻覚と言った症状は一体何なのでしょうか?


 それは、

『認知症が原因で発症する別の症状』

です。


 認知症が原因なので、その周辺にある症状と言うことで

『認知症の周辺症状』

と呼びます。


 これは認知症の症状である、

『記憶障害』

『見当識障害』

からくる不安や恐怖、混乱等から現れる症状です。


 認知症そのものではなく、

「おかしくなってしまった自分」

「自分がこの世から消えてしまう感覚」

「なんかこの場所は落ち着かない」

「どこか知らない場所に連れて来られてしまった。拉致されてしまった」

等々といった感情から徘徊などをするんですね。


 これは貴方にもあることですよね?

 例えば新しい職場に転職したとします。


 メチャクチャ緊張しませんか?

「上手くやっていけるかな?」

「人間関係大丈夫かな?」

「仕事をキチンと覚えられるかな?」

等々。


 そして、そのように緊張すればするほど、視野も狭くなり、普段ならしないようなミスを連発してしまう。


 ミスを連発して怒られてばかりいると、

「もうこの職場にいたくない」

と考えますよね?


 認知症による周辺症状も同じです。

 その場所が落ち着かないから居たくないんです。


 認知症の症状によってそこが自宅だと認識できていなければ、その場所は

『自宅』

ではなく、

『緊張する逃げ出したい場所』

なんです。


 認知症でも感情は普通に機能していますからね。

 これで何となくはイメージ出来ましたかね?


 認知症の症状と周辺症状って少し分かり難いですよね。

 しかし、介護をする者としてはとても重要な部分になるのでシッカリと分けて認識しておく必要があります。


 これを言い換えると

『徘徊などは、その原因の感情を理解すれば治せる

という意味になります。


 認知症による記憶障害などは治せません。

 しかし、徘徊などは治せるんです。


 大きな違いですよね?


 治せる余地のある認知症の周辺症状の代表的なモノをあげておきます。

  • 帰宅願望
  • 物盗られ妄想
  • 異食
  • 徘徊
  • 暴言暴力
  • 不潔行為
  • 性格が変わる
  • 幻聴幻覚

 等々。


 細かい部分は忘れても構いません。


「接し方次第で治せるんだ!」

と言うことだけでも是非知っておいて下さい。


「あれ?最近私の親、お爺さんお婆さんが少し変なんですよね」

という貴方はこちらの記事を併せてお読みください。

>>>認知症の始まり。初期症状と対応・ケアの仕方




まとめ

 できるだけ難しいことは省いて説明してきました。

 少しでも理解に役立てば幸いです。


 それでは最後に

『認知症とは何ですか?認知症になる原因と症状の説明。』

についてまとめて終わりにします。


 認知症とは次の3つの条件を全て満たす症状の事を言う

◎、生まれつきのモノではない事

◎、脳への障害が原因である事

◎、日常生活を送るのが難しい状態にある事


 認知症は病気ではなく症状である。


 症状とは

『病気が原因で起きる状態変化』

『原因不明な状態変化』

の事を言う。


 認知症の種類は全部で70種類を超えている。


 認知症になる原因は様々だけど、

『脳への障害が原因』

これは共通している。


 認知症の症状とは主に2つだけ。

『物忘れ』

『物事を認識する能力の低下』


 認知症が原因で発生する別の症状が存在している。

 その代表的なものが徘徊、幻聴、性格の変化等々である。


 認知症が原因で発生する別の症状は接し方で治す事が可能である。



 認知症について知った事で怖くなり、

「将来認知症になりたくない!」

という貴方は、今からできる認知症予防方法に関してこちらの記事をお読みください。

>>>【誰にでも出来る】将来認知症にならない為にやるべき、たった2つの予防習慣



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ふたひいに

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