「日本の介護が崩壊する!?」あずみの里訴訟

2019年11月1日

「日本の介護が崩壊する!!!」



本記事の内容について

 恐らく貴方は

「日本の介護が崩壊する!」

このように聞いて、心配になりこの記事に辿りついたと思います。


 その原因となっているのがあずみの里訴訟と呼ばれる事件です。


 本記事はそのあずみの里訴訟に関して、

◎、被告人の准看護師・あずみの里側の主張については、支援団体の公開している情報。

◎、個人的見解部分に関しては、裁判所の判決文。


 これらをインターネットで取得できる範囲で入手し、私が解釈した記事になっています。


 誰かに聞いた内容を盲信しているわけではなく、自身で読み解いた内容になっていますので、

「誰々が言っていた内容と違う!」

のようなことは当然起こり得ます。


 しかし、

「裁判で負けたくない」

等、何かしら利害関係がある専門家の意見と、

「介護現場を崩壊させたくない」

と考える私の意見。


 どちらの方がフラットな意見でしょうか?


 あとはどの内容を信じるか?信じないか?

 どう活用するか?

等は読者である貴方がご自由に判断して下さい。




あずみの里訴訟の結果で日本の介護が崩壊してしまう!?

「日本の介護が崩壊してしまう」

 このような話をご存知でしょうか?


 もしも、近い将来介護現場が崩壊したらどうなるでしょうか?

 介護職員は職を失います。

 そして、就職先を探さないといけなくなります。

 日本全国の介護現場が崩壊すると言う話ですので、再就職先として介護職は選択出来ません。


 長く介護職をやってきた貴方は、再就職先として今まで未経験の分野から探さなければなりません。


 再就職まで収入はなくなり、失業手当を貰いながら職探しをすることになります。

 失業手当で貰える額は、約今貰っている給料の半額くらいです。

 これで生活を保てそうですか?


 どうですか?

 とても大きな出来事だと思いませんか?




あずみの里訴訟、事件の概要

<出来事>

 特養でおやつにドーナツを提供したところ、ご利用者がそれを詰まらせて意識不明になり、約一ヶ月後に死亡した事件。


 その際、亡くなったご利用者の隣で全介助の別のご利用者の介助をしていた准看護師が業務上過失致死罪の犯人として訴えられた事件です。



<検察の主張>

 この事に対して検察は、准看護師の

◎、見守り不足が原因。

◎、ご利用者のおやつの形状把握をしていなかったことが悪い。

として訴えてきました。



<施設・准看護師側の主張>

 これに対して准看護師側は

◎、見守り不足と言っても目を離していたのはわずか45秒。

  そこに責任を追及してくるのは現場を無視している。


◎、食事の形状が変更されていたのを把握していなかったことは事実。

  しかし、それを知る術がなかった。

と主張し、無罪を要求しました。



あずみの里訴訟で何故介護が崩壊するの?

<検察の主張が通るとどうなる?>

 ここで、検察が言っていることを言い換えると、

「見守り中に発生した事故は犯罪」

と言うことです。


 この検察の主張が認められてしまうと

◎、おやつ介助をしながらフロア全体の見守り。

◎、排泄介助をしながらフロアの見守り。

 何処の施設でも毎日当たり前にやっていること。


 この何処の施設でも見られる当たり前な状態の時に発生した事故が犯罪となってしまうと言うことになります。


 つまり、かなり簡単に犯罪にされてしまうと言うことです。

 すると貴方はどんな介護をしますか?



<ご利用者を縛り付ける介護>

 ご利用者が転倒して怪我をした。

「はい、それ犯罪です。捕まえますね」

と言うことですから、縛り付ける等してでも事故を起こさないようにしませんか?


 それは介護と呼べるのでしょうか?

 しかし、検察が言っていることが全面的に認められてしまうと、そうしないと、貴方は犯罪者になってしまうわけです。


 自分が犯罪者になるか、ご利用者を縛るか。

こんな二択の状況が介護ですか?」

と言うことで、介護が崩壊すると言うことです。



<介護希望者を諦めさせる>

 他にも、こんな形での介護崩壊の可能性も考えられます。

 そんなに簡単に犯罪者とされてしまうのであれば、

「介護士になりたい!」

と言う希望者がいたら貴方はどのようにアドバイスしますか?


「止めておいた方が良いよ!すぐ犯罪者にされちゃうんだから」

のようにアドバイスをしませんか?


 ただでさえ、介護職員の成り手が少なくて悲鳴を上げている施設が多い中、現職の介護職員達が

「犯罪者になりたくないなら、やめておきな」

と新たな介護職員の成り手をブロックするわけです。


 介護職員の成り手がいなくなれば職員不足により介護業界が崩壊しますよね?


 この裁判結果によってこれらのことが考えられます。

 介護らしい介護は出来なくなり、更に介護をやりたいと言う人が今以上にいなくなってしまう。


「だから介護が崩壊してしまう!」

と叫ばれているのが、このあずみの里訴訟で心配視されている部分になります。




各機関の立ち位置の説明

<貴方の不安を私が晴らします>

 先程までが、准看護師を支援している団体等が

「日本の介護が崩壊してしまう!そうならないために全国の介護関係者は力を貸して下さい!」

と主張している内容を簡潔にまとめた内容になります。


 とても心配になってしまった方もいるかもしれません。


 元より、

「あずみの里訴訟と言う介護現場が崩壊する事件があるらしいよ!」

と最初から心配でここに辿りついているかもしれません。


 しかしご安心下さい。

 その恐怖心を私が今から晴らします。


 ここから先を見れば貴方は

「犯罪者にされてしまうかも!」

と恐れながら仕事をする必要はなくなります。


 それを説明する前に、知っておかなければならない知識があるのでまずはその説明だけ先にします。


<裁判に関わる人達の立ち位置>

 裁判の関係者達の立場をあまり知らない人は多いと思います。

 検察ってどんな立ち位置の人達でしょうか?

 弁護士ってどんな立ち位置の人達でしょうか?

 裁判所ってどんな立ち位置の人達でしょうか?


 裁判になると警察・刑事は介入できませんので、省略しますが、そのことも知らない人だって多いですよね?


 このように裁判に関係する人達、各機関の立ち位置や何を重視しているのか?どうしたい人達なのか?等を簡単に説明します。


 これらの事を知らないと、彼らの主張の意味合いが分かり難いと思いますので。



<検察>

 検察とは、被疑者(准看護師)の罪を問いたい人達です。

 そのため、あの手この手を使い、何が何でも有罪にしたいと考えています。



<弁護士>

 次に施設・准看護師側ですが、その裁判上の戦略として陣頭指揮を採っているのは弁護士です。


 弁護士は、被疑者(准看護師)を無罪にしたい人達です。

 そのため、あの手この手を使い、何が何でも無罪にしたいと考えています。

 裁判の勝ち負けは弁護士としてのキャリアにも大きな影響が出ますしね。



<裁判所>

 そして、まだ登場していなかった裁判所。

 裁判所は、中立な立場で最終決定をする人達です。

 そのため、検察側の主張も、弁護士側の主張も、偏っては見ません。


 事実を事実として捉え、疑問点は証拠として提出させ、利害なんて考えずに判断を行います。



<私達に重要な事は裁判所の言っている事>

そのため、ここまで説明してきた事件の内容は全て偏った利害関係の含まれている情報でした。


 だって、中立な立場で最終決定をする裁判所が言っていることではありませんからね。


 あずみの里訴訟の部外者である私達にとって重要な情報は

「裁判所が何と言っているのか?」

だけです。


 検察の主張も、准看護師側の主張も、どちらの主張も

「絶対に有罪にしたい!」

とか

「絶対に無罪にしたい!」

との検察や弁護士個人の目的があるからです。


 彼らにとって介護の現場が保持されようと、崩壊しようと関係ありません。


 彼らの仕事には何の関係もないことですからね。

 ただ、

「自分が受け持つ裁判として、扱った以上は勝ちたい。」

これが第一です。


 だから、検察の主張も、弁護士の主張も、介護現場にいる私達には意味がなく、関係ないことです。


 そのため、介護の現場にいる私達に影響があり、関係があるのは裁判所の言っている事だけです。




あずみの里訴訟で裁判所が言っている事

 裁判所はこの准看護師を有罪としました。

 しかし、検察が言っていることを全面的に認めた有罪ではありません。

 裁判所はこう言っています。


【今回のケースにおいては、見守り中に防ぐことは難しいので、見守り不足だとする部分に過失はない。】(つまり見守り不足部分に責任追及はしない)


【准看護師が申送り帳を読まずに仕事をしていたことが問題】


【申送り帳を読んでいなかったとしても、分からない事はその都度他の職員に聞く等していれば防げていた。それなのにそれすらしていなかったことが問題】


 裁判所が言っていることはこの3点です。




あずみの里訴訟で介護現場は崩壊しない!

<申送り帳を読んで仕事をしましょう>

 裁判所が言っていることは決して難しいことではありませんよね?

「キチンと申送り帳を読んでから業務に入り、分からない事等は都度他の職員に確認する等しながら業務を行いなさい。」

と言っているわけですから。


「当たり前のことをして仕事をして下さい!」

と言っているようにしか見えませんよね?


 だから、この事件で介護現場は崩壊しません。


 この事件において私が准看護師を擁護したくない理由は沢山あります。

 しかし、大部分は不誠実な部分への指摘で感情論になるので控えておきます。


<あずみの里、准看護師に対する個人的感想>

 一切言うつもりはありませんでしたが、コメントで聞かれた部分についてだけ

【あずみの里、准看護師を擁護したくない理由】

を述べます。


 コメントでも少し言っていますが、個人的な感想としてこの事件、

「あずみの里の准看護師やその弁護士側はあまりにも自分達の保身のために介護現場を振り回し過ぎだ!」

と感じます。


 だって、裁判所はあずみの里訴訟では

「介護は申送り帳をキチンと読んでから仕事をして下さいね」

と言っているだけです。


 つまり介護現場は崩壊しないと言いましたよね?

 それなのに、准看護師を擁護する人達は

「介護現場が崩壊する!」

とまだ今でも言っています。


「裁判所は一定の理解は示したものの、それでもまだこれでは崩壊してしまう!」

と言い続けています。


 恐らく私のこの記事に来た貴方は、

「介護現場が崩壊するかもしれない」

と聞いて辿りついていますよね?


 その

「介護現場が崩壊する」

と言う情報は准看護師を擁護している団体が発信している情報です。


 裁判の結果崩壊しないことが確実になったのに、まだ

「介護現場が崩壊する!支援してくれ」

と言っている。


 つまり、今の貴方の不安を煽っているのは支援団体だと思いませんか?

 だから、感情的に私は准看護師側を応援したくないんですね。


 もしも、貴方も私が言っている事に納得していただけるなら、是非記事でも、内容だけでも構いませんので、拡散して下さい。


 貴方と同じように今でも

「介護現場が崩壊するかも」

と不安になっている介護職員は全国に沢山いるんですから。


 インターネットから入手できる範囲での個人的な見解ですが、裁判所は決して介護が崩壊するような事は言っていないのですからね。



 最後に。

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